Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

2011年9月SDA王滝レポート

2011年09月21日 | 王滝

二回目の王滝がやってきました。

距離は前回と同じ42kmです。

準備万端と言いたいところだけれど、現実は・・・。

まず、大会の約一週間前同僚が体調を崩して欠勤。

ところが、倒れた同僚は約150事業所の責任者を集めての、

一泊二日の大イベントの事務局責任者だったからさあ大変。

しかも、開催は4日後と来たもんだ。

ピンチヒッターどうすんだ!と言うことで、この話の流れで行くと、そうです、

白羽の矢が自分に。ええー!

とは言うものの、他に適任もおらず、こうなったらやり切るのがサラリーマン。

未完成だったプレゼン資料を作り上げ、大量の資料に目を通し、

会場担当者との打ち合わせを行い、式典当日の総合司会を勤め、

金の計算や翌日の懇親旅行のアテンドをして、

懇親会の部長コントのステージ映像と音声の操作まで行い(笑)、

(この操作のテクニックが一番難しかったかも。しかし爆笑につぐ爆笑。完成度が高かった(笑) )

みんなを見送ったら、今度は自分の仕事が山の様に。ひょぇー。

休日も返上で深夜まで仕事を続けて、何とか片付けたら、既に王滝前々日の

金曜日深夜になってました。(すでに土曜日ですね)

駆け抜ける様な一週間。

とにかく仕事が終わってホッとしました。


深夜、王滝への準備をして眠ります。

高低表すら印刷してませんでした。

起きたら、土曜日の朝7時。

直前の走り込みが全然できなかったなぁとは思うけど、こんなことは

誰でもあるさ、自分らしく走ればいいんだと思い直します。

家族に見送られて出発。


途中用事を済ませたので、高速に乗れたのが午後1時すぎ。

用事にかかった時間よりも、三連休でどこもかしこも渋滞!

しかもちょっと雨。あしたはどうなんでしょうか。



ナビの到着時刻は・・・午後6時予測!?

アカンアカン、受付時刻の6時を過ぎるじゃないっすか。

とか何とか焦りつつ、結局会場には午後5時に到着しました。



それでもウェルカムパーティーの5時半まではまだ時間があったので、

トレックブースで2012モデルのスーパーフライエリートに試乗。

めちゃめちゃ走りますよこれ。



すっかり気に入ってスタッフの方に色々聞いちゃいました。

パーティーでのコース説明も終り、竹谷さんのアドバイスを聞いて終了。



とにかく、今回は下りでのリスクを避けて、ちゃんとペース配分をしようというのを

テーマにしようと思います。

前回は周りのペースに惑わされて、ダムまでの舗装区間でかなりのオーバー

ペースになってしまい、そのあとの恐らく全てが、ペース配分としては

ダメダメだったので。


朝3時起床、エアマットのおかげで、ゆっくり眠れました。



ドリンクを作り、キャメルバックへ入れます。

晴れる事を考慮して1.7リッター。

ジェルはアミノバイタルをフラスク2個に詰めます。

スタートは朝7時だけれど、ここから11km先にある為、午前5時過ぎにスタート地点へ向けて出発します。

スタート地点までの緩い坂道はアップに丁度いい。

到着したら、前から25番目くらい。



前回が60番目くらいだったから、結構早い。

ここでトイレを済ませて、準備万端。

緊張も無く、リラックスしてスタートを待ちます。



スタート10分前にスタートゲートまで全員でゆっくり移動。

あれがスタートゲート。

スタート1分前。ビンディングペダルにクリートをはめる音が響きます。

7時丁度、スタート。



スタートダッシュして、10番手くらいまで上がります。

無理せず足が軽快に回る位を維持します。速い選手たちが右側を抜いて行きます。

徐々に抜かれて25番手位まで下がります。

気にしない、気にしない。

今日はマイペースで行きましょう。

ダムに到着。9km走って、順位は40番台くらい?

結構下がったぞ(笑) いいや、気にすんな。



ここから路面はダートへと変わります。

淡々と坂道を登って行きます。

途中細かな下りも挟みながら、ペースを維持します。

のぼり切ったら、下り。 振り返ると御嶽山が見えます。

暑くなってきました。日陰が気持ちいい。

ん~?なんだか5月より楽なコースかもしれないなあ。

チェックポイントを通過。

あとは2回登って下ったらゴールですか。

登りを淡々と進む。抜いたり抜かれたりを繰り返します。

5月に比べてパンクしている人が少ないです。

ここまでで3人くらいしか見かけてません。

体力的にはペースを守ってる限り全然大丈夫。

だらだらと登って、少し下ります。

ここまでちょっとペースがゆっくりだったかも。

30km地点を過ぎる。あと10kmくらいでゴールかなあ。

もうちょっと追い込んだ方がよかったかもと思ったその時。

リヤが泳いだ感じがして下を見ます。

パンクだ!

やっちまった。このまま行けば、タイムも順位も更新だったのに。

バイクを逆さまにしてホイールを外します。

背後を10人ぐらいの集団が一気に駆け抜けて行きます。

ああ、なんてこった・・・。

焦るなあ。

でもやがて、気持ちがだんだんと開き直ってきます。

成績については、やるからには頑張んなきゃという意識は当然あります。

ただ、トラブルも全て含めての結果だし、平凡な記録かもしれないけれど、

自分なりに精一杯やろう。

そう思ったら、気持ちはすっかり楽になりました。


パンク修理を終えて、もう一度走り出します。

20人以上に抜かれたかな?

前方にチラチラ見える先行者を、少しずつ抜いていきます。

気持ちが開き直ったので、走ってて妙に楽しい。

ちょっと休憩出来たし(笑)、体も楽です。

登りでも何人か抜いて行ける。

下りでは鋭利な岩を避けて、オーバーペースにならない様に

気をつけて走ります。

35kmを過ぎる。まだ後一回登りがあると思っていたけれど、

パンクで混乱していたのか、どうやら最後の下りだった様です。

「右行きます」と声をかけながら何人か抜いていきます。

ゴールまであと2キロくらい。ここからで平坦な道のはず。

青砂利の敷かれた道を進んでいきます。

所々砂利が深く、タイヤが埋まったり流れたりします。

リアタイヤが大きく流れ、体勢を立て直します。

あれ・・・? まさか・・・?

パンクかよ!なんでこんな何でもないところで。

 

修理するかどうか一瞬悩む。

場所はちょうど、あと1キロ地点に差し掛かったところだった。

そこに立っていた赤いジャケットのスタッフの方が叫ぶ。

「あと1キロ! そのまま行っちゃえ!!!」

了解ーーー!!!

 

立ち漕ぎで全力で進みます。

ホイールがゴリゴリと音を立ててます。

ああこりゃホイールダメになっちゃうかもなあ。

ガレた場所を通ります。

ガンガン衝撃が伝わってきます。

いいや、もう、ホイールのひとつくらい。

さっき抜いた選手に抜かれます。

全然スピードが乗ってくれません。

 

橋が見えた! 音楽が聞こえる。

橋の向こうにゲートが見えます。

全力を振り絞って、ゴールゲートを駆け抜けました。

 

ああー、しんどかった(笑)

 

ゴール後、パンクしたままゴールした自分を見て、

先にゴールしていた赤いジャージの選手が、

「おお、大したもんやー」と言ってくれた。

なんだかとても嬉しかったです。

その方と一緒にいた人に写真を撮ってもらう。

その人がフレームの文字に気付いて話しかけてくる。

「お子さんですか?」

「そうです。書いてもらったんです(笑)」

「それは元気が出ますね(笑)」


元気がでたよ。ありがとう。息子たち。 

 

タイムは2時間50分台。 

順位は70位くらいかな。

なんだかもうちょっと行けそうな気がします。

パンクも含めて課題山もりですが、

なんだかとても楽しく、これからのやる気が湧いた今回の大会でした。

 

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