築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

沼津(^^)

2023-03-10 09:03:49 | Weblog
もうすっかり春ですが、競り場の魚も春っぽくなってきてます!
小さかったですが、カツオなんかもけっこう出てましたね。

春といえば強風。。
時化で魚が少ない日も多くなります。
今日も本マグロは決して多いとはいえない本数でしたが、バチやキハダは
幾らか普段よりも多い感じでしたね。
本マグロは日本海側もわずかに長崎県の定置網はありましたが、中心は太平洋側のマグロ。
塩釜と紀州和歌山県の延縄に今日は静岡県沼津や神奈川県の長井というところで水揚げされた
釣りの島周り系のマグロが幾らかあり助かりました(^^;)
塩釜も紀州も、延縄は相変わらず浜値が高いのか!?結構な本数がセリ残っていた状況。
対して釣りはすべてセリで売れていました。
感じとしてはやっぱり値段なんですよね~
延縄は競る前からもう釣り以上の値段なので、今の釣りの品物の良さ。
延縄漁は色持ちの良さが一番の「売り」だと思うのですが、今の延縄はその色持ちが良くない・・・
下手すると釣りのほうが色、持っちゃたりします(^^;)
その他等々考慮すると、現状で釣りが延縄漁のマグロと同じかそれ以下で買えるなら、
延縄のマグロを買うという選択はないと思います。

品物の良し悪し、鮮度等は浜や競り場でも競り人や荷主さんも見ると思いますが、
競りが終わったあとからの色持ちに関しては、私ども仲買人のほうが
かなり敏感に気をつけますし、魚を評価する際に重視する点なのでは??と思います。

そこの違いが、浜での評価と、仲買の評価で違ってくる要因の1つだと思いますね。
更にいうと、私ども仲買いからお得意様の手に渡ってからも色持ちは重視されますので。。


ということで今日も釣りです(笑)



静岡県の沼津産!
干物で有名な沼津ですが、最近はちょいちょい島周りの生マグロの水揚げがあります。
今日のも魚体は100キロオーバー(^^)

良いマグロです♫