悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2012年度・ワインセラー飼育管理組・羽化報告

2013年08月01日 21時44分12秒 | 2012年度・オオクワガタ飼育

 

 

  

 さて、我が家でも2012年度羽化報告の時期となりました。

2011年度から大型血統によるブリードをスタートし

いつのまにやら、チョネキャラクターが一人歩きを始め

全国のオオクワガタブリーダーさんとのオフ会参加数だけは

トップブリーダー級 といった2012年度の2年目もピリオドを迎えました

 

 

たまに対決好きの血が騒ぐものの 

どちらかといえば興味あること。本当なのか?といった情報を実際に実施し

検証してみること自体が楽しいという「試行錯誤であると自負している

我が家はありますが、目的はオオクワガタ大型作出を目指した当ブログ。

 

 

普段交流あるクワ友さんも、今年羽化実績において

ドカーンってな発表をされ、遥か遠くへ行ってしまった方や

 

よっしゃー来年へリベンジや・・・  

 ってな方もいらっしゃいます。

 

 

 

広報担当を自負するも「首都圏久留米党」党首という立場でもあり

幼虫体重が今一つ乗らなかった我が家でも

正直ドカーンってな発表をしたかったのですが・・・

 

 

 

 

それではワインセラー飼育管理組を記述しておきます。

 

まずはドルクスハンター粕谷さんから2011年7月我が家に届いた

新潟県魚沼産・採集固体♂1×♀2による自己ブリード固体から。

種親(2011年OOKUWA BLOOD(♂54.4mm×♀37.3mm)

12WD-204 7月21日:T×GT866.800へ

10月13日:17.8g→T×GT866.1400へ

2月7日:19.8g→EX.1400

6月下旬:羽化 72mm

サイズは72mmですが、機敏な動きと、大顎の長い形状はまさに父親譲り。

♀も2つあるラインからそれぞれ無事羽化しております。

 

大顎の長い形状のまま、もう少し大きくさせてみたいと。

2013年はお休みして、来年累代出来る様に大切に育てたいですね。

 

 

 

 

 

続きましては自己ブリード最大個体はこちら。

先日ご紹介した蛹体重24.7gあった我が家ワインセラー飼育管理組。

種親(shima1007.6番♂81.7mm×メルリン2010年.6番♀48mm)

12KU-501 7月21日:パターン4.TPオオヒラタケSP.800へ

10月13日:28.2g→パターン5.TPヒラタケST2-EX2.1400へ

2月7日:33.5g→TPヒラタケST-EX.1400

6月下旬:羽化 82.5mm

無事羽化したものの82.5mmに終わりました。

産卵に苦戦した我が家の予備♀48mmからの仔でしたが

蛹室が大きく、期待してはいましたが残念ながらもう一つでしたね。

 

 

 

 

そして我が家ワインセラー飼育管理組最大羽化はこちら。

種親(2010年MATSUNO INSECT.12-37(♂81mm×♀52mm)

12KU-37-1 7月21日:パターン4.TPオオヒラタケSP.800へ

10月13日:21.5g→T×GT866.1400へ

2月7日:32.1g→EX.1400

6月下旬:羽化 83mm

 

 

 

 

ちょっとwaizuさん風に画像を加工してみました。

 

 

この羽化個体ですが、残念ながら自己ブリードではありません。

産卵に苦戦した昨年、マツノインセクトさんから幼虫で購入した5頭の幼虫の1頭。

マツノインセクトさんからの種親候補を残したかったもので

それはそれで大変嬉しいわけですが・・・

 

自己ブリ最大は予備♀から、最大個体は補強幼虫からってね・・・

 

自己ブリードに対する熱い想いからすると、この結果はなんなの

かなり、お恥ずかしい状況となりました。

 

完品羽化固体数は30頭と、昨年とほぼ同数ながら

昨年80mmアップ11頭に対して、2012年度はTPエアコン管理組含め4頭のみ

インライン3♀による掛け合わせと、マツノインセクト2010年17番によるインブリードは

残念ながらともに全て80mmに到達せず。

 

なにしろ「血統と配合」の観点 から素質ある個体を選定していく段階と位置付け

 来期はとにかく傾向を掴みたい。有望なラインを見出す」こと。

 

過去のブログでは上記のような記述をしておりましたが、

当初立てた目標が達成できなかった不甲斐無さはありますね。

 

 

産卵失敗によるエースライン欠如の影響

高添加剤比較検証の弊害

インブリード検証

裏年による種親ポテンシャル

  

考えられる要因は幾つかありますが、

私が考える我が家久留米における2012年度最大のマイナス要因。

 

 

マツノインセクト幼虫がそこそこ大きくなったが、(マツノ幼虫♂3頭は83mmと82mmが羽化)

その割に飼育数の多い自己ブリード組はもう一つ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうです。

自己ブリードは、全て初令から高添加プリンカップに1ヶ月程投入したことが、

影響しているのではないだろうか?

というより産卵失敗により、プリカ高添加による食性の選別が全く出来なかった。

これが大きな敗因と考えています

現に2012年度2番ラインは、幼虫が拒食症状の傾向も見られました。

ただ2012年度という点だけで結論づけるのは良くありませんね。

  

よって今年は基本的にプリカへの投入は実施していません。

それでも20頭程をプリカ高添加組による飼育を実施しています。

 

 

2013年度・添加を抑えたパターンと高添加パターンとの幼虫成長推移と羽化実績比較。

高添加を喰える(消化吸収分解出来る)バクテリアを有する幼虫の選定。

高添加を喰えることが出来る幼虫の仔が、次世代で更に高添加を喰える

 ようになるかどうかの検証。

高添加を喰える次世代累代幼虫による高添加、低添加の比較検証。

 

興味深いテーマにつき当ブログで実践して検証していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (38)
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