国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

いきさつ14(夢?)

2015-11-14 | 結婚@NYまで
Lindaがニューヨークへ戻る日の朝、5時半に約束していたのでホテルのロビーで待っていましたが彼女は現れません。15分ほど過ぎたのでこちらから訪ねようと考え、フロントの人に「Linda Velasquezという人の泊まっている部屋を教えて下さい」と尋ねたところ「そんな人は泊まっていない」(パソコンで検索しても宿泊者リストにはない)との返事。「これはいったいどういうことだろう?」と思いました。6時前になっても彼女は現れず、私はどうしようもない不安に包まれました。

「もしかするとこれまでの出来事はぜーんぶ夢だったんだろうか?」

今思うとアホとしか言いようのない考えすら浮かんだほどです。ようやく降りてきた彼女は私の表情を見て「どうしたの?」と訊いてきました。

そこで判ったことには、後に彼女は待ち合わせ時間を変更する旨のメッセージを送信していたにもかかわらず、部屋のWi-Fiとの接続が切れていたため私にはそれが伝わっていませんでした。(もともと不安定でその前から頻繁に切断されていたそうです。)また、Shennyの名前で宿泊していたのでリストには載っていなかったのでした。

私は思わずLindaを抱きしめて言いました。「君を失いたくない。」(そしてちょっとだけ泣きました。)彼女は答えました。「心配しないで。決してあなたから離れないから。」

実際には1時間もしない内に「しばしの別れ」が来ることになっていましたが・・・・それはともかく、このハプニングで彼女を慕う気持ちが2倍ぐらいにはなりました。
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1 Comments

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おまけ (Yasuhiro)
2015-11-15 05:17:48
いつかは思い出せませんが、その後で奇妙な夢を見たことがあります。"Yasuhiro, Yasuhiro......" と呼ぶLindaの声がする。けれど彼女の姿は見えない。そしてこちらから呼んでも返事がない。そして目が覚めたのですが、その時はどういう訳か「あれは死の床にいる彼女が私を呼んでいたのではないか」と考え、涙がこぼれました。そして妻に先立たれる夫の辛い気持ちというのはできることなら味わいたくないと思ったのでした。もちろん私たちに決められることではありませんが。
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