詩編19:1~4
天は神の栄光を語り告げ、大空は御手(みて)のわざを告げ知らせる。
昼は昼へ、話をつたえ、夜は夜へ、知識を示す。
話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。
しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。
この聖書のみことばは、本当に美しいと思います。
このみことばの文語体をご紹介します。
ろもろの天は神のえいくわうをあらわし穹蒼(おほそら)はその手(みて)のわざをしめす
この日ことばをかの日につたへ このよ知識をかの夜(よ)のおくる
語らずいはずその聲(こゑ)きこえざるに そのひゞきは全地にあまねくそのことばは地のはてにまでおよぶ
神はかしこに帷幄(あげばり)を日のためにまうけたまへり
明治時代まで、日本語は統一されておらず、また文章と会話が違っていました。
明治時代は、薩摩と長州が政治の上層部を握っていたので、その方言と江戸弁、京都弁なども混じって大混乱があったそうです。
面白いのは、大山巌が、アメリカに留学していた山川捨松と再婚した話です。
捨松には、鹿児島弁が分からないので、二人とも英語で会話していたそうです。
会話の言葉に近い文章で貢献したのが夏目漱石の「吾輩は猫である」だということをTVで言っていました。
時代とともに、日本語も変化しているのですね。