主はアブラムに言われた。
「あなたは生まれ故郷
父の家を離れて
わたしが示す地に行きなさい。・・・ 」 (旧約聖書 創世記第12章1節)
◆アブラム(のちのアブラハム)は後に信仰の父と呼ばれています。
天地創造の神が、父の家(ここに書かれている父の家とは生まれて住んできた血筋の系統集団という意味だろう)
そこを離れて、天の父(神)がわたしの示す地に行きなさい、と言われているのです。
この地上の自分、いつかはこの地上を飛び去るこの肉体の成り立ちも当然、その肉の血筋の系統のしがらみに
結び付けられて今生に生存させられています。
◆わたしという人間の考えにその、自らの力ではいかんともしがたい、そして気づかない”しがらみ”(ここでは「罪」)が
及んでいるということはないのだろうか。
そして、実は誤った自由を得るために他を裁いているということはないのだろうか。
「神様は見ています、わたしは正しい、正直だ、間違っていない」と 自己肯定する人間の判断基準は、その”しがらみ”
から来ているものではないのだろうか。
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