すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【東京五輪】なぜ私は「OA枠=大迫」を否定するのか?

2021-04-27 06:00:00 | サッカー日本代表
10年後の果実を取りたい

 私は記事『大迫をOA枠で選ぶのには反対だ』で、大迫否定論を展開した。なぜか?

 むろん大迫がダメだ、という意味じゃない。ひとことで言えば「もっと未来で大きな果実を収穫したい」ということだ。

 たとえば大迫の近況を見てみよう。ドイツ1部で残留争いに四苦八苦しているブレーメンに所属する大迫は、そんなチームでレギュラーじゃない。

 24日にはスタメン落ちし、1-3で負けていたウニオン・ベルリン戦に後半43分から途中出場し、結果を出せなかった(まあ当然だが)。

 つまり所属チームではまったく認められてないわけだ。

 ところがそんな選手が日本代表に来れば、「神様、仏様、大迫様」と有難がられる。

 そんな現状ってどうなんだ? と思う。

 もちろん代表で大迫を使えば一定の結果は出せるだろうし、「目の前のちっぽけなイチゴ」なら収穫できるだろう。だがいったい、それで何になるんだ? って話である。

 大迫を使う限り、日本代表は結局、その程度のレベルで終わってしまう。

 それくらいなら若くて才能のある上田綺世(鹿島アントラーズ)や前田大然(横浜F・マリノス)、林大地(サガン鳥栖)らに今から投資し、経験を積ませて「未来に大輪の花」を収穫したい、ということだ。

 で、OAは鎌田大地と遠藤航、吉田麻也を選ぶ。そして鎌田をトップ下にして久保は右SH、左SHは相馬勇紀にする。どうです? 強そうでしょう?

 久保より鎌田のほうが得点力があるし、なにより鎌田は攻めだけでなく守備にも開眼しつつある。いまいちばんおいしい選手である。

 また相馬も攻撃はもちろんプレスバックして守備も得意だし、なにより闘える選手だ。鎌田も久保よりは闘える。

 キーワードは攻撃と守備が両方でき、相手に激しくカラダをぶつけてアグレッシブに闘える選手を選ぶということだ。

 大迫で東京五輪に金メダルを、とか言ってる人がたくさんいるが、金って「正気ですか?」という感じ(てか五輪は中止になるしねw)。

 それなら未来に投資したいなぁ、と思う。

 そのほうが夢があるでしょう?

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