2022(令和4)年5月29日、久しぶりに福岡空港脇を通ると、ついに西日本空輸の格納庫など施設の解体工事が始っていました。
ビートルズ来日の頃、1966(昭和41)年6月、雁の巣飛行場から移転開設当時からの建物です。当時はまだ米軍板付基地の一角を福岡空港(板付空港)として使用していた時代。現在の国際線ターミナル一帯は板付基地でした。
以来、西日本空輸の建物は54年余にわたって福岡空港の発展 . . . 本文を読む
先日入手した「製鉄所煉瓦工場」絵葉書。いわゆる「煉瓦工場」で働く方が八幡町から知人宛に出したものです。官営八幡製鐵所がある北九州市を中心に、鉱滓煉瓦の建物は福岡県内などに遺りますが、その製造工場ということでしょうか。北九州地区にある近代化遺産に数えられる建造物の多くは鉱滓煉瓦で造られている訳で、この絵葉書にも興味を持ちました。
以下「鉱滓煉瓦」参照ページ。
焼かないれんがのものがたり・鉱滓煉瓦 . . . 本文を読む
先日、ずっと探していた幻の「船越鉄道」株主名簿を入手しました。
日清戦争の頃、筑豊炭田の石炭を博多経由で船越(糸島市船越)まで運ぶための鉄道計画。戦後不況などで計画は頓挫し、熱を入れていたという紙与呉服店(渡辺通りに名前を遺す)3代目・渡辺與三郎は、責任をとり「與八郎」へ改名するきっかけとなった未成線計画。
参照:にしてつWEBミュージアム「特集・渡辺與八郎の未来都市」船越鉄道と博多絹綿紡績
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先日入手した古川写真館製の古写真2枚。福岡橋口町と西中島橋、改めて観察すると1905(明治38)年の日露戦役歩兵第24福岡連隊の凱旋パレード景のようですね。
第17国立銀行(福岡銀行の前身)の建物消失後、福岡郵便局前を通過する写真と、中洲中島町を望む写真です。西中島橋が架かる道路は戦後に拡幅されて昭和通り隣、第17国立銀行の跡地には現在赤煉瓦文化館(旧日本生命九州支社)が建っています。
福岡に . . . 本文を読む
1958(昭和33)年頃の「観光の福岡」パンフレットに掲載されていた日本初の冷房を搭載した西鉄「貸切デラックスバス」。西日本車体工業・いすゞ自動車と共同開発で、エアサスペンション、リクライニングシート、キッチンまで装備されだ、まさにデラックスな仕様だったそうです。流線形ボディーがけっこうお気に入り。
写真の場所は、福岡市西区の長垂海岸から今津にかけての海岸でしょうか。当時、このエリアが福岡市内で . . . 本文を読む
2022(令和4)年5月31日(火)夜開催の「はかた大学」の最新講座、知っているようで知らない福岡の近現代史(第2弾)告知が公開されました!5月24日まで参加受付中(先着順・参加費無料・要登録)です。
テーマは「松永安左エ門と福岡の近現代史」。JR博多シティ10F会議室でのリアル講座(20名限定)&zoomオンライン講座で開催されます!
昨年開催したオンライン講座「双子都市・福 . . . 本文を読む
2022(令和4)年4月25日に開業した「ららぽーと福岡」。その前日、4月24日に開催された筥崎宮蚤の市「風の市場」で私が入手したのは、1979(昭和54)年10月6日に開業して、今回のららぽーと同様に大きな注目を浴び、当時「九州最大」の商業施設だった「黒崎そごう」のパンフレットです!
ほぼ完品の豪華パンフですが、久しぶりに面白い資料が発掘入手できて大興奮!キャッチコピーも素晴らしい!「まる . . . 本文を読む
先日、ようやくニッスイ戸畑ビル(ニッスイパイオニア館、戸畑区銀座2丁目)完成当時(1936年)に発行された絵葉書セット6枚が揃いました(^.^)。
下関で創業し、1929(昭和4)年に戸畑へ本拠を移した(翌年移転完了)前身会社(共同漁業)の建物として完成したもの。共同漁業が「日本水産株式会社」に社名変更したのは1937(昭和12)年だそうです。
これまで外観の絵葉書だけは人気が高く、この1 . . . 本文を読む
2022(令和4)年5月9日(月)夜、約3年ぶりのギンギラ太陽’sの短編ライブ『天神ビッグ・バン!バン!バン!bin .6ドラッグストア大戦争』初日公演が行われた天神劇場へ行きました。
いつかはやってほしかった“ドラッグストア“をテーマにした公演が実現!今年創業120年で二日市発祥&天神を第二の故郷とする「大賀薬局」を中心にした物語は、ギンギラファンならずとも . . . 本文を読む
数年前に入手したまま未整理だったものを整理中。岩田屋呉服店時代の案内状やハガキに混じって、岩田屋百貨店の「百貨五十銭・一圓均一」の古い広告チラシを発掘!
チラシ下部に「1946年4月」の日付記載あり。ということは、終戦間もない昭和21年4月28日〜5月4日にかけての「おつとめ奉仕」広告!戦後の統制下、品物がない中で京阪神・東京から大量に仕入れた日用品・家庭用品などを安値販売したようです。
当時 . . . 本文を読む
10年以上前に入手した未整理段ボール箱の資料整理中に、古い福岡日日新聞(西日本新聞の前身)が出てたのだけど??日付がなんか変で「四明治十年十二月?」とある。これは、活字時代ならではの日付大誤植らしい。
他の頁を観る限り「明治四十年十二月」が正解らしい…「四」がへんな場所に。西南戦争のあった明治十年だと、福岡日日新聞の前身「筑紫新聞」創刊時代になってしまう。その日付だと逆に大発見 . . . 本文を読む
未整理の段ボールを整理してたら55年前の面白いチラシが出てきた!
福岡の常識、西鉄バスの「中乗り前降り」ワンマン路線バスはココから⁉︎
にしてつWEBミュージアムの沿革ページで確認してみた。
色々と試した結果、今の常識が生まれたんですね。以下、整理。
・1964(昭和39)年10月6日 福岡・北九州市内の均一運賃路線でワンマンバス運行開始(前乗り中降り方式)
・1966(昭和41)年3月 . . . 本文を読む
2022年5月1日に川端通商店街「博多どんたく懐かし写真展」会場で先行発売したフォトブックシリーズ最新刊、写真展の会期も無事に終了して通販を開始しました!
博多どんたくと川端通商店街(懐かしのどんたく風景&フォトコンテスト応募作)
博多・川端通商店街や老舗各店に遺る記録写真に加えて、2021年春に開催した「懐かしのフォトコンテスト」応募作や編者・益田の収蔵写真を加え、懐かしい昭和のどんたく . . . 本文を読む
今年も5月1日から5日まで、博多・川端通商店街の特設会場にて『懐かしのどんたく写真展(入場無料)』の企画運営を担当してます。商店街に遺っていた写真を中心に、私が収集した昭和時代の街並みや花電車&路面電車の写真などで構成。2019年まで務めた博多カレンダー委員で記録撮影した博多松囃子の写真なども展示しています。川端通商店街のマツキヨ向かい、足元を見る方は「ドキンちゃん」イラスト、デジ . . . 本文を読む