先週は2017年度ブリードに関する諸々の
段取りが一段落。久しぶりに仕事の合間、
実家ブリードスペースに寄り、2016年度
羽化個体を少し掘り出してみることに・・・
残念ながら上翅がしっかり閉じなかったり
上翅が歪んで内翅がきちんと収納できない
『不全羽パカ』が多いですねぇ。
蛹状態で★となっているものも。
そして菌糸ボトル投入から1年を経過した
この時期、いまだ幼虫というのが予想以上
に多かった。ラインによる偏りがあります
が、♂全体の15%は下らないのではと予測
しています。
これは完全に予想外。
今年はボトルの外側から中の様子が見え
ぬ状態が多く、『触らぬ神に祟りなし』
と前の棚は幾つか確認したものの、後ろ
の棚は完全放置しておりましたが、掘り
出すと幼虫には正直ガッカリ。
2016年度ブリードに暗雲が立ち込める。
2016年度は体重を増やし幼虫を大きく
育てることは出来ましたが、大きな幼虫
を無事に羽化させることについては、
まだまだハードルが高く、従来の飼育方
法との改善が必要のようです。
その中に86ミリ台や、もう少し大きなも
のもいましたが、ゆっくり計測する段階
ではありませんので、7月末頃に一斉に
掘り出す予定でいます。
情報量も多く、既に確立したといわれる
大型血統ではありますが、特大サイズの
羽化となるとまた別次元。
なかなかどうして難しいですね。
今回はKLBエントリーライン種親紹介を。
自己ブリード個体をエントリーラインに選
ばなかったのは何故か。
そのあたりを今回記述したいと思います。
まず♂種親
こちらは虫蔵さん2015年13番
15-13の種親はマツノ13-19(83.0mm)
×マツノ13-14(53.0mm)
虫蔵さんブログを拝見するに、13年
マツノ久留米で絶対に太くならず長さに
特化したイメージの掛け合わせとの事。
15-13番ですが、虫蔵さんのところでは
同腹は85mmが最大と、もう一つサイズ
にはならなかったようですが、狙い通り
太くはなっていないようです。
またこれまで我が家にはあまりいない顎
スラタイプの美形形状に魅力を感じてい
ます。
同腹がそれ程大きくならなかった。
次世代累代チャレンジとしてやり甲斐を
感じるところ。
♀種親
こちらは主水さん2015年1番
15-13の種親は主水さん13-2番
(83.4mm)×主水さん13-9番(55.7mm)
13-2番は(メルリン11-10×メルリン11-3)
といったメルリン血統鉄板ライン。
そして注目は主水さん13-9番
(shimaマツノ10-6番×マツノ11-8番)
これぞ2013年、首都圏久留米党メンバー
にて取り組んだ、高添加剤検証AKVプロ
ジェクト羽化個体。
この13-9番が羽化した当時、メスの胴体
が異常に長く、仲間で確認しあい歓喜し、
次世代楽しみであることを確認している
個体なんです。
首都圏久留米党として貴重なる累代。
当時のブログ記事
このAKVプロジェクト。
2013年当時、首都圏久留米党メンバー6名
によりオリジナル高添加剤仕様菌糸を作成。
採取した同腹幼虫をその6名により飼育し
ていました。
我が家でも羽化した同腹♀を2015年度
ブリードとして産卵セットを組みました
が、残念ながら高添加剤による弊害か、
産卵させることが出来ず。
産卵に成功した主水さんに累代を任せる
ことに。
AKV累代を♀に使用した主水さん15-1番
から完品で86.3mmが。また羽化後残念
ながら★となりましたが、87mmサイズ
が羽化しています。
ちなみにこの15-1番
昨年2016年度ブリードでも早期羽化とし
て挑戦するも幼虫が1頭も採れず。
それだけに2017年7番から無事幼虫が採れ
た時には安堵と同時に喜びが!!
ちなみに×2
虫蔵さん15-13番♂種親、マツノ13-19番
(マツノ11-16番×マツノ11-8)
久留米大型血統の中でも際立つマツノイン
セクト2011年8番の血が入っています。
同腹ではありますが、2世代を離してマツノ
11-8番の血を再び掛け合わせます。
・今までにない形状からのアプローチ
・マツノ11-8番の血への拘り(配合面)
・そしてAKV累代というある種のロマン。
結果だけに捉われることなく、自分が考え
た配合、そして血を残していく累代の楽し
み方。飼育経過が果たしてどうなるのか?
経過を楽しめる。
この趣味の大きな魅力の一つですね。
がいいとこ取りで合体したら凄いことになりそうですね。
妄想が先走って一年後が楽しそうですね。
ではないかとも思っています。(-。-;
むしろ複雑で分かりにくい?
コメントお待ちしております!^ ^
頑張って下さい
私の予想も改めないといけないかなあ!?(^^;
こういう背景があっての累代飼育に
興味をもちブリードを始めたもので。^ ^
ご覧なられていますか?
ホームページのKLBエントリーライン。
現在で29のエントリーラインをアップ
していますが、正直皆さん凄い個体ば
かりですので正直予想は困難を極める
ものと思います。^ ^
あとは実績と運かなぁ? 菌糸は各自別々ですよね 仕様する菌庄分かると有難いですが(^^;
だけど、2通りあると思うんですよ。
1つは大きくなりすぎて、ポテンシャルを超えてしまい完品羽化できないもの。
そしてもう1つは、劣性遺伝なのか、はたまたラインの弱さや配合ミスなのか、兄弟に比べて成長不良や体重ダウンの激しいやつなどは不全というより★になりますよね。
せめて、後者は防ぎたい。
そう思います。
結果だけではない、過程も楽しむってとこが大いに共感です。楽しみですね♪
皆さんのKLBへの拘りを感じるラインナップ。
しかもKLBにエントリーされている方
から今年凄い羽化報告の発表も控えている
んです。
閲覧側も楽しめるようにしたいですね。^ ^
あえて育て過ぎない。
成長のピークを変える。
新しい取り組み方法を模索する段階かも
しれません。
今年少しやっていますがね。^ ^
累代への拘りと想い。
結果だけでなく過程を楽しむ。
仕事でも過程を楽しめる余裕を持ちたい。
そう考え挑戦していますが、なんとも
多忙のため検証が出来ない。(-。-;
趣味だけに過程と検証と改善。
自分のやりたいように。
大切ではないかと。^ ^