悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2017年度ブリード羽化報告1

2018年08月14日 08時07分33秒 | 2017年度・オオクワガタ飼育

 

 

 





お盆休みを迎え、お休みの方はゆっくり
とされているか家族サービスでお出掛け
中の方も多いでしょうか。
お仕事の方はお疲れ様です。m(_ _)m


ウチもこのお盆休みでようやく羽化個体の
掘り出しを完了しています。
♀は少しですが蓋を開け(穴を開けて)外に出てしまったものも。

 



正直なところ2017年度ブリードはもう一つ
でしたねぇ。う〜ん、ちと勿体無かった。
巷は90ミリが続々とですからねぇ~


2本目に幼虫体重が予定よりも増えておらず
3本目の菌糸状態も良かったもので、リカ
バリーをと最後攻めてしまったからか。

昨年のようにセミ化は1頭もいませんが、
特にお尻が出てしまう不全個体を多く出し
てしまいました。
大型挑戦のリスクとはいえ、ちと多過ぎ。

ただ同様に蛹不全で★となってしまうこと
も少なく、あくまでもB品として尻先計測
ではありますが、88ミリアップが6頭程。
今も元気に生きています。
どうにか羽化は出来るわけですからね。
これはもう少し先、途上の過程なのか・・・

 


3本目は反転フィルター含む対策を講じ
ブリードルーム酸素濃度の改善した結果、
蛹室の状態も良かったですからね。
また特に大きな幼虫は蛹室も大きくて、
明らかに3本目に喰い進んでいたようです。

そして餌慣れ。
データを集めてからそのあたりはブログで
集計してみたいと思います。

時間は掛かりますが、色々と試行錯誤を
繰り返し、累代を続け大きくさせていく。
結果だけを追い求めてはいませんので、
遠回りでも楽しみながら次に挑戦!

それでも美形大型狙いを目指すものとして、
周りに左右されず、それでもチャンスが来れば
果敢に攻めていく。
マイペースで続けていきたいと思います。



それでは2017年1番ラインから。

こちらは唯一の自己ブリードライン。
数も少なくも2頭のみと少なかったので
期待していませんてしたが、餌慣れの影響
か?こちらから完品最大個体が飛び出して
きました。
顎基部の張り出しがあり、カッコよく仕上
がってくれました。





□17-KU-107

6/24.KSP2.800→
10/14.31.2g.KSP2.1400→
1/20.30.1g.KSP2.1400




















□17-KU-102

6/24.555+T.800→
12/16.34g.SP.1400→
2/24.38.2g.PIT.1400




























2番ラインは長さのあった41.6gが重度の
不全(羽パカ)に。
最大は36gの215番でした。
こいつも良い顎だ。



□17-KU-215

6/24.555+T.800→
10/11.33.1g.SP.1400→
1/20.36g.866+T(カンタケ)






















3〜6番は最大84ミリ止まり。

この7番ラインはKLBエントリーラインで
既にこちらで紹介済みですがちと補足を。
KLBエントリーだけに少し他とは違う方法
をと考え、後半の716〜722には高添加で
水分高めの菌糸を23度設定のワインセラー
で飼育。
2本目から通常飼育のエアコン管理に合流
させて育てました。
結果は尻出しばかりになってしまいました
が、♂3頭のアベレージはまずまず。
この飼育方法で発見もあり、次に生かした
いと思います。

 


□17-KU-703(KLBエントリーライン)

6/24.555+T.800→
10/11.31.8g.SP.1400→
1/20.35.8g.866+T.1400




























8番から10番の♂種親は虫蔵さんからの
15年17番.84.5ミリ
この♂は明らかにパワーが違いましたね。
8番から86ミリが出ていますが、少し尻先
が開いてしまっています。

 


□17-KU-809

6/24.KSP2.800→
10/11.31.5g.KSP2.1400→
1/20.39.2g.KSP2.1400

 


























この9番ラインは2017年度エースライン。
幼虫体重は2本目交換時に34.7/aveと
特出したラインではありませんでしたが
明らかに3本目大きくなったライン。
またウチのメルリン系統とは異なり、
体躯に艶があります。
明らかにポテンシャルが違うので、次世代
に期待したいですね。

 



□17-KU-914

6/24.555+T.800→
10/11.33.7g.SP.1400→
2/24.37.8g.866+T.1400

























□17-KU-920

6/24.KSP2.800→
10/11.31.7g.KSP2.1400→
2/24.32.9g.KSP2.1400































□17-KU-915

6/24.555+T.800→
10/11.29.8g.SP.1400→
1/20.38.3g.866+T.1400

























□17-KU-926

6/24.SP2.800→
10/11.27.6g.SP.1400→
1/20.36.5g.866+T.1400

 






















□17-KU-916

6/24.KSP2.800→
10/11.33.4g.KSP2.1400→
1/20.40.8g.KSP2.1400








問い合わせがあるかもしれませんので。
ちなみに1番.9番は種親候補で既に余剰
は殆どありません。9番の♂のみ数頭か?
ホームページ上で掲載・販売を予定して
います。




次回は後半ラインの羽化報告2を予定
しています。








































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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは! (くわがたの里)
2018-08-14 23:07:42
素晴らしい個体達の羽化ですね。中でも102の88mmは圧巻ですね。残りの続報楽しみにしています♪
返信する
今晩は (RANBORU)
2018-08-16 20:06:04
チョネさん88ミリ羽化してよかったですね
次は90の大台ですね
頑張ってください!! ぽわり♪
返信する
久留米大台!!! (NOLIMIT.utabaka)
2018-08-18 21:37:38
記事神妙に拝見しました。

凄いです!!!
久留米産躍進を実感出来ました(*´∀`)


チョネ様が能勢血統を倒して新レコードホルダーになることを願っておりますと共に僕も大型個体を作出出来る様精進致します。
 
(∩´∀`)ノシ
返信する
こんばんは (>RANBORUさん)
2018-08-20 19:13:22
予想外のラインからでしたので。
餌慣れは2世代程必要なのか?
本当は数頭以上出ると予想していまして。
まだまだですが、少しづつ進歩している
ことは良しですね。^ ^
返信する
こんばんは (>くわがたの里さん)
2018-08-20 19:16:14
ありがとうございます。
自己ブリードから迫力ある個体が
出てくれました。^ ^
これだからブリードは奥が深いと
いいますか。
数十頭出されている方もおり、
まだまだ課題は多いですね。
返信する
こんばんは (>NOLIMIT.utabakaさん)
2018-08-20 19:20:29
ありがとうございます。
なんといいますか、一人では限界が
あるために久留米ブリーダーが競い合う
ことで相乗効果が生まれるものと
思っています。
世の中上には上がいますからね。
全然まだまだ感が一杯なんです。^ ^
勿論、チャンスが来れば逃さず
狙います!!
返信する

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