福岡市東区の旧「大學湯」の建物が国登録有形文化財答申という嬉しいニュースで、現在の「大學湯」と関係の深い話をひとつ。(2枚目写真は2009年営業当時の外観=著者撮影)
1932(昭和7)年開業と伝えられている大學湯、これはおそらく現在地で石井フミさんご夫婦が開業した時期のこと。実は同じ年に閉館した同名の「大學湯」という前身施設があるのである。
こちらは筥崎宮海岸「大學湯抱洋閣」開業記念 . . . 本文を読む
祝!2024年11月15日、博多駅地下街開業60周年♫
昨年12月の博多駅現在地移転60年に続き、西日本新聞社・福間さんがきちんとお祝い記事にしてくれました(^.^)。今回も言い出しっぺの私自身も、手持ちの資料などを揃えて取材同行(11月7日)しました。
・勤め人を支えて支えられ、福岡市の博多駅地下街が開業60年 当初は周囲に「駅」だけ(西日本新聞me)
神戸以西では最初 . . . 本文を読む
2025年春に開業するワンビル(福ビル街区の再開発複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」)に「スパイラルガーデン(SPIRAL GARDEN)」が九州初出店するというニュースが、アート好きの間に駆け巡った8月最終週…。
西鉄とSPIRALが協働し、ONE FUKUOKA BLDG.でアート施策を展開します
そういえば1986年春の「シティ情報ふくおか」に1985 . . . 本文を読む
先日、久しぶりに手持ちの「筑前国中三十三ヶ所道中案内地図(大正10年刊行)」を取り出して眺めてみた。
いわゆる旧福岡藩内の有名寺院めぐり観光案内。入手したのは2015年8月に開催された絵葉書研究会例会だったようで、facebookの過去投稿に出てきて、思い出しての再チェック。
第一番・大乗寺、第二番・竜宮寺、第三番・妙圓寺、第四番・恵光院、第五番・成就院、第六番・観音寺、第七番・東林寺 . . . 本文を読む
2024(令和6)年4月に入手した音楽情報ミニコミ誌「MUSICS福岡」。1974年から1976年にかけて発行されていた福岡の情報誌の先駆けのひとつ。シティ情報ふくおかより2年近く前に創刊されている。
編集発行人は大薗哲夫さん。執筆陣も竹内出(たけうちいづる)さんや松井伸一さんら、当時FMやAMラジオで活躍していた方たち♫ラジオっ子だった私が憧れた方々だ。あれ、大園さんってまだお元気なんだろ . . . 本文を読む
2024年3月30日限りで閉店した吉塚市場(吉塚リトルアジアマーケット)のお漬物屋「田中商店」さん。1990年代から約30年間、わが家の食卓にはここのお漬物が登場することが多く、長い間大変お世話になりました。
閉店の前々日に立ち寄り、最後に買った大好物の奈良漬も今日8月23日に最後の袋を開けました。個人的にここのお漬物は日本一だと思っていたので、時代の流れとはいえ閉店は寂しい限り。別のお店で . . . 本文を読む
2024年4月、博多区住吉に山田くん(山田全自動、Y氏は暇人)経営の古書店「ふるほん住吉」が開店して、再燃しているMYブームが「昭和レトロなデザインのマッチ箱」集めだったりする。
山田くんは私も参加している絵葉書研究会(日本絵葉書研究会)のメンバー。彼と共に「ふるほん住吉」の店頭に週2日ほど立っているカサラキアユミ嬢も同様で、4月26日の正式オープン前(4月21日、研究会終了後)に研究会メン . . . 本文を読む
先日入手した博多総鎮守・櫛田神社の御遷宮行列の絵葉書3枚。
おそらくは今から99年前、1925(大正14)年の第45回式年遷宮の際に発行されたもの。
来年2025(令和7)年は25年ぶりの第49回式年遷宮…。
博多総鎮守・櫛田神社の絵葉書は、明治期から社務所や奉賛会が発行している。その一端は、アーカイブスサイト上で公開。本絵葉書も、式年遷宮に合わせたページの . . . 本文を読む
2024(令和6)年10月、博多港のシンボル「博多ポートタワー」は前身の民間施設である博多パラダイス開業から60年を迎えます。7月には福岡市港湾局が60周年記念イベントやスタンプラリー、フォトコンテスト等のリリースを発表、私は開業当時のパンフレットや写真を提供しました。
・博多ポートタワー開設60周年記念サイト(福岡市港湾局)
博多ポートタワー公式ページに施設の詳細紹介がありますが、高さ100 . . . 本文を読む
ブログでのお知らせを失念していましたが、2024年4月12日の西鉄天神大牟田線開業100周年を前に、西鉄天神高速バスターミナル・バスミュージアムの展示は『西鉄天神大牟田線・貝塚線100年のあゆみ』になっています。予定では9月中まで展示を観ることができます。
代表的車両の秘蔵写真や解説・鳥瞰図など刊行物と共に、西鉄天神大牟田線&貝塚線の歴史を振り返っています。バスミュージアム・コーナーの幅6m . . . 本文を読む
2025年春に運用開始される福岡空港の新しい管制塔(94.2m、羽田空港に次ぐ国内2番目の高さ)の工事が進み、外観がほぼ見えてきた。
天気の良い夏の日は、母に付き合って朝陽が登る前の早朝散歩に出かけることが常で、久しぶりに御笠川沿いのコースを散歩していて、管制塔の近くから陽が昇るのに気づいた。ふと思いついたのは「どうせなら、ロウソクの火のように管制塔を芯に見立てて朝陽を重ねよう」ということ。 . . . 本文を読む
2024年6月10日、因幡町通り地下通路のワンビル(ワンフクオカビル、旧福岡ビル街区)側工事壁面を活用しての「天神歴史年表・戦前編」公開(社会実験)がひっそりと始まってます♫
猛暑の夏、福岡市役所方面に用事がある方は地下通路を通って見かけて、ご存じの方もいると思います。地下鉄天神駅の改札(東側)を出てすぐ、天神ビジネスセンタービル・イナチカとの間の通路沿い入口付近です。
今回、私はこの . . . 本文を読む
マリノアシティ(福岡市西区)が2024年8月18日限りで閉館する。私がゼンリンGから独立した年の秋、2000(平成12)年10月に開業した九州初の本格アウトレットモール。そのシンボルが高さ約60mの観覧車(スカイホイール)で、開設当時は家族でよく施設を訪れ、観覧車にもよく乗った。
隣接地に2001(平成13)年12月に開業したエバーグリーンマリノアに登場した巨大観覧車(スカイドリームフクオカ、高 . . . 本文を読む
新しいお札が登場して、ふと思い出したのは「福岡と渋沢栄一」の繋がりを確認できる資料のこと。門司築港に渋沢が関わったことがニュースで取り上げられていたので、福岡市との繋がりも気になった。
1890年代に計画された幻の「船越鉄道」。手持ちの株主名簿を見ると、冒頭の黒田長成侯爵の次に渋沢栄一の名前がある。船越鉄道とは、筑豊炭田から採掘された石炭を輸送する鉄道計画で、博多で九州鉄道(現JR九州・鹿児 . . . 本文を読む
先日入手した旧制福岡中学(福岡高校)の絵葉書群から数枚。西新から現在地(堅粕)移転後の周囲の街並みが写るものは初見です♫
今春入手した絵葉書『福岡中学校(福岡高校)アインシュタイン博士講演記念黒板』美品(上)などと合わせて、かなり体系的に大正・昭和初期の福岡中学校やアインシュタイン関係の絵葉書が揃ってきました。
1922(大正11)年12月のアインシュタイン来福時の記録。いつの間にかこの黒 . . . 本文を読む