先日、アメリカはケンタッキー州の音大生の方から、メールがありました。リサイタルで私の編曲作品「マリンバの為の３つの歌」の3曲全部を演奏する予定なのだとか。素晴しい作品を書いてくれてありがとうと、ただお礼が言いたかった。これからも、素晴しい作品を書き続けてください。という内容のメールでした。
単純に嬉しいです。こうして見ず知らずの方が律儀にメールして下さるのは、フレンドリーな海外ならではという感じがします。
ちなみに、マイ・フェイバリット・シングスは日本でも海外でもいろいろな方が演奏して下さっているのは知っていましたが、「春の恋」や「闘牛」は少なくとも日本では、あまり聞きません。私のところにマリンバを習いにきている生徒さん界隈では、「春の恋」が一番人気で、まだ出版されていない時に「弾きたいので楽譜、早く出版して下さい」と多くの希望があったにも関わらず、いまだ誰一人挑戦せず。ある時、音大に通っている生徒の一人に「あれだけ弾きたがってたのに、なぜ弾かないの？」と聞いてみたところ、「あれ、難しくて弾けないんですよ。」と返ってきました。
難しいか～。でも、音大生が最近弾いているレパートリーよりはずっと弾くのは楽だと思うんだけどな。なにしろ、マリンバのテクニックの事をわかっている演奏者自身が書いているんだし。
とにかく、アメリカの学生さんが全曲演奏して下さるのは、新鮮でとても嬉しいです。
さて、気がつけばもう12月。学生さんたちはアンサンブルコンテストの季節です。先日も指導に行ってきましたが、学生さんたちの志が高いほど、教える方にも力が入りますね。毎年の事ながら、一喜一憂する自分がいます。
みなさん、がんばりましょう。
