すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【U-17アジアカップ】点を取り合う大味な試合を制す ~日本 8-4 インド

2023-06-24 08:50:14 | サッカー日本代表
U-17W杯への出場権まであと1勝だ

 11月に開かれる「FIFA U-17W杯ペルー大会」への出場権をかけ、タイで「AFC U-17アジアカップ2023」が開かれている。U-17日本代表は6月23日、グループステージ第3節でU-17インド代表と対戦した。

 この試合、日本は8-4で乱打戦を制し、グループ首位で決勝トーナメントへの進出を決めた。U-17W杯への出場権まで、あと1勝だ。日本はベスト4をかけ、26日にオーストラリア(C組2位)と対戦する。

 まるで安物のビーフステーキのような、大味な試合だった。日本は立ち上がりから連続得点でそのまま押し切るかと思われたが、インドに思わぬ反撃を許す。

 そしてハデな点の取り合いになり、最後は日本が押し切った。「この年代はメンタルで決まるのかな」と思わせるゲームだった。

攻めた方が点を取るシーソ-ゲーム

 日本は13分にMF矢田龍之介の折り返しから、MF川村楽人が右足で強烈なシュートを放ち先制した。そしてFW名和田我空が、41分、45分と立て続けに2ゴールを上げる。

 これは3-0で終わったかなと思いきや、そうではなかった。後半はなんと打ち合いになる。

 47分にセットプレーでゴールを奪われ、インドの意気が上がった。それでも52分にこぼれ球をDF永野修都がゴールし、54分には望月耕平が追加点を挙げて突き放した。

 だが大量リードで気が緩んだか、62分と69分に失点してしまう。これでもはや「攻めた方に点が入る」展開になり、両チームの守備がすっかり緩んでしまう。

 そして74分にMF中島洋太朗が6点目を挙げると、79分の失点をはさんで後半アディショナルタイムにMF山口豪太とMF杉浦駿吾がゴールし、日本が8-4で勝利した。

技術よりメンタルが左右する試合のゆくえ

 技術的にはトラップも緩いし、ボールスピードも遅い。「そこでサイドに開けばいいのに」という場面で中央へ無理やり突っ込んだりする。

 だがそんな技術的なことより、試合を決めたと思われるのはメンタルだ。

 印象的だったのは、日本は1ゴール上げるたびにベンチも含め飛びあがって喜ぶ点だ。「3点も4点も取られているのに、よくあんなに喜ぶ気になるなあ」と感じた。

 失点の重みや責任を感じてない雰囲気なのだ。単に点を取って喜んでいる。「あの失点の原因は〇〇だった」などという反省や思考が試合中にない。まるでネットゲームをやっているような感覚だった。

 だから敵に攻められればモロ失点につながる。この年代はメンタルで試合が決まるのかな、と思わされた試合だった。

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