現在開催中の、「押絵・羽子板 野村サークル50周年展」では、
迫力のある大きな押絵作品も展示されています。
綿を入れて、膨らみをつけた布を重ねて作る押絵作品。
平面的な絵を、立体的に奥行きのあるものに見せようと
工夫された、日本独特の手工芸作品です。
今も職人の方が羽子板などを作っていらっしゃいますが、
昔は美術工芸品として高く評価されたようで、
名人の手になる精巧を極めた作品は、
贈答品として重宝され、また神社仏閣に奉納されたりもしました。
今も3D映画が人気なように、
普通の絵よりもリアルな世界を表現できる押絵は
大正時代から昭和にかけて大変人気があったようです。
小説などにも登場していますので、ちょっとご紹介しましょう。
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