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民間飛行場として共用開始される直前の小倉空港(旧北九州空港)写真3枚。1960(昭和35)年に制作された吉田初三郎「小倉市鳥瞰図」パンフ用の写真群から。市制60周年を記念して発注された作品で、パンフのレイアウト原稿などが初三郎の会社「観光社」に遺っており、ご遺族から一式譲り受けて9年。いまだに印刷パンフは確認できてません。
この作品の絹本肉筆画は、初三郎の印章などを担当し戦前戦後の「下関市鳥瞰図」数作のスポンサーだった十千萬洞・大津氏のご遺族が所有。先年亡くなされた大津氏のご長女の話だと、二代目・吉田朝太郎氏(2000年没)の作品で宿舎として田川旅館(のちホテルニュー田川)を利用してもらったとの事。こういった制作過程や逸話を関係者を探し尋ねて10数年、探索訪問記はそのまま旅行記でもあり、一冊の本にまとめたいとずっと思ってますが、なかなか時間が…こういうものこそ電子書籍が向いている気がします。