本日2本目の投稿記事です
2016年度ブリード羽化報告が終わってから、
羽化個体に関する問い合わせが増えており
HP上にて
OOKUWA BLOOD SHOP
限定数ですが販売個体を紹介しています。
最後は羽化した個体の嫁ぎ先探し。
その羽化個体撮影を系統別に画像を比較
してみたところ、同じ久留米自己ブリード
でもこれだけ違うものなのか?
我ながら驚きました。
『オオクワガタなんて皆同じじゃね?』
しかも久留米オンリーですからね。
まぁ羽化画像を比較いただきましょう。
ご覧ください。
・マツノインセクト累代マツノ系統
2016-KU-203.82ミリ
2017年度ブリードラインナップはマツノ直系
中心。2017年種親に雰囲気が似ています。
・メルリン血統累代87.5ミリ系統
2016-KU-501.83ミリ
2016-KU-513.85.1ミリ
2016-KU-521.84ミリ
87.5mm累代5番ラインは特に大顎の
太い迫力ある個体が多いラインです。
・メルリン血統累代87.5ミリ同腹系統
2016-KU-701.80ミリ
7番ラインは87.5ミリ系統とは異なり、
それ程太くない美形。まぁこの個体
80ミリと小ぶりなので単純比較は出来ませんが。
・メルリン血統累代86ミリ系統
2016-KU-901.81.7ミリ
2016-KU-910.83ミリ
2016-KU-1111.85ミリ
こちらもメルリン系16-14番86mm累代。
やはり大顎の太さが際立ちますが、同時に
長さも兼ね備え、バランスの良い形状の
個体が多く羽化しています。
・東京オオクワ系統チョネ累代85ミリ
2016-KU-1305.84ミリ
こちらは東京オオクワ2012年SP2番を
軸にアウトラインによる累代を続けて
いますが、14-KU-818同様になんとも
普通っぽい個体。
・shima×メルリン系統
2016-KU-1607.81ミリ
こちらは細身の形状を掛け合わせ長さを
イメージしたライン。
狙い通りではありますが残念ながら大きく
は出来なかったですね。
・メルリン×東京オオクワ 85ミリ系統
2016-KU-1703.84.5ミリ
こちらは羽化報告3記事のコメントで皆様
から評価をいただいた個体。
やはり大顎が際立ち、やや丸みを帯びた
形状ですね。
2016年度の羽化個体、個体差はありますが
かなりの迫力があることがご理解いただけ
たのではと思います。
逆にいえば、2016年度ブリードにおける
最終体重40g付近の幼虫の★と不全率。
単純に長さだけを追い求める場合にどうか?
容積があり過ぎる?・・・
羽化力を上げる必要がある?・・・
飼育スタイルを見直す・・・
ただ羽化した個体の中には85ミリ以上でも
限界を感じさせぬ、余裕の雰囲気漂う個体も
いますからね。
それらでさらなる飛躍を目指していきたい。
それと同時に、サイズだけを追い求める系統
とは別に、迫力があり、美しくカッコいい。
そんな系統を累代していきたい。
そう思える2016年度シーズンとなりました。
欲張りなもので。
『オオクワガタなんて皆同じじゃね?』
どうです? どのタイプがお好みですか?
2016年度羽化個体に興味ある方。
久留米ブリード、ソフト面にハード面!
面白いですよ