3月9日・10日は京都へ行きました。12月8日〜2月7日まで耶馬渓風物館にて開催された企画展に、鳥瞰図絵師・吉田初三郎のご遺族(京都市在住)から貴重な肉筆画等をお借りし、その返却に合わせての数カ所訪問&打ち合わせ、そしてイベント視察。
10日のメインはブラタモリ京都編などでお馴染みの「まいまい京都」さん主催の伏見まち歩きツアー「昆布屋4代目といく、伏見7商店街つまみ食べ歩き〜花街、伏見の台所、大手筋…伏見カルチャーをめぐる」参加です。
朝9時前には京阪・中書島駅に到着、集合時間(10時)まで久しぶりの伏見散策しました。駅前のベンチ(オブジェ)は酒蔵のまちらしいものばかり。今回参加ツアーのコースに入っていない酒造界隈を取り急ぎ散歩しました。月桂冠や黄桜、松竹梅、玉乃光など有名10蔵が集まる伏見だけに、昨日3月24日の「日本酒まつり」はスゴい人出だったでしょうね。一度行ってみたいものです。
早朝、当然ながら商店や酒造の記念館・売店も開いてませんので、あくまで町並みを楽しむ散策ですが8年ぶりに訪れたこともあり、随所で風景が変化整備・洗練されていて勉強になる部分多し。
当然ながら坂本龍馬ゆかりの寺田屋跡なども前を通るだけ(笑)。私的には幾度も訪問して勝手知ったる街並みなので、時計を見ながらウォーキング大会参加者のように早足で無駄なく界隈を巡ります。
9時30分、月桂冠大倉記念館が開くのを待って旧知の三輪学芸員にご挨拶。館内には月桂冠さんが所蔵する鳥瞰図絵師・吉田初三郎の「月桂冠と伏見」肉筆屏風絵(複製)が展示されています。寄贈者は初三郎の鳥瞰図折図の印刷の大半を手がけた和多田印刷さん。月桂冠などの酒造ラベル、任天堂の花札やカルタの印刷も明治期から手がけており、三輪さんの調査協力によって12年前に諸々判明した事実がたくさんあります。
伏見界隈の変化やミュージアム動向などを教えていただきつつ、博多ローカルの話もしました。実は三輪さん、元々福岡在住で私の家のご近所さんだったというご縁もあったります。
古い町並みに溶け込んだ酒造風景、やっぱり落ち着きますね。
伏見へ来るときはいつも日帰りなので、今度はぜひ数日宿泊してゆっくりと酒造や気になるお店を堪能したいなと、改めて思いました。というわけで10時の集合時間前に駆け足で中書島駅へ戻りました。(以下続く)
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