まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

燃え尽きない芝

2012年01月28日 | 聖書

ジョージ・ミュラーのまんがの中に、モー背の燃え尽きない芝の個所を描かなければなりません。
今までも何回かイラストで描いたことがありますが、はたと考えました。
この芝は、どんな木なのかと言うことです。
芝と検索すると、芝生の芝しか出てきません。
芝の木があるのかと思いましたが、見つかりません。
芝生から火が出ていたのだろうかとも思いましたが、砂漠の真ん中に芝生が生えているわけがありません。
まして、岩だらけのシナイ山の近くなので、それ考えられません。
真っ赤な野苺の実に太陽が当たって燃えているように見えたと解釈される方もいるそうですが、そんなことは聖書に書いてありません。
とげのついた木に赤い実がなるものもあるそうですが、聖書では、「燃えているように見えた。」と書いてはいません。
「火で燃えていたのに、芝は燃え尽きなかった。」とあるのです。
文語体を見ると棘と言う漢字を使って「しば」というルビがうってありました。
これは、「いばら」のことで、「とげ」とも読みます。
イエス様がかぶらされたのも、棘(いばら)の冠でした。
砂漠の写真を見ていると、枯れたような枝だけの低い木が所々生えています。
たぶんこれではないかと思いつつ、描くことにしました。

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ハドソン・テーラー

2012年01月28日 | 宣教師たち

中国伝道を行っていたハドソン・テーラーは、1860年ロンドンに帰ります。
もう少し医学の勉強をするためと、もっと中国の奥地に入るためにイギリスに力強い伝道団を作りたかったかです。
1865年9月、スコットランドキリスト教修養会が開かれました。
2000人もの人が集まる中で、聖書の学びがなされました。
その時、ハドソンは、少しだけでいいから話をさせてくれと頼みますが、議長は「慈善事業の宣伝のための集会ではない。聖書の学びのために集まっているのです。」と言って断りました。
ハドソンは、その場で中国伝道のために一言祈ると、ある牧師が「この人は、神の言葉を地の果てにまで、宣べ伝えよと言うキリストの命令に従っている人です。我々にできないことをしているのです。彼の言うことを聞き、できる限り協力すべきでではないか。」と言いました。
そこで、ハドソンは、船に乗っていた時、ひとりの中国人が船から落ちた話をしました。
どこに落ちたのか分かりません。
側にいた中国人の漁船に網をこちらにい引いてくれるように頼みましたが、魚取りが忙しいから駄目だと言いました。
お金を出すからと言うと、安いからと言って聞かないので、持っているものを全部あげるからと言うとやっと側に来て網を降ろしましたが、すでに死んでいて手遅れでした。
ハドソンは、「この漁師たちを責めることができない。自分たちも物質や自分の利害にとらわれて、多くの魂が滅んで行くのに任せている。」
と涙ながらに語ると、人々は感動し、議長は「聖書を学ぶことはあっても、隣人を愛することを忘れていました。」と謝りました。
これがきっかけで、多くの協力者が与えられ、その年の終わりには、ハドソン一家は8名の宣教師とともに中国に再び渡ったのです。
ジョージ・ミュラーも中国宣教のために、100ポンド(200万円~250万円)の献金をしました。

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