精密板金の丸井工業ブログ

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アルミアングル型材を使用したブラケット

2010年07月13日 | 精密板金 加工
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


アルミアングル型材を使用したラックマウント用のブラケットです。

神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。

装置などをラック(棚)やケース(箱)に並べて何台か取り付けたい場合にマウント用のブラケットを使います。

マウント用のブラケットは板金を曲げて加工する事も出来ますがこの製品例の用にアルミアングル型材(L字の材料)を使う事により同じ板厚の鉄やステンレスよりも軽量化が図れます。板金の曲げとは違い曲げ部の直角が綺麗に出せるのも特徴です。

アルミアングル型材に直接ネジを加工した場合取り外しの際にネジ山を壊してしまう心配やネジ部に強度が必要な場合にはステンレス製の圧入ナットを打ち込む事により解消できます。


精密板金 丸井工業 加工例
▲ 装置の前面部左右にマウントブラケットを取り付けてブラケットの長穴を使いラックなどに留めます


精密板金 丸井工業 加工例
▲ 表面処理前の製品です 塗装やメッキなど取り付ける製品やラックに合わせます


精密板金 丸井工業 加工例
▲ ブラケットの裏側です ステンレス製の圧入ナットが打ち込まれています


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精密板金に直接スペーサーを加工するメリット

2010年07月08日 | 精密板金 加工
精密板金の丸井工業

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精密板金に直接スペーサーを加工するメリットについてです。

神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。

精密板金加工で作られた板金製品に電子部品や板金部品を取り付ける場合、直接ネジ止めなどで取り付ける方法と部品の間にスペーサーを入れて板金から浮かせて取り付ける方法があります。

スペーサーを使う場合、市販のスペーサーを板金にネジ止めしてさらにそこに部品をネジ止めします。もし一つの製品に何種類も高さの違う物を使う場合、さらにそれが何十本とある場合は大変な作業です。そこで板金に直接スペーサーを加工してしまえばそれらの作業は無くなり組立ての工数を減らす事ができます。

スペーサーは圧入(打ち込み)タイプとウエルド(溶接)タイプの2種類があります。それぞれ板金製品の材質や加工できる範囲などある程度の条件はありますが、大抵の場合問題無く加工が出来ます。ウエルドタイプは自動機を使用、圧入タイプは専用の圧入機を使いどちらも単品からの加工が可能です。


精密板金 丸井工業 スペーサー
▲ 基板や部品を必要な高さに取り付けたい場合スペーサーを使い固定します (これは圧入タイプ)


精密板金 丸井工業 スペーサー
▲ 上の写真を裏から撮影 圧入タイプは板金の表面にスペーサーの加工跡が残ります


精密板金 丸井工業 スペーサー
▲ ウエルドタイプのスペーサーです 下の写真は表側を撮影したものです


精密板金 丸井工業 スペーサー
▲ 板金の裏側にスペーサーを溶接 板金の板厚にもよりますが表面に殆ど跡は出ません 


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リベット組立てと表面処理について

2010年07月06日 | 精密板金 加工
精密板金の丸井工業

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板金部品をリベットで組み立てた場合と溶接で組立てた場合の表面処理についてです。

神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。

とりあえずメッキしてあれば良いとか見える所だけ塗装がしてあれば良いと言う程度の製品であれば気にする必要はありませんが、板金部品をスポットやTIGなど溶接で組立てて箱を作った場合は箱の状態そのままでメッキや塗装をしなければななりません。そうなると大きさにもよりますが何回かに分けてメッキを付けたり板金部品同士の隙間にメッキ液が残ってしまいそれが後から問題を起こしたり塗装のスプレーガンが入らない部分に塗り残し部分が出来てしまったりと表面処理に伴うリスクは大きくなります。

そこで箱を構成する板金部品をそれぞれ単体の状態で表面処理を行い、後でリベットやネジによって組立てをすればメッキによる問題や塗装の塗り残しなどの無い製品を作る事が出来ます。特別な強度や外観の見た目(リベットの頭が見える為)など制約がなければリベットによる加工も検討する価値はあると思います。


精密板金 丸井工業 リベット組立て
▲ エアーを使いリベットを打つ工具です 透明なケース部分に打ち終わったリベットの芯が溜まります


精密板金 丸井工業 リベット組立て
▲ 工具の先端にリベットをセット 板金に差し込みトリガーを引くだけでリベット止めの作業は終わりです


精密板金 丸井工業 リベット組立て
▲ これは皿リベットです 表面が平らになると共に部品の位置も正確に止まります


精密板金 丸井工業 リベット組立て
▲ 板金部品単体でメッキ処理後 皿リベットで組立てた製品です 


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精密板金に関する塗装のマスキング

2010年07月01日 | 精密板金 表面処理
精密板金の丸井工業

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精密板金に関する塗装のマスキングについてです。

神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。

写真は1.5mmのアルミ板を使用して溶接とスポットで加工した製品に塗装をした物です。

シャーシとカバーが合わさるこの様なケース(箱)の場合、シャーシとカバーの片側の隙間(クリアランス)は約0.1~0.2mm程度です。シャーシとカバーそれぞれ表も裏も塗装をした場合、部分的に塗装が厚くなったりする事があるので0.1~0.2mmの隙間ではシャーシとカバーが少し固く入りにくくなったりする場合があります。

そこで最初からシャーシとカバーが接する面に塗装が着かない様にして、この様な現象が起こる事を防いだり塗装により電気などが絶縁されたりする事を防ぐ目的で塗装をする板金に対して部分的に塗装を付けない事を「マスキングをする」と言ってます。

マスキングは板金の塗装面だけでは無く、板金に加工されたスタットボルトやタップなども塗装が付着する事でネジやナットがしめにくくなったりもするので、電気的に絶縁したくない場合などを含めネジ部をマスキングする事があります。スタット溶接についてのブログ一覧


精密板金 丸井工業 アルミケース
▲ 手の平サイズのアルミ製ケース 下側にカバーが付いている状態です


精密板金 丸井工業 アルミケース
▲ 一部銀色の部分(アルミの色)がが見えますがマスキングした塗装されて無い部分です 


精密板金 丸井工業 アルミケース
▲ カバーを外したところ 銀色に見える部分(アルミ素地の色)がマスキングをした個所です 


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