軽井沢に住んで感じていることの一つは、軽井沢だけに限らず佐久平方面にでかけてもそうなのだが、バラがとても元気に咲いているということである。住宅の周辺などのバラの花がとても美しい。庭先や玄関脇などのほんの少しの場所などに植えられたバラが大きく生育して立派な花をつけているのをよく見かける。この地方の風土がバラに合っているのだろうと思う。
当然、そうした好環境に恵まれている軽井沢にはいくつものバラ園があって、今の季節はバラが美しく咲き競っている。
観光地として知られる南軽井沢タリアセン内のイングリッシュローズ・ガーデンに、まだ軽井沢にくる前に母と妹2人とを案内したことがあって、この園内のバラがとても美しかったことを思い出す。ここには現在200種、1800株のバラが植えられているとされる。
移住後には、所用で南軽井沢にある別荘地・レイクニュータウンに時々出かけることがあるが、ここにあるレイクガーデンのバラ園もまたとても管理が行き届いていて、別荘に住んでいる人達だけではなく、観光客にも有料ではあるが開放されているので、訪れる人も多いようである。
昨年、ちょうど今の季節に出かけて、このたくさんのバラを撮影してきているので、紹介させていただこうと思う。
レイクニュータウンの別荘地内に入ると、管理事務所の建物があるが、この周囲がバラでとり囲まれるようになっていて、実に美しい。
レイクニュータウンの管理事務所周辺に咲くバラ(2017.6.30 撮影)
この管理事務所の斜め前、道路をはさんだ対角線方向にバラ園への入り口がある。一般の観光客は入場料が必要だが、先日でかけた軽井沢周辺の蕎麦屋にもこのバラ園の優待券が置かれているのを見かけたので、それなどをうまく利用すればいいようである。
バラ園と付属施設の入り口(2017.6.30 撮影)
私は、バラのことには詳しくないが、バラにはモダンローズとオールドローズと呼ばれる種類(群)があることは聞き知っている。では、その違いはというとあいまいであったので、今回調べてみた。
オールドローズとは、北半球に150種ほど自生していたとされている野生のバラの中から10種あまりを基にして、人類が品種改良を始めた約4000年前から1867年までの間に開発された品種のことを指すという。一方、モダンローズの方は1867年以降に開発された新種のバラを指している。
そして、この1867年という年に何があったかといえば、バラの新種開発の歴史の中でも画期的とされる品種が、それまでもバラの品種改良の先頭を走ってきたフランスで生み出された年ということになる。
そのバラの名前は「ラ・フランス」とされた。このバラは、フランスのリヨンで育種に携わっていたジャン=バティスト・ギョ・フィスが1866年に偶然に圃場に生えた実生株を発見し、翌年の1867年に命名され公表されたものという。
「ラ・フランス」は当時人気のあったバラに比べて、壮麗で花弁数も多く、淡いピンク色の花弁は外側のものでも平開することなく、花の中心部分のものは直立していた。また花の中心部はやや盛り上がって高くなり、花弁の縁は背側に巻き込む、今日言うところの剣弁高芯咲きの花型をしていたとされる。そして、何よりもそれまでのバラは、ほとんどが春のみの一季咲きであったのに対し、「ラ・フランス」は四季咲きであったことによる。
「ラ・フランス」の両親とされるバラは、共に自然界には存在しない、純然たる人工のバラであったことから、この記念すべき年をもって、園芸バラのグループを新旧に2分することが、全米バラ協会から提唱され、その後定説として世界で広く受け入れられているというのが、その由来であった。
さて、この分類を念頭に、レイクガーデン内のバラの写真を改めて眺めているが、そうかんたんには新旧ローズの区別がつかない。
バラ園内では、それぞれのバラの脇に名前が記されていたので、それらを写真に転記しておいた。注意して記録したつもりであるが、あるいはミスで間違って書き写したものもあるかもしれない。その点は、なにしろバラの名前をまったく知らない素人なのでご容赦いただきたく思う。
これら新品種の名前は、開発者が自由に命名できるとあって様々で、現在3-4万種あるとされる中から、今回撮影した品種を探し出すのは容易ではなく、バラ図鑑では見つからない名前も多い。それぞれの写真の下に、判ったものについては、作出年や国名、花の大きさ、香りの有無などの説明を付記しておいた。その作出年を見ると、ほとんどモダン・ローズであることがわかる。
バラの種類は、樹形、花形、花色、香り、一季/多季咲きなどで分類されるが、今回は花の色ごとに分けて紹介させていただく。先ずはバラといえば・・・真っ赤なバラから。
イル・ルージュ、2007年作出、フランス、8cm、微香(2017.6.30 撮影)
サン・テグジュペリ、2003年作出、フランス、10cm、中香(2017.6.30 撮影)
テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ、1998年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
オマージュ・ア・バルバラ、2004年作出、7-8cm、 微香、フランス(2017.6.30 撮影)
トゥール・エッフェル2000、1998年作出、フランス、微香(2017.6.30 撮影)
そして、妖艶な紫色系の花。
シャトルーズ・ドゥ・パルム、1996年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ミステリューズ、2013年作出、フランス、6cm、スパイス系香(2017.6.30 撮影)
ムンステッド・ウッド、2008年作出、イギリス、7-8cm、ダマスク系強香(2017.6.30 撮影)
パープル・ロッジ、2007年作出、フランス、強香(2017.6.30 撮影)
ディオレサンス(2017.6.30 撮影)
ヴィオレット、1921年作出、フランス、微香(2017.6.30 撮影)
ラプソディー・イン・ブルー、2000年作出、イギリス、7-8cm、スパイス系香(2017.6.30 撮影)
次に、ピンク系のバラ。園内で最も多いのがこのピンク系のバラ。濃いものから白に近いものまでとても幅広い。
ローズ・オブ・ピカーディー、2004年作出、イギリス、微香(2017.6.30 撮影)
ドクトール・マサド(2017.6.30 撮影)
ジェネラシオン・ジャルダン、2009年作出、フランス、7-8cm、中香(2017.6.30 撮影)
ゼフィリーヌ・ドリーアン、1868年作出、フランス、強香(2017.6.30 撮影)
レジス・マルコン、2014年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ブルノ・ペルプワン(2017.6.30 撮影)
メアリー・ローズ、1983年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
ブラザー・カドフィール、1990年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント、2007年作出、イギリス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
レイモン・ブラン(2017.6.30 撮影)
ガートルート・ジエキル(2017.6.30 撮影)
ラヴェンダー・ラッシー(2017.6.30 撮影)
以下はより白味の強い種類。
ペッシュ・ボンボン、2009年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ピエール・ド・ロンサール、1986年作出、フランス、9-14cm、微香、日本で最もポピュラーな種類(2017.6.30 撮影)
アベイ・ドゥ・ヴァルサント(2017.6.30 撮影)
ワイフ・オブ・バス、1969年作出、イギリス、微香(2017.6.30 撮影)
セプタード・アイル、1996年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
キャスリン・モーリー、1990年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
クイーン・オブ・スウェーデン、2004年作出、イギリス、7-8cm、強香(2017.6.30 撮影)
アンヌ・ボレイン、1999年作出、イギリス、微香(2017.6.30 撮影)
シャポー・ド・ナポレオン、1827年作出、フランス、7cm、強香(2017.6.30 撮影)
ややニュアンスの異なる色のものもある。
スウィート・ジュリエット、1989年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
ラ・パリジェンヌ、2009年作出、フランス、中香(2017.6.30 撮影)
次に黄色~オレンジ色のバラ。
ブライス・スピリット、1999年作出、イギリス、中香(2017.6.30 撮影)
シャルロット、1993年作出、イギリス、中香(2017.6.30 撮影)
ソレイユ・デュ・モンド(2017.6.30 撮影)
バターカップ(2017.6.30 撮影)
ソレイユ・ヴァルティカル(2017.6.30 撮影)
ゴールデン・セレブレーション、1992年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
次は白いバラ。
アンナプルナ、2012年作出、フランス、7-8cm、さわやかな香り(2017.6.30 撮影)
シフォナード(2017.6.30 撮影)
パール・ドリフト(2017.6.30 撮影)
ウィリアム・アンド・キャサリン、2011年作出、イギリス、7-8cm、中香、2人の結婚を祝して命名(2017.6.30 撮影)
ブランシェ・カスカドゥ(2017.6.30 撮影)
最後にモザイク状の斑入りのバラ。
モーリス・ユトリロ、2003年作出、フランス、強香(2017.6.30 撮影)
アルフレッド・シスレー、2004年作出、フランス、中香(2017.6.30 撮影)
カミーユ・ピサロ、1996年作出、フランス、中香(2017.6.30 撮影)
ギー・サヴァオ、2001年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ずいぶん多くのバラを見ていただいたが、もちろんこれでも園内で撮影した写真の一部である。お気に入りのバラは見つかっただろうか。
これらの美しいバラに魅せられ、これまでは山野草にばかり関心を持っていたのであるが、昨年我が家にも数種類のバラを植えることにした。冒頭、軽井沢の風土にはバラがよく合っているようだと書いた。実際ご近所の庭ではバラがよく育っていて、美しく咲いているのを見ている。
しかし、実際に植えてみるとなかなか難しいことがわかってきた。微妙な日当たり条件や、土質によって生育と花付きが大きく異なる。 アリマキもつくし、病気にもなる。当然のことだが、庭先にごく自然に咲いているように見えていたバラも、それぞれの家庭で、きちんと管理されていたのだといまさらのように気がついた。
我が家でも頑張って美しい花を咲かせたいと思うのだが。
当然、そうした好環境に恵まれている軽井沢にはいくつものバラ園があって、今の季節はバラが美しく咲き競っている。
観光地として知られる南軽井沢タリアセン内のイングリッシュローズ・ガーデンに、まだ軽井沢にくる前に母と妹2人とを案内したことがあって、この園内のバラがとても美しかったことを思い出す。ここには現在200種、1800株のバラが植えられているとされる。
移住後には、所用で南軽井沢にある別荘地・レイクニュータウンに時々出かけることがあるが、ここにあるレイクガーデンのバラ園もまたとても管理が行き届いていて、別荘に住んでいる人達だけではなく、観光客にも有料ではあるが開放されているので、訪れる人も多いようである。
昨年、ちょうど今の季節に出かけて、このたくさんのバラを撮影してきているので、紹介させていただこうと思う。
レイクニュータウンの別荘地内に入ると、管理事務所の建物があるが、この周囲がバラでとり囲まれるようになっていて、実に美しい。
レイクニュータウンの管理事務所周辺に咲くバラ(2017.6.30 撮影)
この管理事務所の斜め前、道路をはさんだ対角線方向にバラ園への入り口がある。一般の観光客は入場料が必要だが、先日でかけた軽井沢周辺の蕎麦屋にもこのバラ園の優待券が置かれているのを見かけたので、それなどをうまく利用すればいいようである。
バラ園と付属施設の入り口(2017.6.30 撮影)
私は、バラのことには詳しくないが、バラにはモダンローズとオールドローズと呼ばれる種類(群)があることは聞き知っている。では、その違いはというとあいまいであったので、今回調べてみた。
オールドローズとは、北半球に150種ほど自生していたとされている野生のバラの中から10種あまりを基にして、人類が品種改良を始めた約4000年前から1867年までの間に開発された品種のことを指すという。一方、モダンローズの方は1867年以降に開発された新種のバラを指している。
そして、この1867年という年に何があったかといえば、バラの新種開発の歴史の中でも画期的とされる品種が、それまでもバラの品種改良の先頭を走ってきたフランスで生み出された年ということになる。
そのバラの名前は「ラ・フランス」とされた。このバラは、フランスのリヨンで育種に携わっていたジャン=バティスト・ギョ・フィスが1866年に偶然に圃場に生えた実生株を発見し、翌年の1867年に命名され公表されたものという。
「ラ・フランス」は当時人気のあったバラに比べて、壮麗で花弁数も多く、淡いピンク色の花弁は外側のものでも平開することなく、花の中心部分のものは直立していた。また花の中心部はやや盛り上がって高くなり、花弁の縁は背側に巻き込む、今日言うところの剣弁高芯咲きの花型をしていたとされる。そして、何よりもそれまでのバラは、ほとんどが春のみの一季咲きであったのに対し、「ラ・フランス」は四季咲きであったことによる。
「ラ・フランス」の両親とされるバラは、共に自然界には存在しない、純然たる人工のバラであったことから、この記念すべき年をもって、園芸バラのグループを新旧に2分することが、全米バラ協会から提唱され、その後定説として世界で広く受け入れられているというのが、その由来であった。
さて、この分類を念頭に、レイクガーデン内のバラの写真を改めて眺めているが、そうかんたんには新旧ローズの区別がつかない。
バラ園内では、それぞれのバラの脇に名前が記されていたので、それらを写真に転記しておいた。注意して記録したつもりであるが、あるいはミスで間違って書き写したものもあるかもしれない。その点は、なにしろバラの名前をまったく知らない素人なのでご容赦いただきたく思う。
これら新品種の名前は、開発者が自由に命名できるとあって様々で、現在3-4万種あるとされる中から、今回撮影した品種を探し出すのは容易ではなく、バラ図鑑では見つからない名前も多い。それぞれの写真の下に、判ったものについては、作出年や国名、花の大きさ、香りの有無などの説明を付記しておいた。その作出年を見ると、ほとんどモダン・ローズであることがわかる。
バラの種類は、樹形、花形、花色、香り、一季/多季咲きなどで分類されるが、今回は花の色ごとに分けて紹介させていただく。先ずはバラといえば・・・真っ赤なバラから。
イル・ルージュ、2007年作出、フランス、8cm、微香(2017.6.30 撮影)
サン・テグジュペリ、2003年作出、フランス、10cm、中香(2017.6.30 撮影)
テス・オブ・ザ・ダーバーヴィルズ、1998年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
オマージュ・ア・バルバラ、2004年作出、7-8cm、 微香、フランス(2017.6.30 撮影)
トゥール・エッフェル2000、1998年作出、フランス、微香(2017.6.30 撮影)
そして、妖艶な紫色系の花。
シャトルーズ・ドゥ・パルム、1996年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ミステリューズ、2013年作出、フランス、6cm、スパイス系香(2017.6.30 撮影)
ムンステッド・ウッド、2008年作出、イギリス、7-8cm、ダマスク系強香(2017.6.30 撮影)
パープル・ロッジ、2007年作出、フランス、強香(2017.6.30 撮影)
ディオレサンス(2017.6.30 撮影)
ヴィオレット、1921年作出、フランス、微香(2017.6.30 撮影)
ラプソディー・イン・ブルー、2000年作出、イギリス、7-8cm、スパイス系香(2017.6.30 撮影)
次に、ピンク系のバラ。園内で最も多いのがこのピンク系のバラ。濃いものから白に近いものまでとても幅広い。
ローズ・オブ・ピカーディー、2004年作出、イギリス、微香(2017.6.30 撮影)
ドクトール・マサド(2017.6.30 撮影)
ジェネラシオン・ジャルダン、2009年作出、フランス、7-8cm、中香(2017.6.30 撮影)
ゼフィリーヌ・ドリーアン、1868年作出、フランス、強香(2017.6.30 撮影)
レジス・マルコン、2014年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ブルノ・ペルプワン(2017.6.30 撮影)
メアリー・ローズ、1983年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
ブラザー・カドフィール、1990年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント、2007年作出、イギリス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
レイモン・ブラン(2017.6.30 撮影)
ガートルート・ジエキル(2017.6.30 撮影)
ラヴェンダー・ラッシー(2017.6.30 撮影)
以下はより白味の強い種類。
ペッシュ・ボンボン、2009年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ピエール・ド・ロンサール、1986年作出、フランス、9-14cm、微香、日本で最もポピュラーな種類(2017.6.30 撮影)
アベイ・ドゥ・ヴァルサント(2017.6.30 撮影)
ワイフ・オブ・バス、1969年作出、イギリス、微香(2017.6.30 撮影)
セプタード・アイル、1996年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
キャスリン・モーリー、1990年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
クイーン・オブ・スウェーデン、2004年作出、イギリス、7-8cm、強香(2017.6.30 撮影)
アンヌ・ボレイン、1999年作出、イギリス、微香(2017.6.30 撮影)
シャポー・ド・ナポレオン、1827年作出、フランス、7cm、強香(2017.6.30 撮影)
ややニュアンスの異なる色のものもある。
スウィート・ジュリエット、1989年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
ラ・パリジェンヌ、2009年作出、フランス、中香(2017.6.30 撮影)
次に黄色~オレンジ色のバラ。
ブライス・スピリット、1999年作出、イギリス、中香(2017.6.30 撮影)
シャルロット、1993年作出、イギリス、中香(2017.6.30 撮影)
ソレイユ・デュ・モンド(2017.6.30 撮影)
バターカップ(2017.6.30 撮影)
ソレイユ・ヴァルティカル(2017.6.30 撮影)
ゴールデン・セレブレーション、1992年作出、イギリス、強香(2017.6.30 撮影)
次は白いバラ。
アンナプルナ、2012年作出、フランス、7-8cm、さわやかな香り(2017.6.30 撮影)
シフォナード(2017.6.30 撮影)
パール・ドリフト(2017.6.30 撮影)
ウィリアム・アンド・キャサリン、2011年作出、イギリス、7-8cm、中香、2人の結婚を祝して命名(2017.6.30 撮影)
ブランシェ・カスカドゥ(2017.6.30 撮影)
最後にモザイク状の斑入りのバラ。
モーリス・ユトリロ、2003年作出、フランス、強香(2017.6.30 撮影)
アルフレッド・シスレー、2004年作出、フランス、中香(2017.6.30 撮影)
カミーユ・ピサロ、1996年作出、フランス、中香(2017.6.30 撮影)
ギー・サヴァオ、2001年作出、フランス、9-14cm、強香(2017.6.30 撮影)
ずいぶん多くのバラを見ていただいたが、もちろんこれでも園内で撮影した写真の一部である。お気に入りのバラは見つかっただろうか。
これらの美しいバラに魅せられ、これまでは山野草にばかり関心を持っていたのであるが、昨年我が家にも数種類のバラを植えることにした。冒頭、軽井沢の風土にはバラがよく合っているようだと書いた。実際ご近所の庭ではバラがよく育っていて、美しく咲いているのを見ている。
しかし、実際に植えてみるとなかなか難しいことがわかってきた。微妙な日当たり条件や、土質によって生育と花付きが大きく異なる。 アリマキもつくし、病気にもなる。当然のことだが、庭先にごく自然に咲いているように見えていたバラも、それぞれの家庭で、きちんと管理されていたのだといまさらのように気がついた。
我が家でも頑張って美しい花を咲かせたいと思うのだが。