ついこの間まで、大阪の大学に交換留学生できていた女子が香港に帰っていった。

これは辛いな。
大阪にいた一年間はうちのお茶会に参加したり、いったいいつ寝てるの!?かと思うくらい、毎週末は日本の至るところに飛び青春という言葉がピッタリな輝く笑顔やお茶目な投稿をインスタグラムにあげていた。
帰国前に挨拶にきてくれたときは、一年で成長したちょっと大人びた彼女。また、今度は香港で遊ぼと約束した。それまではインスタグラムで会いましょうと。
そして、
帰国した、、、
その知らせの投稿は、悲しみの投稿。
暴動、デモ、リアルタイムに現場の様子を配信してくる。

これは辛いな。
三年まえ、うちの施設に初めて泊まりにきてくれたのは香港の男子。この投稿をした留学生もその当時のゲスト。
2年前の大阪マラソンに参加した香港のゲストは、私たちの国は不幸だ、governmentが揺れている。と誰とは無しに輪の中で呟いていた。
そんな言葉が耳に残ったまま、香港からのゲストさんはすっかり見れなくなった。
留学生の彼女は、それでも、中国や英国はじめ様々な国の若者と笑い、語っていたのに、
今、国内は渦のなか。
長い歴史は、まだまだいたるところで、火種をのこして浮遊している。
悲しみの投稿。彼女の笑顔がどんな風に回復されるのか、祈りながら、みつづけなければ。