Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

再建完成から2年の今の感じ

2015年04月23日 22時52分01秒 | 乳房再建

 

乳房の再建、最初のオペは4年前の春。

それから、修整オペ2回と乳頭・乳輪オペを終え、全て完了してから2年。

修整で、傷はほとんどのところ(約7~8割)

を縫いなおした。

胸の中心は重さで横に引っ張られるから傷あとが曳かれ広くなりやすいのでしっかり縫いないした。

お腹もその論理で同じ。左のドナーの血管採取部分が特にそうだった。背筋を伸ばすとお腹が引っ張られて傷が広がってのこってしまうのだ。

だけど、修整で丁寧に縫い直して、気が付けば2年。

すっかり綺麗。

この前、めいりんさんに見てもらいながら、改めて自分でも客観的に観察したら、本当に傷あとがもう

透明の一つの線になってる。幅1ミリもないくらい。

引っ張りを軽減させるため、わざとちょっとジグザグにぬったのが当初はちょっと目立ってもいたんだけど、2年たって今正解。ほんとに、赤みも消えてきれいだ。

傷とか、皮膚感ってのは時間がかかるけど、ちゃんとした形成で縫ったものなら、経過の段階での赤みだけだったら消えていく。その時間は2年でもう充分完璧だった。一応私の場合ね。

肌質や体型、などなど個人差はあれど、結果がでるまでは、オペってのは時間がかかるものだよね。

と、本当におもう。

夢のような一晩で変身ってのは、なかなかない。

一晩で大きな変身はできるけどね。

細かなことは、2年がかりかな~

いや、2年は言い過ぎかな。

私も、とっくに、この状態にはなっていて、より自然にもとからそこにあったようになってきたとうのが、

最近、って感じだな。

形成の縫い方は、オペ後10日とか、1か月を見て縫ってるんじゃないんだということは、

岡山で知った。

半年、1年後にどれだけ自然になっていくかも計算して縫ってるという。

盛り上がるような感じで縫っていたものね。

その盛り上がりが、ひっぱられてすぐにつぶれてぺたんとなってたりする場所があると、

悲しげというか、なんとも言えない顔してたドクターの表情が懐かしい。

2度の修正オペで丁寧に仕上げてくれて、本当に感謝。

 

そんな、完成から2年目の春でした

 


自家組織にして良かったと思う事

2015年04月03日 01時39分37秒 | 乳房再建

 

再建ブログだからね、たまには乳房再建のことも書かないと。

ってか、最初の再建オペから早4年。

あの頃から、4年たった今まで、後悔は一度もない。

そのことをちょっと書いてみたい。

そもそも、私は、全摘なのにリンパ転移が多く、放射線もした。

だから、皮膚の硬縮がおこり、インプラントではエキスパンダーで伸ばすのが上手くいかないことの方がおおく、

受けてくれる病院もほぼなかった。

選択肢は自家組織だけ。

その自家組織でする場合でも、皮膚のドナーまでは使わず、なるべく自分の胸の皮膚をのばすエキスパンダーはやはり使えず、皮膚と脂肪両方を移植する方法しかなかった。

ここで、腹直筋はつかいたくなかった。あくまで脂肪にこだわったのが、私が欲しい胸であったから。

腹直筋や広背筋など筋肉を使う事に抵抗があったというより、特に腹直筋だと腰痛とかになやまされることも考えられたから、そこまでしての、胸はほしくなかったのだ。QOLの天秤ね。

結果、脂肪&皮膚がドナーとなった。

綺麗という判断は人それぞれだと思うけど、

私の方法「脂肪&皮膚」は一番見た目的には綺麗ではないと思う。

なぜなら、胸本来の皮膚ではないから、そこだけパッチワークのように別の皮膚感になるし、傷も胸をかこむように大きい。

人間一枚の皮膚でできてるといえ、色素沈着やキメなど、けっこうちがうものだ。

私は胸の皮膚のほうがきめこまやかだった。お腹の方がなんか粗い。ってか絨毯の織目のように、ちょっと流れがちがうのだ。だからパッチワーク。

でもね。

それでも後悔ないのは、体が楽になったのだよ!

麻酔から目覚めて感じたことは、痛みでもなく、胸が守られてる。そんな安堵とそのことによる身体の落ち着き。

縫った傷のいたみなんて、へ?ってくらい。

乳がんオペのときは、傷もいたかった。傷以上に、胸全体無防備にむき出しになってるような恐怖と、実際「無くなった」ことでの身体的負担もあっらのだろうとおもう。

全摘の胸は、たんにスカッとまっすぐに切り落とされたようになってるわけではなく、

でこぼこして硬く、肋骨や心臓が座布団なしに硬い板のうえに座らされ、そして板の間で寝かされているようなゴツゴツした硬い痛み。

ところが、そこに脂肪が入っただけで、ああ~~、ふかふかソファーにようやく座れた、ああ、板の間生活から柔らかベットだ~ってな感じ。

包まれてる。

たった片方の胸なのに、体全体が優しく包まれてる。そんな感覚がした。

それが、まったく痛みを感じない正体だったのだと思う。

そして・・・・・・・・・・・

自家組織で再建するということは、ドナーに栄養を与えるために血管をつないで血流を確保する。

乳がんオペでは、先ずは癌を取りきることがメインだから、そのへんの血管やらリンパなんか、ごてごてとつぶれたまま縫いとめられてることがほとんどらしい。(名医といえども、それは仕方ないみたい)

それを、自家組織にすることで、血管確保の必要から、一度綺麗に整備される。

ぐちゃぐちゃの絡まった紐を解いていくようなイメージかな。

だから、その胸のあたりの血流全体が改善されて、体も楽になるという事も、「あ~楽」と感じたひとつかもしれない。

なにより、リンパ浮腫にとってもいいことだ。

これを心配する人もいるようだけど・・・・・私も実際しんぱいしてた。なんせ、腕に注射も血圧も蚊のアホも禁忌なんだからね。そこえ近くでオペときたら心配。でも、これは事前にいろんな先生の講演会で質問もして、はっきり大丈夫とお墨付きもらった。安心。

それどころか、前述のように、良い効果も期待できるとのこと。

ま、そんなこんなで、私はお腹におおきな傷もつくったけど、2度の修正をしながら今では綺麗になっている。

自家組織にしてよかった。

乳輪も成功。

乳頭だけは失敗。それでも、主治医に感謝。私は乳頭無いくらいの方がいいのさ~

それに、着ける乳頭もいまは2万くらいからあるし、温泉とか気になるならそれもできる。

ま、きにならんけど。私乳頭ちいさいんだわ。1メートルもはなれて見られたら乳輪の色があるだけでもう充分かな。

とにかく、胸は二つで一つ。バランスも体の守られてる感も、私には乳房再建は素敵な日々だった。

そして、大切な選択だった。

ま、精神的なことはまた別として、身体面でちょっとまとめてみたよん。

 

 

追記

ちなみに、私のお友達は、両方乳がんで、両方一緒にインプラントの再建をしました。皮下乳腺全摘で、小ぶりの胸でいいとのことで、エキスパンダーもせず、終わりました。インプラントでも守られてる感があるといってたな~

ま、いずれにしても、ここで書いてることは、個人の感想ですので、個人差はあります。


こちらもお薦め頂きました!

2015年04月02日 20時05分36秒 | 乳房再建
マンガと図解でよくわかる! 乳房再建のすべて (健康ライブラリー)

クリエーター情報なし

講談社

こちらも、佐武先生監修の本。漫画での解説が多いようで、解りやすいとのこと。

コメント欄で実際に読んだホシ蜜ちゃんから紹介がありました。

確かに、穿通枝皮弁(センツウシヒベン)とか、ドナーとか難しい医学用語の意味とか

漫画や図のほうが分かりやすいかもしれません。

具体的なオペのイメージは絵が一番だものね。

ってことで、ここでも紹介します。


私と乳房再建

2015年04月01日 00時42分56秒 | 乳房再建
乳がんを美しく治す
佐武 利彦

扶桑社

あ~、もう4月になってしまった。

私と乳房再建の深い月3月の間に書いておきたかったけど、ま、仕方なし。

私が再建を決めるまでというカテゴリーでも、当時の気持ちなどは書いているとおもうけど、4年前2011年に再建してからの日々は、本当にあっという間で、後悔という言葉は一度もよぎらなかった。入院中の2週間は震災を目の当たりにしながらも、それでも幸せという言葉が身体から溢れるという事にはさからえないくらい充実で夢のような時間だった。

私は出産経験はないけど、きっと出産の入院とはこんな感じなのではないか?とおもってしまう。

まさに、授かった乳房であり、新たな私の身体だった。

自分の身体に新たにメスをいれたわけだけど、自家組織しか私には当時選択肢はなかった。

でも、インプラントが可能だったとしてもきっと、自家組織を選択したと思う。(そのことはまた別記事でアップします。)

そうした再建までの気持ちや知識を支えてくれたのがこの佐武先生の本。

乳がんの病気そのものから、身体的、精神的、あらゆる喪失感をわかってくれてる先生だとおもって、その一文、一文に泣けてきた。

そして、やはり再建という道をまっすぐにこれた。

どんどん医療が進化しても、いまだに色あせることのない本だとおもうので、紹介しておきます。

色あせないのは、この先生が乳がん患者の気持ちを、「患者である人間」を知ってる先生だからだとおもう。


ブラバ再建

2015年02月18日 19時25分18秒 | 乳房再建

 

このブログももはや乳房再建からかなり遠くなってる感はあるけど・・・・・

今日は美容院に行った。冬のあいだ帽子で過ごして放置していた髪、着物も無事着たしカットとカラーで春らしく整えた。

で、薄毛とはいえかかる時間は普通とそんなに変わらず長時間。なので、雑誌をいろいろ物色。

ハーズというアラフィフ世代の雑誌があった。

その2月号で佐武先生のブラバ再建が紹介されていた。

もう3月号がでてるから興味あるかたバックナンバーで取り寄せもできると思う。

このコーナーね。

相変わらず優しそう。

綺麗にできてる!!

あのね、初めて今日実感したんだけど、美容院て眼鏡かけられないのよ。で、こういうふうにあら!しっかり読みたいって記事のとき困った。でも、なんとかお目目ちかちかしながらも、読んでみた。

この一番右の写真のようにブラバはカップがかなめみたい。

脂肪注入の前後4週間を一日10時間これをつけなければならないようだ。

自分で装着するんだって。

10時間だから、外出するときは無理.

なので、結局は夜から夜間の寝てる間がメインのよう。

最初は睡眠ぶそくとか、寝苦しいとかあるようだけど、慣れもあるのかな。

ま、とにかく形成の分野は進んでるなあと実感。

目。老眼。

この分野もちなみにすんごく進んでるみたい。でも、それは見れなかった~~老眼だからさ~

乳房再建が済んだいまとなっては、そっちも直したいよ!

 


ウケた言葉

2014年08月27日 23時53分03秒 | 乳房再建

 

この前のオフ会で自分でいって、ごろ合わせじゃないけどウケた言葉。

ドレーンの穴はあなどれない。

これな、乳がんでも再建手術でも、術後の鈍痛みたいなのって、ドレーンの穴が意外と痛さの元、っていいたかったの。

傷より、ドレーンの穴のほうが痛かった。

乳がんオペも再建も。

再建の時はドレーンたしか4個くらいあって、そのうち、脇のあたりのは、ようやく、ほんと3年過ぎた今頃くらいから、ようやく痛みをいつのまにか意識しなくなった。

ひつこいのがドレーンの穴なのだ!あなどれないわ!

 

頭痛、歯痛、傷、打撲、神経痛などなど、痛みの種類っていろいろあるけどドレーンのあとのは、なんだろう、これらとも別物のドレーン痛だな。ロキソニンは絶対きかない長い付き合い。

とおもう、今日であった。


乳房再建も進んでる

2014年08月16日 01時12分21秒 | 乳房再建

 

 再建の事でご質問いただきました。

けっこう、ダイレクトメール頂くことありますが、基本的には、その方がブログしていて自己紹介かわりにそのブログをお知らせしてくださるとか、ここや共通のどこかでコメントで何度かやり取りがあるとか、どなたかのご紹介とかでない限り、あまり返信はしないのです。メッセージとしてありがたく読ませて頂いてます。

ダイレクトメールは、オフ会が決まったときの連絡先とかようで作っているのが基本なので公開できない個人情報のアドレスとかのやりとりで使うことがおおいので、全てのご質問に答えることはないと思ってくださいませ。私に、それほど知識があるわけではないので・・・

で、今回の方は、ああ!こういうのも最近はあるのだな~と思ったので、ここで記事にします。

質問内容としては、大阪なのに、再建を決めるとき阪大は視野になかったのかということが一つ。

これはね、

私、再建もそうだけど、リンパ浮腫のLVAもしたかったので、同じ形成のほうがいいとおもっていたのと、

再建と同時にリンパ節移植ということも、当時として検討している先生がいたので、そのこともふまえ、リンパ浮腫を優先して再建先の病院をきめました。だから、阪大は入ってませんでした。

それと、私の場合、放射線をあてているので、どうしても皮膚の硬縮とかで、失敗のリスクありということで、受け入れてくれる病院も限られていました。なので、形成外科に力の入れてる病院が自然と上がってきたのです。

で、

その方の検討されてることで、最近はこんなのもあるのだ!と初めて知ったことがありました。

その放射線をあててることとも関係してくるのですが、

温存の方はたいてい放射線もセットですよね。このブラバという方法はそういう放射線で崩れた温存の再建にも向いてるみたいです。

↓  ↓  ↓

BRAVA手術

まだ、実施してる病院は少ない感じですけど、近いうちにまたどんどん当たり前になるかもですね。

へ~~と思いました。

施術例もでてるし、再建自体もわかりやすく書かれているので、リンクしておきますね。

大きな胸でなければ、これもいいな~

うん


両胸再建

2014年07月19日 11時30分56秒 | 乳房再建

 

少し前から、ご質問というか、メールをいただいていて、なかなか答えられなかったんですが、今日はナイスタイミング♪

おそくなりました

 

両胸再建は、いがいとしてる人おおいです。

私の友達にもいます。

それに、胸は両方で一つという考えからか、最近の乳房再建では、健側が大きいため、罹患してる方の乳房を温存してしまうと、そのギャップが大きくなって、かえって再建するのが大変なようなばあい、

健側も合わせて小さくして、両胸小ぶりでそろえるという発想の同時再建もあるようです。

ご相談の方は、片方には私と同じように放射線をかけているとのこと。

これは、その人の肌質にもよるのですが、1年は肌細胞が正常になるまでまったほうがいいですね。

それと、もし待ったとしても、イザ再建となったとき、インプラントだと、なかなか受けてくれる病院も私の当時は少なかった(無いにひとしい)でも、今はゆっくり伸ばしていこうという病院もあるみたいです。

なにより、一番の長所!

これは、無理のない小さな胸でそろえられる。そろう事は大切。胸は全摘したあとは、意外とまっすぐではなく、えぐれてぼこぼこしてたり、なにより固い。

それが、すこしでもなだらかなふくらみができるだけで、全然感覚が違ってくるとおもいます。

もともと大きな胸だとしたら、違った人生・ファションをたのしめちゃいますよん。

インプラントの他に、

広背筋の再建も視野にいれてもいいんじゃないですかね。

これも、大きさを求めなければ自然で無理なくできます。自家組織だけど、お腹は無理といわれたようですし、より楽なんじゃないかと、何となく思っています。

友達、やはりおりますが、きれいで、背中の傷もほとんど解りませ(2年くらいでそんな感じでした)

両胸というのは、一見痛々しい感じもしますが、意外と、再建では制約されないので新たな胸がつくれるという長所を生かして考えるのがいちばんいいとおもいます。

 

心配なのは、リンパ浮腫。

どちらも廓清してるとのことですので、気にしすぎても何もできませんが、常に意識して、大切にしてくだし。

広背筋の再建と、リンパ浮腫のオペを同時にできる病院もあるかもしれないですね。

 

形成はプラスの医療です。

楽しみながら、病院探しする時間はホントに5月の風のような時間でした。

この暑い7月に何ほざくってかんじですが、形成にはいつも明るい風がふいてます。

治療を続けた心にすーと心地いい新たな風を感じてくださいね。


乳房再建3周年

2014年03月08日 19時56分05秒 | 乳房再建

この頃は再建のこと殆ど書いて無いけど、書かないのは書く

ほどの事もなく順調ってこと。

3年前とはいえ、その時の傷は、その後の修正オペでほとんど縫い直してるから、

厳密には、3年たった現在がどういう傷の感じかということは解らない。

でも、移植した皮膚もお腹だったことは忘れてる感じだし、乳輪も足の付け根の皮膚?とはおもえないくらい自然になっている。色艶いいざんす

腋のリンパカクセイのくぼみをなだらかに埋めていきたかったんだけど、こればかりはやはり、若干いまでも気にはなるかな。でも、元通りは無理だし、腋にかんしては、よっぽど目立つ服のとき少しブラで補正するかな~って感じ。

とにかく、早い早い、3年だった。

↓の記事でもかいたけど、人としてより前向きに日々過ごせる力になってくれたことは確か。

なんだか、とても3年前の入院生活がなつかしい。今日あたりはまだベットでうなって血流の音聞いていたな。めざめて、まだ24時間たってないころだね。

夕食だけはちゃんと食べてたような・・・・・・

 

ということで、3年もたつと、もはや自分の身体として普通に忘れて過ごせています。夜露の露天風呂ではまったく違和感ない姿と感心してる。この前の真珠風呂では、これ再建なんだよ~~と話しかけてきた同世代の人に教えてあげたい衝動になったくらい、気づいてくれないとよ!

 


術側肋骨あたり

2013年09月03日 21時01分30秒 | 乳房再建

 

雨が降ると術側肋骨あたりがしくしく痛い。

なんか、昔のおばあちゃんの知恵的!?表現だけど、でも雨が降ると古傷が痛い。

肋骨あたりは一番神経あつまっていて、そう感じる人が多いと聞いたな~

聞いてなかったら何だか心配の痛さだ~。

ゆっくりお風呂にはいろ~

 

 


世代交代を思わせる感じ♪

2013年08月02日 06時29分23秒 | 乳房再建

 

 

昨日は形成再建外来に行ってきた。

この桃太郎の地になんど行ったことか。

春の桜の中での修整オペで2年にわたってつくってきた再建は終了した。

昨日は、その最後の経過観察とリンパ浮腫後の経過観察で、つまりはこの2年総括みたいなものね

ゆっくり先生にもお礼をしようとおもったけど、まぁ~~

かつてない混みよう。

普段は、形成はじっくりデザイン決めたり話し合ったりと、長めの完全予約でしている。

だから、私が外来で待たさるのは、お会計くらいかな。

ところが、昨日は、8人待ち。

待合室も熱気があったわ・・・・・なぜだかね。

そんで、一応これで「次回の予約」というのがない、いったん区切りの卒業とあいなりました~

先生は、この大勢の再建希望患者さんたちに、お昼も食べずチョコで頑張ってましたよ~そういう姿勢が素晴らしい

で、私に手を抜くこともないしね。(笑)

しかしこの再建希望者の数。

そりゃー、保険適用になったし、ほんとに時代が一つ動いた光景だと感じたわ。

ケモ中の人も話だけは聞いて、オペと同時にする希望もおおいみたいね。

ハルステッドの時代から温存、そして主流は全摘・再建になるのかもしれないね。

温存には放射線がまずセットになるから、ならば、全摘で再建できれいな皮膚のまま再建もいいものね。

私の場合はひどかったから、たまたま全摘で放射線。そんな条件の中、ほんとに満足の行く、そして楽しい再建の日々をおくれてよかった。

昨日はきびだんごと、駅のデパートで焼き立て「焼きりんごとクリームチーズのふわふわぱん」を食べた。

最後はばっちり旨かった~

で、かえりは「さくら」で爆睡。

もう完全夏ばてね。

そうおもうと、いくら室内とはいえ、おおくの患者さんのためにお昼もとれないドクターたちには頭が下がる。

次の予約はないけど、きっと、また何かで電話してみてもらうこともあるかもだから・・・・・

ほんとはそんなのない方がいいけど、でもドレナージくらい予約いれるかも~

とにかく、素敵な胸を、経験を、人生の新たな楽しみをありがとう!こんな服かってあげたいくらい、可愛くしっかりした主治医でした。

たべてなぁ~~~

 

ps

あこがれの麻酔科の先生はいずこへ・・・・・

彼とは、一期一会ね、目覚めると消える夢の麻酔科ドクターありがと~~

 


自家組織のドナーの皮膚の今

2013年06月18日 09時27分30秒 | 乳房再建

 

人口乳房の記事が続いたから、自分が体験したいわば得意分野のことを書こう。

 

おととし、2年と3カ月前乳房再建手術の台にのった。

それから2回修整をして完成に至ってる最中(傷はまだまだ日ごと月ごとによくなあるから)

そんな中、ちょっと最近おお!あれま!と思ういいことがあった。

当初、ドナーのお腹の皮膚はたとえ胸に移ったとしても、機能は皮膚として瑞々しく温かく脂肪胸を包んでくれるけど、その表面の感覚はもどらないですよ。麻痺したままですといわれていた。

だから、ま、たとえば目をつむって見ないでいたら、先生がちょっとふれてみたとしてもなんとも反応なし。蚊がとまったとも思いやしないのだ!

そりゃ~~つよく触れればまわりの正常な皮膚に反動が響いて、ああ触れてんだな~って分かるけどね。

でも、そのドナーの皮膚(元お腹)自体はこすっても何しても感覚無かった。やってないけど、多分針さしてもいたくないのでは

が、しかし、

ずっとそんなもんだろうと思っていたんだけど、この頃ふと気づけば感覚ありあり~~

かゆいとおもって掻けば、気持ちいいじゃ!そこ、そこやん!って思うし、ほんとに感覚が錯覚でなく戻ってきてる。

それも血管をつないだ内側のほうが強く戻ってきてる。

外側はすこしだけまだ鈍い。

でも、感覚というのは、「無いという感覚」を感じてしまうので、意外と気持ち悪い。慣れもするけど、ま、けっこう痛みとかとは別のもで不快でもある。

私は胸はそうでもないけど、顔を神経ブロックでわざと感覚をなくしているので、これは痛みと引き換えにしてもそうとうつらかった、なれれば辛いというり、みっともない!なんだけどね(笑)食べ物こぼすから~(^O^)/

ま、顔は置いとくとして、

この胸のドナーの皮膚が普通に感覚戻ってきてるのは、本当に自然になったと実感する。

一生戻らないと思いますよ~って先生言ってたけど、控えめすぎやん

私はオペの夜どくどくと自分の血が吻合のところから穏やかに、規則的にながれるドップラーの音を聴きながらこのドナーの皮膚、生きてるって思った。

やっぱ、人体は不思議。

お腹の皮膚は今胸の皮膚として、かゆいとか痛いとか私に話かける

あのとき、おかえり~って言ってあげたから、良かったのかね

次の診察で先生に言ってみよ~


人工乳房の種類その②

2013年06月14日 01時38分15秒 | 乳房再建

 

色々と考えるとどうもはがゆい朗報だな~

これこそ、抗がん剤の混合治療で懸念してるといってた格差になるのでは?と思ってきたりもしたが・・・・・

ものは考えようで、

人工物はとりかえもできるのだ!!

乳がん全摘後の喪失感や心の葛藤は経験したものでなければわからないだろう。私自身、経験して初めて知ったもの。

想定外の落ち込みだった。

そのことを思えば、先ずは保険適用で同時再建なり、二期再建にしても、心の問題を埋めて、それからゆっくり、自分の求めている胸(人工物でも自家組織でも)にすることもできる。変えることはできるのだ。もちろん、そのままでいることも本人にとって充分ならそれでいい。

変更するなら身体には何度かメスをいれることにはなるけど、そうして納得すること、考えること、選択することができる。

そういう意味では、やはり、保険適用というひとつの新たな道ができたことは純粋な朗報なのかな。

歯がなくってこまった~~とりあえずちゃんと噛んで食べなきゃ!ってのと似てるかも~

また歯のたとえで恐縮だけど。

でも、私はとりあえずの歯で入れて、未だに、ま、それでいいか~と気に入ってるから白い高価な歯に変えないままの歯がある。

女性の身体や心は歯ではないから、そんな単純なあつかいにさらされるような決定に馴染まないかもだけど、でも、先ずは踏み出せた。

踏み出せた過程にどれほどの議論があったか、どんな事情があったかはおいといて、

朗報なのだ

 

ということで、寝よう。この熱帯夜と勝負


人工乳房の種類

2013年06月14日 00時15分52秒 | 乳房再建

 

またまた追記状態の記事アップだけど、今、↓の記事にコメントしていて思った。

コメントまで見ない人もいるかもだし、ちょっと書いておこうと思うことがある。

遅ればせながら知ったんだけど、(自分が済んでいるといい加減ね~)保険適用できる人工乳房は、メーカー会社も種類も決まってるみたい。

確かに保険適用決定までには、安全性とか、費用面とかもろもろ色んなふか~~いあれやこれやあるんでしょうけどね。

自費ならばいろいろなメーカーから色んな側面から考えて自分に合ったものを選べる。

胸といっても、大きさ、年齢によるハリとか十人十色。もちろん金額も含めてね。検討することでしょう。

私は自家組織だから、そのへんあまり詳しくないけど、皆さん、世界中の会社の資料集めたりして、その素材の良し悪しを検討して決めているのでしょう。もちろん、素人だから、その病院の勧めるものにあっさり決める人も少なくないでしょうが、病院もいくつかの選択肢はそろえているのではないかなぁ~。

最新のものがいい、高いものがいいとはかぎらないけど。

自分で選択できて納得できるということが大事なんだと思うんだな~。

これを入れるんなら保険きくよ!といわれるのはちょっと・・・・・・・・・・・言葉にならないけど・・・・・・・抵抗というか、痞えを感じるな。

なんというか、
ちょっと歯に似てるというか、保険が効くものと、そうでない贅沢品に入る白い歯みたいな感覚に似てる気もするけど・・・・


そこは、また患者側も「自家組織」か「保険適応の人工乳房」か、はたまた「自費の人工乳房」か、

いやいや、温存でいい!となるか、いろいろ納得いく選択をするしかないのかな~

朗報ではあるけど、選択肢がまた別の意味でも増えた気がする。

暑さのせいにするわけじゃないけど、人工乳房についてはホント、詳しくないので、決して、保険適用になった会社のものを非難したり評価したり、何かの思いを持っているわけではありません。念のため。

 



 


人工乳房再建保険適用の記事の訂正

2013年06月13日 20時29分47秒 | 乳房再建

げげげ!

きゃはは~~

笑うしかない。

下の記事、今日の夕刊からではなく、昨日の夕刊を私はみてたのだ。

すんごい早い情報アップと思ったら、すんごい遅いアップだ~

なぜそんな間違いをしたかというと・・・・・

うちにはエアコンが無い

もうこの季節飛ばしの猛暑で家にいるのが嫌で外にでた。

で、夕方入ったカフェでいろいろ読んだ夕刊から、あっ!これはいいことだ!ってことで、長居のために携帯とりだし打ちこんだのだ。

まさか、昨日の夕刊だったとは・・・・・

家に帰って知ったとさ。

 

エアコンは明日くる。

それまで、今夜はアイスノンと白クマくんという首にまくアイスノンの細い奴みたいなのでしのぐ。