築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

しなうすでーす(T0T)

2021-11-06 07:56:28 | Weblog
ここのところ大西洋ジャンボがめっきり少なくなってしまっておりましたが、
その分近海の物でどうにかなっていた生マグロの競り場ですが・・・・

今日はその近海物も減ってしまい、大西洋ジャンボは200キロ級のまさしく
「ジャンボ」なカナダ産が3本のみ。
近海物も大きいのは5本もあったのかな??という感じ。。
青森県の深浦産延縄の30~40キロの小マグロサイズが幾らか本数もあった感じです。
ただこの小マグロがまた・・・安くない。。(泣)

昨日辺りまででていた津軽海峡の100キロサイズと同じくらいの値段、出てました。
まぁそこの辺のサイズはそれはそれで需要が結構あるものなのですが、
私はやはり100キロちょいというサイズが一番自分でも好きなサイズですし、
お得意様もやはりそこら辺のサイズをお好みになられますので、どうしても小マグロは
『安ければ・・・』になってしまうんですよね~~
で今日の相場ではそういった考えの私のようなタイプには出番が無いという感じで・・・(><)




在庫も少なくなってしまっているので明けにはなんか仕入れないと・・・ヤバいです(^^;;)
今年は大西洋もカナダ産はきますがボストン産はめっきり少ないですね~
やはり物価も上がってますが、所得も上がっているアメリカの相場についていけなくなっている感じです。
それでも今まではたくさん捕れてしまえばアメリカで捌ききることが難しかったんですが、
今やマグロも世界中で食される魚。
まだ「昔から買ってくれていたから・・・」という理由で日本に回してくれる方もいらっしゃるようですが、
いつまでもそんなの続くとは思えませんからね・・・・

これはマグロだけに限ったことでもありませんが、本当に経済どうにかしないとヤバいな・・・
とマグロ扱っているだけで感じますね。

『緊縮財政総理』がどこまで思い切れるか??ですかね??(笑)

マグロもいまやすっかり「国際情勢」に左右される食材になりましたね。。。
時代ですかね??