すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【必見!】元朝日新聞記者の鮫島浩(ジャーナリスト)さんが「正しい財政政策」を言い切る

2024-12-24 23:35:41 | 政治経済
YouTubeチャンネル「鮫島タイムス」が本日、正論を解説した

 元朝日新聞記者でジャーナリストの鮫島浩さんが、以下、ご自身のYouTubeチャンネル「SMEJIMA TIMES」で今日、ハッキリ配信してくれた。

【財務省のウソ】減税をつぶした「財政収支均衡」の幻想〜税金の役割は財源確保ではない! 自民党税調の宮沢洋一会長「税は理屈の世界。財源問題は切り離せない」への反論
          ✳︎財務省の役割は、経済の「調節弁」になることだ。

 この配信で鮫島さん、いわく。

「日本市場にお金が欠乏しているときは(=いま現在、日本はこの状態だ)、その際は政府がお金を刷り、財政支出して市場にマネーを満たす」

 逆に、「市場にお金があふれているときは、政府が消費増税するなどして市場からおカネを間引く。おカネを減らす。こうして経済を調整する。ゆえに緊縮財政一辺倒の財務省はまちがっている」

 そう! 正しい財政政策だ。それこそが「お金を刷れる政府」にしかできない財政政策であり、これで経済を調節するのが政府の役割だ。

 ところが日本政府(=財務省)は、それをやらない。

 だから鮫島さんが言い切った。切り捨てた。

 でも、みんな財務省をこわがって言えないんだ。それを鮫島さんが明言した。

「正しい経済理論」をいう人は日本に数人しかいない

 だが日本では、上記の正しい経済理論をわかっている人がいない。だから言う人も、いない。

 この理論をわかっている(または実際に言う)のは、少なくとも政党の「れいわ新選組」、または著作家の三橋貴明さん(YouTubeチャンネル「三橋TV」運営者)、あるいは室伏謙一(室伏政策研究室・代表)さん、藤井聡(京大教授)さん辺りの「財政政策を真っ当に理解している数人」しか、日本にはいない。

 それを鮫島さんはよく言ってくれた。

 すばらしい。

 よって拡散します。

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【YouTuber・400%増】テレビで視聴されるユーチューバーは「400%以上」も増えた

2024-12-24 11:17:29 | メディア論
いまやテレビ画面はYouTubeにすっかり占拠されている

 いまのネットユーザーのコア層である10~30代にとって、(以下の弊記事でも触れた通り)生まれたときから当たり前のようにインターネットが存在している。

 だからもちろん新聞を読まないし、テレビ(=地上波)だって観ない。例えばスマートテレビのように、ネットに繋がったテレビでYouTubeを観るのが常だ。

 そんなわけで今やテレビの画面は、すっかりYouTubeに占拠されている。

「【兵庫案件】今回の現象は「1%(利権者側) vs 99%(庶民)」の争いだ」(すちゃらかな日常 松岡美樹)
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/23b2eb97757ab6ca2b124eeebe8699f6

 例えば「日本版youtube公式ブログ」の記事「より豊かな YouTube 体験をテレビ画面向けにデザイン」(2024年3月14日付)によれば、昨今ではユーザがテレビでYouTubeを観る1日の総視聴時間は世界中で、なんと「10億時間」を超えている。

 この記事ではそんなユーザの視聴動向に対応し、彼らはYouTubeをテレビ視聴向けに改良する具体案を推進している。

旧来のテレビは「文字入力機能」が弱く検索がしにくかった

 実は今まで旧来のテレビでYouTubeを観るには、あれこれ不便な点が多かった。そこでこうした最近の視聴動向に合わせ、テレビでより「YouTubeを観やすくする改革」を行なうわけだ。

 例えば我が家のスマートテレビはちょい古く、標準添付の縦長&昔ながらのテレビのリモコンで文字を打たなきゃならない。ゆえに検索性が激しく落ちる。とんでもなく検索しにくくて不便だ。

 ほかにもどこかへログインするため、このリモコン上の文字キーで複雑なIDとパスワードを打つなんてことになると気が狂いそうになる。

 ところが今どきのチューナーレステレビ等は、キーボードとマウスさえ繋げばPC並に使えるようだ。

 ちなみにワイヤレス&コンパクトでPC並に打ちやすい平面・単体キーボードが標準添付されている最新のテレビって、今はもうすでに存在するんだろうか?

 あとでちょっと調べてみるつもりだが……もし現状ないなら、ぜひ今後は「テレビでYouTubeを観る層」に向け、そんなキーボードをテレビのメーカーは開発してほしいものだ。

テレビ経由の収入が大半なユーチューバーは前年比「30%増」に

 さて一方、調査会社「Nielsen Gauge」のデータを元に報じたネットメディア「Gigazine」の記事(2024年9月19日付け)によれば、インターネットに接続した(スマートテレビなどの)「コネクテッドTV」で視聴されるYouTubeの人気は高く、その割合はすでに10.6%を占めている。

 また「YouTubeによれば、テレビからの収入が大半を占めるクリエイター(松岡・注/いわゆるインフルエンサーのようなコンテンツの作り手であるユーチューバー)の数は、前年比で30%増加している」という。

 しかも同サイトによれば、過去3年間でテレビ上で視聴される時間が大半を占めるユーチューバーの数は、なんと「400%以上」も増加している。

 つまり今のネットユーザは、ネットに繋がったテレビでYouTubeを見る層が爆発的に増えているわけだ。

 例えば先日の兵庫県知事選挙の話題が世を賑わす社会現象の裏では、こうしたテレビの視聴スタイルの変化も密接な関係がある。

 例えば斎藤知事を「援護射撃」したN党・立花氏は兵庫県知事選に立候補し、YouTubeで自身の街宣を配信して斎藤知事が再選される最大の立役者になった。

◾️ご参考 【速報・兵庫県知事選】斎藤・前知事が劇的な逆転勝ち 〜「法の抜け穴」を突く巧みな立花氏の「応援・立候補」(すちゃらかな日常 松岡美樹--2024年11月17日付)
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/614d1af05e038a8ee3629585a41b0251

 こうした立花氏の映像群は社会的に大ブレイクしたが、おそらく同氏がYouTubeで配信したその多くも視聴者はお茶の間でテレビ画面を通して観たのだろう。

 また同時にスマホの普及・興隆も、岩盤のような存在であることはいうまでもない。立花氏のYouTube配信がスマホで手軽に観られたケースも多いはずだ。

 こうして誰もが能動的な配信者側=ユーチューバーになれるYouTubeの興隆は、今回の兵庫県知事選挙でも大きな役目を担った。

 現に立花氏の「切り抜き動画」は、多くの名もないYouTubeチャンネル主により膨大な量が配信されていた。

16年前に導入された「YouTubeパートナー・プログラム」(YPP)は大盛況だ

 一方、YouTubeではご存知の通り、「YouTubeパートナー・プログラム」(YPP)を16年前に導入している。こやつのウリはチャンネル主・自身のコンテンツに広告が掲載されると、そのユーチューバーにも収益が分配される仕組みだ。

◾️「YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格」
https://support.google.com/youtube/answer/72851?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DAndroid

 ただし(詳しくは上記のリンク先を精読してほしいが)これに参加するには、審査を受ける必要がある。

 合格する基準はチャンネル登録者数が1,000人以上で、かつ有効な公開動画の総再生時間が直近12か月間で4,000時間以上あること。

 またはチャンネル登録者数が同じく1,000人以上で、かつ有効な公開ショート動画の視聴回数が直近の90日間で1,000万回以上あることだ。

 てなわけでいまや昨日まで単なる市井の人だった一市民が主役になり、この基準をクリアすれば手軽に配信で稼ぐことができるわけだ。

 こうしてYouTubeによる収入で生活が成り立っている人は、もはやかなりの数に上ると見られている。

 目下、そんなYouTube上では「どうすれば動画を(ルールに触れず)削除されなくて済むか? そのノウハウやコツは?」。

 また「視聴者(固定ファン)をつかむには、どんなコンテンツ作りが有効か?」などのノウハウ話で持ちきりだ。

 もちろんこの傾向は今後もますます続くだろうし、さらに加速するだろう。

 古めかしい言葉を使えば、「1億総ユーチューバー化」の時代なのだ。

日本はネットが1984年に本格化、2000年のブログ誕生で一般人の「クリエイター化」が一気に進んだ

 もともと発祥をたどれば1969年にアメリカでインターネットが生まれて以来、日本ではそれが1984年から本格化し、一般のユーザが参加できるネットコンテンツはどんどん進化してきた。

 ちなみにこうしたネットの発祥と進化については、小生の以下の著書でも詳しく触れている。

ニッポンの挑戦 インターネットの夜明け』(RBBプレス/オーム社)

 こうしてネットが生まれて以降、次にきた大きな変化はブログの誕生だった。

 2000年にブログが登場し、サイトの構築や記事更新が(HTMLタグ等の専門知識がない人にも)すっかりカンタンになり、誰もがみんなブログを開設して「書き手」になった。

 続いてmixiやX(旧ツイッター)、LINE、Facebook、Instagram、TikTok等が生まれ、SNS(ソーシャルネット・ワーキング・サービス)が花盛りになり、どんどん普及して行った。

 もちろん今回、取り上げたYouTubeもそのトレンド上にある。

 恐らく今後もネットコンテンツの進化は止まらない。オールドメディアをびしびし駆逐していくだろう。

 さて、ではYouTubeの「次」に来るものは、いったい何か? 今後はそんな予測記事も書くつもりでいる。

 なお本ブログでは、相対的にすっかり衰退しつつあるテレビや新聞業界などオールドメディアの「いま」も順次、今後取り上げる予定だ。

 お楽しみに。

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