まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

ハカ?

2010年05月29日 | Weblog

日本語と英語で良く似た発音の単語がありますが、明治の初期の笑い話にこんなものがあります。
外国人が、お店にいた時よく犬が入ってくるので、みんな「Come! Come here!」と呼んでいました。
だから日本人は、犬のことを英語で「カメ」だと思っていたのです。
 クララのお兄さんで後の赤坂病院のホイットニー医師は、日本に来たばかりの頃、お母さんの好きなペパーミント・キャンデーを買いに行きました。
ミントは、日本語で「ハッカ」だと聞いていたので、「ハカ1ポンドください。」と言ったのです。
どこのお菓子屋に行ってもないと言われ笑われてしまいましたが、「墓石1ポンドください。」と勘違いされたのです。
現代の話では、都心の外人の多い地域の花屋さんに、外人が来てよく「ボケをください。」と言うそうです。
ボケと言う梅に似た花がありますが、春に咲く花なので初めの頃「今はありません。」と答えていました。
なんと、それはボケの花ではなく「ブーケ」つまり花束のことだったのです。

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ハンサム?

2010年05月29日 | Weblog

クララは、日本人が肺や気管支の病気にかかり若死にするのは、着物のせいだと言っています。
まず脇が開いていることと、冬でも胸の所が開いているし、裾は素足が見えるくらい開くので風邪をひきやすいと指摘しています。
外国人は、肌を見せるのが嫌いなので、上流階級の人がハイネックのシャツを着物の下に着るようになったことを喜んでいます。
 そういえば、明治のころの写真は、着物の下に良くシャツを着て写っているし、蝶ネクタイをしている写真もありまね。
 クララは、着物は優雅だと言っていますが、中でもサムライの錦織の袴が好きだったようです。
ところで、ある外国人男性は、海村に少しだけいた経験から「日本人は女性は可愛いがハンサムは一人もいなかった。」と何かに書いていました。
 クララがお付き合いしていた人々は、東京の上流階級の方々でしたが、クララは車夫や町にいる人々をもハンサムだとよく書いています。
年頃の娘と、おじさんの目の違いもあるのでしょう。

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