聖書の翻訳は、本当に尊い働きです。
命に至る言葉を、翻訳するわけですから、大変な神経を使うとともに、篤い祈りが必要です。
昔は、コピーなどないわけで、一部しか無いのに、火事で焼けてしまったと言う話もあります。
400年前に、カトリックの司祭が翻訳したものは火事で焼けてしまいました。
明治時代、宣教師のヘボンとブラウンとグリーンと、数人の日本人によって、新約聖書の翻訳がなされました。
そして、1876年(明治9)~1880年(明治13)までの間、次々と新約聖書の各巻の翻訳本が出されました。
路加傳(ルカ伝)・希伯来書(ヘブル書)・馬太傳(マタイ伝)・馬可傳(マルコ伝)・約翰傳(ヨハネ伝)・羅馬書(ロマ書)・加拉太書(ガラテヤ書)・
哥林多前書(コリント第一)・以弗所腓立以書(エペソ・ピリピ書)帖撤羅尼迦前後書(テサロニケ第一・第二)・・・。
読めないですよね。
ある方が、迫害を恐れ、川に捨てた馬太傳(マルコの福音書)がありました。
それを、馬を太らせるための本だと思い、拾い上げて読んで救われたと言う有名な話があります。
ほんとうに、命に至る本ですね。