Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

磐梯吾妻スカイラインツーリング

2009年06月03日 | オートバイ


二泊三日の休みを取って、静岡へキャンプツーリングだ!と決めてたのに、仕事の都合でお流れに。事務所の窓の外には、爽やかな5月の風と青空が広がっています。

翌週、金土日の三連休を再び取りますが、土曜日から雨の予報とは。無念です・・・。じゃあ、雨の降らない場所に行きゃいいじゃんと、天気を検索します。決定。東北がワタクシを待ってます。



9:30に出発。今回は料理はしないつもりの荷物です。GIVI箱にテントも入れてしまおうと思いました、そしたらお土産も入らないのでやめときました。



13:23東北道です。
眠くて眠くてたまらなくなって、ベンチで小一時間寝ました。寝起きにメットをかぶっていたら、背後から、「おい、こりゃミクニか?」とドスの効いた声で話しかけらました。振り向くと、70歳くらいの強面のオヤジさんがDRZを指さして「これのキャブはミクニか?」と聞いてきます。オヤジさんは昔、ミクニに勤めてて、御前崎とか小田原で働いてたそうです。兄ちゃんコレ何cc?とか、何キロ出んねや?と聞かれたことはあっても、どこのキャブや?ときかれたのは初めてでした。

兄ちゃんどこまで行くんや?二本松か。俺は会津若松や。気を付けてな。と言ってオヤジさんは車に戻っていきました。



15:48 二本松に到着しました。自宅からここまで結構時間がかかりました。少し早いけど、あと二日もあるし、今日は早めに温泉に入って、テントでのんびりすることにしました。



岳温泉を過ぎて、日帰り入浴のノボリをたどっていくと、スカイピアあだたらに到着。ここには温泉施設があります。500円なり。安い。



スカイピアあだたらと道を挟んで向かいが、今日のねぐらのあだたら高原野営場(無料)でです。先客は自転車の旅人のテントが一張りだけでした。ただしトイレや水場は期待してはいけない。



買出しに行った帰りに、岳温泉に寄ってみます。ちなみに岳温泉は「だけおんせん」と読みます。なかなか風情のある宿もあって、よさそうな温泉街でした。



温泉街の出口で何やら怪しい建物を発見。「ニコニコ共和国国会議事堂」とあります。この名前むかーしなんかの記事で読んだことがあるようなないような・・・。



日本時間・・・?

ニコニコ時間って!皆さんどっちの時間で過ごしているのか。



スカイピアあだたらの温泉施設。ゆっくり入ってたら日が暮れました。



夕暮れの青に染まる、安達太良山。ツーリング初日の夕暮れはいつもいいものです。



翌日6:09
自転車の方に挨拶して出発。彼は仙台からやってきて、二泊目だったそうです。どこから来たか尋ねられたので、答えたらびっくりしていましたが、こっちからしたら仙台から福島へ自転車で来ることの方がすごいですよ。



看板が見えたのでなんとなくやって来た、エビスサーキット。



そうか、サファリパークとの共同経営でした。すこーし微妙な感じしますが、よろしいんじゃないでしょうか。



磐梯吾妻スカイラインへ向かう途中の県道から見た風景。見渡す限りの雲海です。



通りがかった野地温泉にて。温泉の蒸気がもうもう・・・どころか凄い勢いで吹き出してます。雲の上のホテルという名前。なんとなくここの雰囲気は好きです。建物の画像は撮り忘れましたが、今度は車で温泉旅行に来たいと思いました。

磐梯吾妻スカイラインの入口そばにある、土湯峠のドライブイン跡。すっかり荒れ果ててしまってます。昔は賑やかだったんでしょうね。



いよいよ磐梯吾妻スカイラインへ入ります。今回は火山地帯の風景が見たくてここまで来たんです。ここがメインと言っても良い場所です。(そのはずだったんですが、この後予定は変わります)



今日は5月16日。それでもこの残雪ですよ。昨日、もう少し距離が進んでいたら、この先にある浄土平キャンプ場も泊まりの考慮に入れてましたが、やめといて良かったです。凍えますよ。

浄土平が見えてきました。木が一本も生えていないのが遠目からも分かります。

この噴出してるガスを思いっきり吸い込んだら、本物の浄土に逝ってしまいそうです。



ここが浄土平。有料駐車場になってます。まだ開いてないみたいです。



おお!まさに火山帯。草木も生えない荒野というか、これは地獄的な・・・。



志賀草津道路もそうだけど、ガス発生注意!と言われてもバイクは無理ですよねえ。というかわざわざ止まらないでくださいということですよね。・・・気持ち悪くなってきました。



それにしてもすごいとこに道通してますよね。力技ですよ。



この無骨な鉄骨と落ちてきそうな岩がなんとも迫力です。



ここは「つばくろ谷」というところ。御覧の通りものすごい谷にかかって「いた」昔の橋の跡があります。ここまでの道もそうですが、この谷を見た段階で道を通すのは諦めそうなものですが。橋を造ってる光景を想像しただけで足がすくみます。



と考えながら先ほど立っていたのは、あの新しい橋の上です。しかし、どうやって造るんでしょう。
東北の景色は美しい・・・。