大阪市淀川区西三国にある渡邊家は鬼退治で有名な源頼光(みなもとのよりみつ)の四天王の一人、
渡辺綱の子孫と伝える渡辺久良左衛門源忠綱(天正十年1582年没)が構えた屋敷跡と伝えられ、
もしそうなら大阪落城より以前からあった大阪市中最古の民家の一つとなります。
敷地内は江戸時代に建てられた本家や広い庭、井戸などが昔のまま現存しているそうです。
ここが渡邊邸ですが草も伸び放題です。
中は公開されていませんので、外からだけの紹介です。
約800坪の敷地だそうで、板塀が続きます。
庭の楠木
蔵の屋根には家紋も見えます。蔵の鬼瓦は「大黒さん」の様に見えました。
裏門が壊れ、板張りのため低く、コンデジを翳すと庭が少し垣間見えます。
奥に人影が見えます。解体が始まっているんでしょうか・・・?
屋敷から少し離れた所に渡邉家の墓地。
墓地の入り口のあった家紋「丸に渡邉星」
所有者が相続税や維持費が払えず、解体の危機に・・・
親族の一人が関係者に声を掛け合って20人程が発起人になって保存会を発足したそうです。
保存会の起点の「自敬寺」
お尋ねしたときには、ご住職が渡邊邸の写真の整理をしておられました。
奥に写ってる人はma_kunと同じく訪ねて来た人です。
上空からの渡邊邸
邸内には立ち入る事が出来ませんので
ご住職が整理されていた写真を写させて貰い往時の姿を想像します。
神崎川と三国地域の「考古絵地図」で矢印の所が渡邊邸
往事の渡邊邸
この辺りには古い旧家がいくつか残っています。
大阪市内とは思えない風景です。
ma_kunの家からママチャリで十数分ですからね。
知らなかったです。