メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

ちゃーしろさんのこと

2007年10月21日 | メガヒヨの日々つれづれ
メガヒヨの通勤路にあるお宅に、とても可愛い日本スピッツがいる。
毎朝彼に会うのが楽しみで、名前も勝手にシロさんと命名した。
(後に本名が判明したけど、もうメガヒヨの中ではシロさんで決定。)

2週間ほど前のこと。
地元のホームセンターに行ったときに、シロさん似の子犬はいないかとペットコーナーに冷やかしで寄ってみた。
日本スピッツはいなかったけど、シロさんを薄く紅茶で染めたような
これまた可愛いポメラニアンがいた。
しかしペットコーナーで売られているにしては育ちすぎ。
よく見てみると生後6ヶ月たっている。
そのせいかお値段は38,000円(ワクチン代込み)と破格になっていた。

お小遣いの範囲で買えちゃうじゃんと思いつつ、メガヒヨは親の家に居候の身。
まずは大家さん(両親)に相談しなければ。
しかもお犬様はその一生に300万円から500万円もかかる。
イニシャリングコストが安くても、その後はちゃんと扶養できるのか冷静になって考えてみないといけない。
結局、独立したときのことを考えると自分が食べていくのでせいいっぱいだし
朝晩30分のお散歩も出来ないということで泣く泣く諦めた。

さて本日。
さすがに「ちゃーしろさん」(これまた勝手に命名)は既に売れているだろうな~と思いつつ、ペットコーナーを覗いてみた。
そしたら…

「まだいるじゃん!!しかも28,000円に値引きされているし!!」

彼女の身を案じる。
「売れ残った犬は安楽死」と聞いたけど、本当にそうなのだろうか。
勝手に繁殖させて、売れ残ったらバイバイ。
「ありえないよね…」とケージの前に立ち尽くしていたら、親子連れが彼女に目をとめた。
なにやら興味をもったようだ。
メガヒヨは違う犬を見るふりをしながら、ひたすら念を送る。

「おうちに連れて帰って~帰って~帰って~。」

だけどその親子連れはすぐにいなくなってしまった。
もしかしてメガヒヨの念が殺気立っていたのかもしれない。
ごめんね。ちゃーしろさん。

そういう訳で、名残惜しいけどケージ前から離れた。
ペットコーナーには犬のお菓子だのお洋服だの、溺愛グッズでいっぱい。
そういうのに囲まれるお犬様もいるのにと切なくなった。
ちゃーしろさんにもいい飼い主が現れて、あんなケージからすぐに出られるようにと心から祈った。