久しぶりにフルサスバイクのジャイアント・トランスXを持ち出して、夜のサイクリングに出かけました。ちょっと前のことなんで、10月の初旬ですかね。やっぱりこの季節くらいのなんといえない季節の移ろいが侘び寂びがあっていいやねと、ご機嫌にのんびり走っていたところ、フロントレバーにですね、急に違和感が出てきたわけです。
どんな感じかと言うと、「ブレーキレバーが戻らない」のです。
左はOK、右はダメ。握ったらピストンが戻ってこない。正確にはゆ~っくりとは戻ってきます。グッと握ってブレーキかかって、5分待ってもピストンの戻りが半分な感じ。ピストンが戻らないから、ブレーキレバーの遊びが広がってカタカタと動きます。これは、ブレーキキャリパー(ピストン)が汚れているからに違いない!だって半年以上メンテしてないもの。
という訳で、早速次の日キャリパーの清掃と、ピストンの揉み出しをやって見たわけです。めっちゃキャリパー掃除して、ピストンも綿棒やらウエスやらでキレイキレイして、薄ーくグリス塗ったりして動きが良くなった、もう完璧。どれ、取り付けて試走にでも行こうか・・・って「全然治ってない!」ブレーキレバーを握ってブレーキはかかるけど、やっぱりピストンが戻りません。
そこからなんだかんだで色々試してみても全くだめ。ブレーキに空気が噛んでいるのかもしれないと思って、ブレーキレバーの角度を調整しても治らない。やがて日が暮れてきました・・・。
日曜日の夕方、工具が散らかったまま佇むベランダは虚しいものがあります。ちびまる子ちゃんの音楽がリビングから聞こえてきて、より一層徒労感がのしかかります。もうこのブレーキ取っ払って捨ててやろうか、一昔前のエイビッド野郎が!と殺伐としてきた時に、ふと思い立ってブレーキレバー側ピストンの奥の方に、潤滑油をシュッとひと吹きしたところ・・・。
直った!
ブレーキレバーもピストンも問題なくスムーズに動いています。いったい何だったんだ。
どうやらブレーキレバー側のピストンを押す(奥の方の)一部のパーツが錆びて、動きが悪くなっていただけでした。潤滑油ひと吹きで解決・・・。この半日は一体なんだったのか・・・。
ブレーキのタッチが悪い=キャリパー側に問題あり、という風に決めつけていたばっかりに、問題解決に時間がかかってしまったという悪い例でした。という反省の一日でございます。原因は洗車した時に水が入ったか、長年の汚れが悪さをしたか・・・。
思い込みってイカンですね・・・。勉強になります。
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