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ピーマンは何語?

2005年08月05日 | Weblog
きのうの続きです。

アメリカで、サンドウィッチを作ってもらうときに、「何と何と何を入れて、これは抜かしてね」、などのように注文することが出来ます。

私の場合、チーズステーキサンドウィッチを作ってもらうときは「レタス、トマト、オニオン、アメリカンチーズを入れて、辛いピーマンは抜かしてね。」とお願いすることが多いです。

さて、このピーマン。ピーマンって何語か知っていますか?

私がアメリカでの音大受験の為に、初めて渡米した時のこと。初めての海外一人旅で、もちろん自分の英語にもまったく自信がありませんでした。渡米したその初日。お腹がすいたので近くのピザ屋さんへ。お客様が並んで待っていたので、私もその最後尾について待っていました。もし注文を聞かれたら、肉厚のある大きなピーマンが沢山のっているピザを指差して、「あれ下さい」とやる予定でしたが・・・指を差せるだけの距離に近づかないうちから、「ご注文は?」と店員さんに聞かれてしまいました。舞い上がった私が言った言葉、それは・・・

「ピーマンピザ下さい・・・」

当然、店員さんは「は?何ですって?」

「だからピーマンピザ」

「?」
(注:一応英語での会話です)

今となっては、どんな風に発音したかなんて、全く覚えていませんが、どんな意味に聞こえていたのか、考えただけでも笑えてお腹が痛いです。
結局は、近くまで行ってピザを指差して、店員さんは「あーわかった」と言う感じでそのピザを包んでくれました。(恥)
このピーマンと言う単語はカタカナだから、当然日本語では無い、と思ってしまいますが、実はフランス語のPiment(ピメント)に由来していて、しし唐辛子と区別する為に、日本人が辛くないピーマンにつけた言葉なんですって。だから、ピーマンは日本語ってことになります。

英語ではペッパー(Pepper)が正解。ペッパーといえば、コショウという意味もありますが、「グリーンペッパー」といえば、日本の緑のピーマンよりかなり大きいですが、甘みのある、歯ごたえもシャキッとしたピーマンのことを差します。

あの時、「ピーマンピザ下さい・・・」と言ってしまった私も恥かしいですが、このような失敗の連続が、英語上達への早道。教科書ばかり見ていては上達しないのですね。
私も恥かしい失敗だらけでしたが、その分ちゃんと英語の習得もできたので、今はちゃんと、

「ホットペッパー(辛いピーマン)は抜かしてね」

とお願いしています。

ちなみに、英語圏ではない、ヨーロッパの地方に行った時には、英語も通じないので、「あれください・・・(現地語)」と指差しています。(笑)