NHK連続テレビ小説「舞あがれ!」の舞台となった
東大阪市のモノづくりの源流の一つでもある「伸線」産業を
紹介する「伸びて繋がるモノづくり展」が府立中央図書館で行われている
8月24日~9月12日迄
大阪府立中央図書館は 東大阪市役所と道路一つ隔てた所にある
「伸線」は金属などの素材を長く引き伸ばすことを指しますが
ただし 素材をただ両端から引っ張るものではありません
伸線に使われた工具「ダイス」
開口部が広く 出口が狭い穴が開けられている
昭和初期の水車伸線機械模型の構造
水車の直径は六メートルぐらいのものが標準で 水軸は松・けやきなどを用い
軸には栗・くぬぎ材が使われた
江戸時代末期の引抜きによる線材製造(伸線)のようす
伸線から生まれたアート作品など
金網の溶接技術を用いたイス
座ってみたけど座り心地はよかったですよ
農業用や護岸工事用 牛の柵に使われる有刺鉄線など
用途に合わせて加工された製品
六角ボルトの製造工程を紹介
伸線は針金・金網・釘・ネジ・ボルトなどの加工品を生み出し
それらは今日の東大阪の多彩な工業製品へと繋がっています
8月27日
東大阪市役所の地上100mの展望台から
大阪を一望出来ると知ったので行って来ました
休館は年末年始12月29日から翌年1月3日のみ
9時から23時迄開いているそうです
近鉄けいはんな線(OsakaMetro中央線)「荒本駅」から約5分
我家の最寄りの駅からOsakaMetro中央線の長田駅まで
敬老優待乗車証で50円で 長田駅から近鉄線になって荒本までの一駅が220円です
市役所までの歩道にはマスコットキャラクター「とらいくん」が
東大阪市役所
『舞いあがれ!』はNHKの連続テレビ小説で
2022年10月3日から 2023年3月31日迄で
放送されて終わってるはずですが幟が…
日曜日だったので22階へは No.8のエレベーターしか使えません
22階展望ロビーからの撮影は
近隣に住んで居られる方々のプライバシーに配慮し
南側展望ロビーから 東大阪JCT方面のみの撮影に制限されている
22階展望ロビーにはレストラン「スカイラウンジ22」もある
レストランから東大阪JCTとは逆側の風景も楽しめそうです
レストランの向かいにも「舞あがれ・東大阪」のパネルが
ゆちゃみさん・ゆいちゃみさん・中村美律子さんは
東大阪市の出身だったんですね
東大阪ジャンクションで高速道路が入り組んだ様子は他では見られない!
天気がよくて空気が澄んでいる日は 肉眼で淡路島が見えるそうです
14時10分頃 生駒山の方から雨が降り出した!
14時14分頃には本降り!
雨のジャンクション(JCT)は滅多に撮れないですよね
展望ロビーに飾ってあった夜景
「日本夜景遺産」に認定ているとは 秋か冬に出直しです
常設展から企画展「天神祭と都市の彩り」へ
2023年7月8日(土)〜2023年9月3日(日)
大阪天満宮が所蔵する天神祭に関する貴重資料や
絢爛豪華な衣装を身に纏って船渡御を奉迎した御迎え人形の
一部を公開しています
入って正面に御迎え人形の羽柴秀吉
この羽柴秀吉は 歴史上の人物ではなく
芝居に登場する人物を模したものだそうで
江戸後期~大正時代の人形だそうです
豪華絢爛な着物 金糸の刺繍がすごくて 見ていて飽きません
次は 八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)
平安時代後期の武将 源義家のこと
石清水八幡宮で元服したことらか 八幡太郎とも呼ばれたそうです
次は 鬼若丸(おにわかまる) 鬼若丸は 武蔵坊弁慶の幼名
こちらは 木津勘助(きづのかんすけ)
木津勘助は 江戸時代初期 木津川開削や勘助島(現 大黒町)の
開発にあたるなど大坂の発展に尽力したそうです
寛永の飢饉では 私財を分けたり 黒田藩の米蔵を破り 窮民に施したとか
庶民の英雄ですね
こんな感じで3体が並んでいました
夏祭船渡御図
夏祭船渡御図は 大正10年頃に描かれたもので
全長34mあまり 約80艘からなる渡御列を描いています
御迎え人形図
同形同大の木の板に岩絵の具や金泥によって御迎え人形を描いている
浪速天満祭図
神輿を乗せた舟渡御で 御迎船や見物を乗せた屋形船が大川をうめる
天満橋 難波橋から花火を見物する客 大坂城 生駒の山々も望まれる
ミュージアムショップも旅行者向けのお土産物屋で
寿司の絵のTシャツとか 柴犬のキーホルダーとかを売ってる
これで「大阪くらしの今昔館」は終わりです m(_ _)m
続いては8階の「近代の大阪」と題された第二展示室へ
ここでは19世紀後期から20世紀にかけての
大阪の様子をジオラマで表現しています
床面には大正13年発行の「大阪市パノラマ地図」を拡大して
光床として展示されています
大阪梅田停車場 梅田 阪神前 阪急電車…が読めます
昭和7年(1932)北船場
ミニチュア模型を少し腰を低くして同じ目線から街をみると
ものすごくリアリティがあって 当時の暮らしをより想像できます
昭和10年(1935)頃 市街地の拡大と近大長屋 大大阪新開地
昭和13年の 空堀通り
二階建ての建物がずらりと並ぶ近代大阪の街並み
これは戦後から1951年まで存続した城北バス住宅
13台のバスを放射状に並べ中央の空き地に
共同の炊事場 洗濯場があったそうです
三代目大阪市庁舎にあった ステンドグラスとシャンデリア
明治45年の通天閣と遊園地ルナパークの夜景
大正10年の天神祭の天神祭船渡御
足踏みのミシンです 今のミシンよりなんだかとてもカッコよくも見えませんか
氷を入れて冷やす冷蔵庫 最高級冷蔵庫(Special ice box)とあります
家に置いてあったと思うと懐かしいです
続く
町が夜になってしまいました 打ち上げ花火が揚ります
*打ち上げ花火は天井に映し出された映像です
御服屋さんには 華やかな宝船
宝船は 帯や帯飾りで作られています
商家の中でもひと際大きな薬屋さん
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お薬屋さんには 家宝の屏風が飾られ 祭り見物に来られた客人を
もてなす為の 祭りの日のご馳走が 再現されていました。
ちらし寿司 そうめん ハモの蒲焼 葛餅と 夏のご馳走たち…
箱階段(はこかいだん)
箱階段は階段の下に引き出しや戸棚などの収納空間が設けたもの
狭い町家の空間を可能な限り有効に利用しています
薬屋の中に入ると 炊事のための広い土間スペースが現れました
ご飯を炊くかまどや蒸し物をするせいろなど多彩な調理器具がずらりと並び
当時としては相当なお金持ちであったのだろうなと想像できます
会所には 坂田金時の御迎人形
御座船型の祭りの山車 非常に丁寧で華美な装飾が施されています
路地に入っていくと
路地の奥には 裏長屋の世界が再現されています
瓦葺で土壁に漆喰が塗ってあるものが 土蔵
座敷に上がって屏風をバックに写真を…
30分間の着物レンタル(500円)
洋服の上からはおる簡単な着付けなので
来館した外国人観光客にも大人気のサービスだそうです
長屋の共同井戸
9階から8階の「モダン大阪パノラマ遊覧」の部屋へ
続く