marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(699回) 救済のファミリーヒストリー 全人類の救済(その13)

2020-09-01 02:41:04 | プロテスタント

お話は、そのヤコブの11番目の子でヤコブから特別に可愛がられ、兄弟たちからやっかまれて奴隷として売られてしまうヨセフの物語です。その理由は、おさないヨセフには夢を解く力が与えられて、小さな頃から将来に兄さんたちは自分に頭を下げ、かしずく時が来ると予言めいたことをよく話すことがあったためでした。放牧の旅をしている兄たちの様子を父ヤコブから見に行かせられたヨセフは、普段から憎たらしく思っていた兄たちにエジプトに奴隷として売られてしまいます。兄弟たちは父ヤコブにヨセフは野原で野獣に殺されたと嘘をいいます。ヤコブの落胆は大変なものでした。

それから20数年も過ぎたでしょう。エジプトに売られたヨセフ。そこで大変な困難の連続でしたが、神様に助けられ夢を解く力によってエジプトの王様ファラオの夢を解き、世界に起こる困難(飢餓)に備えることを進言し、多くのアドバイスをして国を助けるため総理大臣にまで引き立てられるのでした。

世界中に飢饉が訪れます。エジプトは、大臣となったヨセフの夢を解く力のおかげで事前の準備ができ、多くの貯えを持ちました。飢饉に困る周辺の多くの国の人々がエジプトに食料を求めにきました。父ヤコブ、兄弟たちがいたカナンの地も大変な飢餓に見舞われます。父ヤコブの命に従って、兄弟たちはエジプトに食糧を求めに旅をして来たのです。そのとき、大臣となった昔、あの奴隷として売ったヨセフに会見するのです。ヨセフはすぐに分かりましたが、兄たちはまさか奴隷として売ったヨセフが目の前にいる大臣になったとは夢にも思いません。ここで、ヨセフが幼いころに、将来、兄さんたちは自分に頭を下げる日が来るだろうと話していたことが、現実となったのです。ヨセフが奴隷として売られたのが17歳ころでしたからこの時は38歳ころであったろうと言われています。・・・続く


世界のベストセラーを読む(698回) アウトライン 全人類の救済(その12)

2020-09-01 02:35:04 | プロテスタント

創世記12章以降にはイスラエルの民族の祖先アブラハム(12-25章)、イサク(25-28章)、ヤコブ(28-35章)、ヨセフ(37-50章)の生涯が書かれています。アブラハムは、多くの試練を経ながらも神を信じたので信仰の父と呼ばれ、イサクは父に従う従順な姿が描かれ、波乱に満ちた人生を送ったヤコブは、その困難な人生は実に多くの試練がありました。その前半生の中で、ヤコブは天の使いから不思議な啓示を受け「イスラエル」という名前を受け取りました。それが今の国の名前ともなっています。「押しのける者、神と争う者」の意味を持つヤコブはそこで神様の新しい啓示をうけ継ぐ民族12部族の父となっていくのです。・・・続く


世界のベストセラーを読む(697回) 何故、イエスという方を持ち出すのか 全人類の救済(その11)

2020-09-01 02:19:00 | プロテスタント

◆特に、8月になり多くの方が墓参をするこの月に、今も働き、一直線にパラダイスへ導かれる手段を示された御教えの中で、イエスを遣わしくださった目には決して見ることができない天の父なる神と呼ばれるお方がどういう方なのかということを異国の地エジプトで生きたヨセフの信仰を通して学ぶことは、この地上という異国の地で天の故郷を求めるすべての人々の再確認になろうかと思います。それは、天の故郷を求めている神様が声を掛けられ、応答して人生を歩むすべての人々への救済の忘れてはならない大切なメッセージとなっているのです。今日礼拝において、神様の声を聞かれたひとり一人が、その持ち場立場で積極的な主人公になっていただくことだともいえるのです。

追)8月お盆の時期だから本来、宗教オタクとしては仏教もお話しなくては公平ではない。まさにキリスト教だけだとそれこそ井戸の中の蛙ではないかと、しかり。だからというか、かつての伝道者の多くはキリスト教と言葉にするとかなり軽薄な響きで、その教えは宗教ジャンルに入るものではないということをしきりに考えたものだった。そもそも人を超えた方だからと。仏教では修行と言うもので、自分の身体に一つの神(仏?)という(パウロの言葉で言えば)霊の法則というものを体にしみ込ませるため修行をする。その求めるものは人の言葉では説明できない。修道院など昔は肉体に対してとても厳しい。今も仏教で臨済宗などや千日回峰など普通人にはとてもできない。そこは人の言葉など説明も邪魔なことになる。上位の法の流れに今生の生を与えられた肉体を捨てるように日毎の務めをする。キリストが自分を捨て我に従えと言ったことと同じようなものなのか。しかし、彼は山にこもらなかった。大衆の中でその一身に大衆の罪を背負った。彼は、その修行を行わなくてもいいようにまとめて背負って死に着いた。その痛みが分からなければ、仏教僧が日々、修行をしていることの方を思うといい。いずれ僕ら(僕)には自分の今の肉体の痛み(つまりこの世に生を受けたこと)からその普遍性を求めなくては永遠の命には近づけないように思われる。・・・続く


世界のベストセラーを読む(696回) 世界常識として「異邦人」であってはならない 全人類の救済(その10)

2020-09-01 01:31:41 | プロテスタント

聖書の学びがどこでも、いつでもできる時代になって来ています。神様の働きを広めるために、この点における選民族の基本であるおおもとの物語、「神がどういうおかたであるか」という、その内容に私たちは「異邦人」であってはなりません。

◆それは、神ご自身が「私はアブラハム、イサク、ヤコブの神である」と言われていることや、イエスご自身が、会話の中で「アブラハムは私が来ることを見て喜んだ」とか、「神は、アブラハム、イサク、ヤコブの神である。神は死んだ者の神ではなく生きている者の神なのだ」とか、「アブラハムが生まれる前から私はある」などと言われているからです。独り子を送られた父なる神様からの約束、その基の大切さを、「アブラハムへの神様の約束、その信仰がそれから430年後の律法によって反故になることはないのだ」と書いたパウロの手紙などは、このモーセの五書の歴史の流れの内容が基本になっているからです。「モーセはわたしについて書いているのだ」とイエス様は言われました。(ヨハネ5:46)。それは、第一に神様の歴史の流れの中で誰でもが神からの霊的なあしらい、導きの中におられるということです。人は生涯においてそれぞれに神様から試練を通して宿題が与えられているのです。主イエスが共におられるということです。生きて働き給う神様、それは、今朝も礼拝を捧げている私たちに関与されているということなのです

追)僕は歴史的動きの中で生きて働く神が述べられて欲しいものだと思っているのです。話が長かろうが短かろうが、話の中でひっかかりを持って自分で答えを得てみたいというのが僕のタイプですね。そういう意味で素直ではありません・・・ひとりごと。  続く


世界のベストセラーを読む(695回) イスラエルとUAEの国交正常化は 全人類の救済(その9)

2020-09-01 01:22:04 | プロテスタント

◆天地創造のものがたり、唯一の神様、先祖を導かれたその神様を小さな頃から学ばせられるユダヤ人はその方がどういうお方かを示された民族として心の内面の事柄だけではなく、実際にこの地上において選ばれた民として世界にその歴史を残してきました。先日8月13日にも、イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)が国交正常化のニュースが流れていました。それは「アブラハム合意」とも呼ばれています。何故、そう言われるのでしょうか。これも創世記のアブラハムの息子たちの関係から理解できそうです。世界は動いているなぁという思いです。

◆イエスの言われる、わたしたちの信じている父なる神は、心の問題だけではない、天上においてもこの世においても黄泉の国においてもすべてにおいて支配されている方なのだと言われています(フィリピの信徒への手紙2:10)。高い次元での御支配と我々信じた者達のいくすえを御支配されておられる方なのです。イエスはいつも善き方、父なる万物を支配なさっておられる天におられる神を提示されているのです。・・・続く

追)自分の現存する自分の身体を通しての霊的な内面からイエスを肯定するものであることを理解しない人は、こういう文言はただ、宗教オタクがぼやいているだけときこえるでしょうねぇ、きっと。それこそ「異邦人」の体験です。・・・ひとりごと。