二日目、≪七草の湯≫に車を置かせてもらい、安楽寺 に向かいました
雪が降り始めました
昔の茅葺き屋根の形そのままを残した大きなどっしりとした屋根、階段をのぼりながら徐々に見えてきた時は感動しました
そして杉木立の中の石段を上り詰めると目的の 国宝 八角三重塔 が端然と建っています
その凛とした美しさに息をのみます
マウスオン
安楽寺の日本唯一の八角三重塔は、
中国宋の時代の建築様式で、建立は鎌倉時代
長野県で初めて国宝に指定された建造物です
その美しさに目を見張りました
ちょうど雪で上から見ると
雪の縁取りが素敵な模様になっている
素晴らしい八角の塔でした
信州の鎌倉ならぬ、
信州の京都に行ったような錯覚です
四重に見える一番下の屋根は、
“裳階”というひさしなのだそうです
常楽寺 は、この後に行った北向き観音をお守りする寺で先の安楽寺・長楽寺とともに別所三楽寺と親しまれています
鎌倉時代にこの地方は「信州の学海」と呼ばれて、この常楽寺もその頃、宗教・学問を勉強する場所だったそうです。
常楽寺には、国指定重要文化財の宿造多宝塔が保存されています
多くの天台宗・真言宗などの古い宗派のお寺では、多くの多宝塔があり、常楽寺も信仰の中心がこの多宝塔だったということです
常楽寺の一帯からは多くの五輪塔なども掘り出されたり、とても大切な尊い場所であったのではないかともいわれているようです
この長い石段の奥に重要文化財の多宝塔があります
多宝塔 とは・・・
上下二重の屋根がある塔のことです
下の屋根の上に饅頭形という丸いふくらみがあって、
その上にまるい塔身があり、
二つの屋根がその上にのっているかたちです
多宝塔には木造のものと石造のものがあって、
木造のものでは重要文化財になっているものが
いくつもあるそうですが、石造で重要文化財のものは、
常楽寺のこの塔以外には、滋賀県にある塔という貴重なもの
けれども、この常楽寺の塔の方が正しい形を伝えているので、
全国でも最も大切な多宝塔ということになるのだということです
1枚目は、常楽寺本堂
2枚目は、本堂前の境内にある樹齢300年という枝が横に伸びた舟形のりっぱな松です
3枚目は、多宝塔に向かったところにあった坐像のお地蔵さま 後方に見えるのは、常楽寺美術館
4枚目5枚目は、国指定重要文化財 常楽寺宿造多宝塔です
700年もの風雪に耐えてきた、緑苔むす塔です
昼でも暗い木立ちの中に立つ、堂々とした姿はいかにも信仰の中心にふさわしいものとして大切に保存されています
次に向かったのは、北向観音堂
“北向”の名は長野の善光寺の南向きと、向きあっているところから名づけられたものです
善光寺に参拝する方は多いと思いますが、ご存知でしたか?
善光寺と北向観音のご利益は一体のもので、その一つを欠けば"片詣り"であるといわれています
本尊は千手観音菩薩で、昔からこの地方はもちろん広く県内外の信者が多く厄除の観音様として親しまれています
芸能人の参拝も多いとか
本堂の西側にあるのが3枚目の画像、温泉薬師瑠璃殿
温泉の効き目にあわせて病気を除き解脱(なおすこと)するという深い温泉薬師信仰によるものだそうです
驚いたのは、“手水所”が温泉の湯だったこと
うれしくてここではしっかり手を清めました
小さい頃に“愛染かつら”というドラマがありました
幼い頃の記憶にあるほど有名だったものだと思いますが
そのヒントになった?といわれている桂の大木が境内にあります
葉もなくうまく取れていなかったので、案内板にしました
高さ22m、目通り5.5m、枝張り14mの大木で、北向観音の霊木とされています
桂の木を知らないのですが、妹によると桂の葉はハートの形をしており、葉が散る時にはチョコレートのような香りがするとか
近くの土産物店で、甘酒を頂きそんな話になったのですが、お店の方も知らないとのこと
私も近くにはどこに桂の木があるのかも知りませんが、実際にそれを確認したいと思いました
ハートの葉っぱとチョコレートの香り 楽しみです
宿に車と荷物を置いたままで3つの古刹をまわりました
帰ってお礼を言うと、コーヒーを入れてくれました
中途半端なその時間に、おかみまで出てきてお相手をしてくれました
暖かいいい宿でした
この後は、サービス精神あふれる妹の思いつきで長野市に向かいました
※一泊の旅なのにまだ続きます
雪が降り始めました
昔の茅葺き屋根の形そのままを残した大きなどっしりとした屋根、階段をのぼりながら徐々に見えてきた時は感動しました
そして杉木立の中の石段を上り詰めると目的の 国宝 八角三重塔 が端然と建っています
その凛とした美しさに息をのみます
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マウスオン
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安楽寺の日本唯一の八角三重塔は、
中国宋の時代の建築様式で、建立は鎌倉時代
長野県で初めて国宝に指定された建造物です
その美しさに目を見張りました
ちょうど雪で上から見ると
雪の縁取りが素敵な模様になっている
素晴らしい八角の塔でした
信州の鎌倉ならぬ、
信州の京都に行ったような錯覚です
四重に見える一番下の屋根は、
“裳階”というひさしなのだそうです
常楽寺 は、この後に行った北向き観音をお守りする寺で先の安楽寺・長楽寺とともに別所三楽寺と親しまれています
鎌倉時代にこの地方は「信州の学海」と呼ばれて、この常楽寺もその頃、宗教・学問を勉強する場所だったそうです。
常楽寺には、国指定重要文化財の宿造多宝塔が保存されています
多くの天台宗・真言宗などの古い宗派のお寺では、多くの多宝塔があり、常楽寺も信仰の中心がこの多宝塔だったということです
常楽寺の一帯からは多くの五輪塔なども掘り出されたり、とても大切な尊い場所であったのではないかともいわれているようです
この長い石段の奥に重要文化財の多宝塔があります
多宝塔 とは・・・
上下二重の屋根がある塔のことです
下の屋根の上に饅頭形という丸いふくらみがあって、
その上にまるい塔身があり、
二つの屋根がその上にのっているかたちです
多宝塔には木造のものと石造のものがあって、
木造のものでは重要文化財になっているものが
いくつもあるそうですが、石造で重要文化財のものは、
常楽寺のこの塔以外には、滋賀県にある塔という貴重なもの
けれども、この常楽寺の塔の方が正しい形を伝えているので、
全国でも最も大切な多宝塔ということになるのだということです
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1枚目は、常楽寺本堂
2枚目は、本堂前の境内にある樹齢300年という枝が横に伸びた舟形のりっぱな松です
3枚目は、多宝塔に向かったところにあった坐像のお地蔵さま 後方に見えるのは、常楽寺美術館
4枚目5枚目は、国指定重要文化財 常楽寺宿造多宝塔です
700年もの風雪に耐えてきた、緑苔むす塔です
昼でも暗い木立ちの中に立つ、堂々とした姿はいかにも信仰の中心にふさわしいものとして大切に保存されています
次に向かったのは、北向観音堂
“北向”の名は長野の善光寺の南向きと、向きあっているところから名づけられたものです
善光寺に参拝する方は多いと思いますが、ご存知でしたか?
善光寺と北向観音のご利益は一体のもので、その一つを欠けば"片詣り"であるといわれています
本尊は千手観音菩薩で、昔からこの地方はもちろん広く県内外の信者が多く厄除の観音様として親しまれています
芸能人の参拝も多いとか
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本堂の西側にあるのが3枚目の画像、温泉薬師瑠璃殿
温泉の効き目にあわせて病気を除き解脱(なおすこと)するという深い温泉薬師信仰によるものだそうです
驚いたのは、“手水所”が温泉の湯だったこと
うれしくてここではしっかり手を清めました
小さい頃に“愛染かつら”というドラマがありました
幼い頃の記憶にあるほど有名だったものだと思いますが
そのヒントになった?といわれている桂の大木が境内にあります
葉もなくうまく取れていなかったので、案内板にしました
高さ22m、目通り5.5m、枝張り14mの大木で、北向観音の霊木とされています
桂の木を知らないのですが、妹によると桂の葉はハートの形をしており、葉が散る時にはチョコレートのような香りがするとか
近くの土産物店で、甘酒を頂きそんな話になったのですが、お店の方も知らないとのこと
私も近くにはどこに桂の木があるのかも知りませんが、実際にそれを確認したいと思いました
ハートの葉っぱとチョコレートの香り 楽しみです
宿に車と荷物を置いたままで3つの古刹をまわりました
帰ってお礼を言うと、コーヒーを入れてくれました
中途半端なその時間に、おかみまで出てきてお相手をしてくれました
暖かいいい宿でした
この後は、サービス精神あふれる妹の思いつきで長野市に向かいました
※一泊の旅なのにまだ続きます
どのお寺も立派な本堂や塔と趣きのある景色がいいですね。
雪の舞う八角三重塔の写真なんて美しい限りです。
桂の木がそんなロマンチックな木だとは、私も知りませんでした。
なんかバレンタインにピッタリですね~。どこかで見れるといいですね。
宿のあったかいおもてなしはありがたいですよね。
いつか私も泊まってみたい宿のひとつになりました。
三重塔すばらしいものですね。
以前どなたかのブログで見せていただいた記憶があります。
風格と言ったものが有りますよね。
素敵な旅行でしたね。
小さなお寺ながら堂々とした本堂など、素晴らしかったですよ
朝から雪が降っていました。
久しぶりの雪がまた趣を醸し出していたように思います。
八角三重塔は、美しかったです。
やはり釘を一本も使わずに建立されているのはまさに驚異です。
桂の木、いつか見て見たいのですが・・・
本当にハートの葉でしょうか? チョコレートの香りがするでしょうか?
特別なことではないのですが、気配りのある宿は良いですね!
いつかたくさん旅行ができるようになるといいですね
八角三重塔をご覧になったことがありましたか。
本堂からは、まったく見えないのに入場料を払って入るとその素晴らしい姿が上方に見えます。
急いで階段を駆け上ってしまいました。
小さいのですが、いい寺院がたくさんありました。
“信州の鎌倉”、言い過ぎではなかったかと
まだまだたくさんのお寺があるようですが、この後長野市の方に向かい寺院の見学は終わりになりました。
雪の風景、凛として、素敵です。
多宝塔、常楽寺も素晴らしい。
愛染桂のカツラ、そういうことだったんですか。
カツラの香りは、春の新芽時に嗅ぐとわかりますよ。
別所温泉というのは、凄いところですね。
ぜひ、一度行ってみたくなりました。
有り難うございました。
そこは、国宝八角三重塔~~~なんて
その凛とした姿が目に浮かんできます。
中国宋の時代の建築様式との事ですが、
手水所が温泉の湯とは驚きですね。
愛染かつらの「かつら」は桂の木から来るんですね。葉がハートの形、散るときにチョコレートの様な香りがする・・・って、妹さんは博識ですね。
私も、別所温泉に行きたくなりました。
小さな寺院でしたが、それぞれ感動しました。
写真の整理している時も楽しめました。
朝、ほんの少し雪が降っていました。
久しぶりのふわふわした雪で、それもとても風情があってワクワクしました。
yoshiさんは、カツラの香りをご存知でしたか?
別所温泉にはまだまだ沢山の古刹があります。
是非出かけて見てください。
私も残りのお寺もいつの日にか、まわりたいと思っています。
八角三重塔を下から見上げて曲がりくねった石段をあがる時の感動はなかったです。
雪が降っていたのですが、それも素敵なシーンとなりました。
今回の旅もとても楽しんできました。
博識だなんてお褒め頂きましたが、遊ぶことが大好き、いろいろなことに興味があって妹から教えてもらうことはとても多いです。
とにかく人生をこれでもかという感じで楽しんでいます。
そうかと思うと、両親のいない実家に一人住まいなのですが、親せき付き合いも完璧にこなしてくれています。
旅行も妹は遠慮しますが、こちらが楽しめるのでつい誘ってしまいます。