GWの間に行けなかった、周防監督の映画「ダンシング・チャップリン」を観てきた。
もう、とりはだ!
周防監督は、「それでも僕はやってない」を観た時に、なんて緻密な台本を書き、でフィクションなのに、現実に限りなく近く寄り添う事をこの作品のテーマにしてるかのような(それが必須と考えているような)見事さで、圧巻でした。
終了後、すぐに席を立つ人がいなかったことからしても、皆もそんな内容に、何かを感じていたのでしょうね。
で、
今回のテーマは、これまた私の大好きなバレエ。
とても美しかった。
そして、この映画も直ぐに席を立つ人がいなかった。
監督は、「バレエ舞台の映像化」ではなく、バレエの「映画化」ということにこだわったそうだが、まさにそのとおりの感じは素人の私にも解った。
ある意味、極上の生のバレエ舞台を観てるのと同等の、それでいて別ものの、だけどバレエをちゃんと観た感じ。もちろんセリフなどないバレエ舞台と同じ条件なんだけど、バレエ映画なんだな~~。こんなの作れるこの監督の、バレエに対する思いと、奥さんへの尊敬と愛と、そして才能と性格に感心したなぁ~~。
草刈民代さんの2009年引退の公演、実は私はチケットをとっていたのだけど、乳がん騒動真っ只中でそれどころではなく、行けなかった。
でも、今日、そのリベンジが最高の形でできたと思ったほど、素敵な映画だった。
パンフから引用すれば、
彼女の最後の踊りを夫として映画監督としてフィルムに焼き付けたいという思いがあった。とあるが、まさにそのとおりで、
最高の集大成を作り上げ残したのではないかと思う。DVDが出たら、即買いね。
PS
周防監督のそっくりさんは嫌だけど、周防監督本人はセクシーだと思うわ
あっ、昨日の平井さんは基本、タイプじゃないけど、あの歌だけはとりはだね。