拙著「日本キリスト教史 上下」を教会の牧師の方から薦められて読んでくださった方から、雲の間にある虹出版に励ましのお電話がありました。
「まんがでもあなどりがたい。」と言ってくださったことが、本当に感謝でした。
まんがで神様のことを描きたいと10歳くらいの時にビジョンが与えられ、24歳の時に洗礼を受けてまんが伝道の道をスタートしましたが、権威ある方から「まんがで、イエス・キリストが描けるか!」と言ってものすごくののしられたことを思い出しました。
まんがと言うと、面白おかしいものと言う概念がいまでもあるのかもしれません。
私は、少女マンガが大好きでしたが、高校の時、劇画と出会い神様のお話を描くにはリアルな劇画の表現でないとだめだと感じ、劇画家のアシスタントになったのです。
今は、まんがと劇画の境が分からなくなっていますが、本来は、まんが家ではなく劇画家なんですね。
でも、だんだん自分の作品も、劇画と言うよりまんがに近くなってきています。
劇画のリアルタッチは、描くのも読むのも疲れる気がして、いつのまにかソフトな絵になってきました。
だから、昔は、まんがと言われると抵抗感がありましたが、今は説明が面倒なこともあり、まんがで通しています。