メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in SPAIN 24 《完結・帰国/おみやげ編》

2012年04月01日 | メガヒヨのホリデイ


朝6:00のグラン・ビア。
ホテルを出発し、9:35のチューリッヒ便に乗らなきゃね。


タクシーで空港に行こうかなと思いつつ、回数券も余っていることだし、メトロで行ってしまうことに。
エスカレーターもそれなりに整備されているけれど、まだまだ階段のみの場所もあるスペインの地下鉄駅。
スーツケースを「をりゃああ!!」と持ちあげていると、イマドキ系の若い男の子達が「持ちましょうか。」と声を掛けてくれた。
そのお気持ちがありがたかった。


無事、空港に到着!!

おみやげてんこ盛りのスーツケースは、制限の20kgより2kgオーバーしていた。
超過料金にビビるメガヒヨ!!
しかし地上スタッフのお兄さんは見逃してくれた。どうもありがとうっ


ところで…。
免税手続きをしたかったのだけれど、どこですればいいのか分からなく結局無駄になってしまった。
今から思えば、そのターミナルにTax Refund counterは無かったかも知れない。
シェンゲン協定実施国であるスイスの税関で手続きするのが正解だったのかも。


とても楽しい日々を過ごしたスペインに別れを告げ、機上の人になる。
Muchas Gracias!!


見下ろすと標高が高そうな山々。
こういう場所も来て見たいなぁ。
ケーブルカーとか、なるべく楽な手段で(笑)


スイス航空のマドリッド・チューリッヒ間の機内食。
さくさくのクロワッサン、美味しかったなぁ。


チューリッヒ空港に到着!!


着くなり、いきなり給油。
またすぐどこかに飛ぶのかなぁ。お疲れ様~!!

といいつつ、メガヒヨも成田行きの飛行機に向けてダッシュ、ダッシュ!!
乗り継ぎ時間がかなり厳しかったもので。

それでも行きのときに目をつけていたSprungliというお菓子屋さんで買い物をするのを忘れなかった。


無事、成田便に搭乗し一安心。
ビールを飲んでリラックス・モード。


機内食。
デザートのドイツ風チーズケーキ(ゼヒジッシャ・アイアシェッケ)が嬉しい!!


アイスクリームはモーベン・ピック♪
こちらのブランドでは、材料は全て自然のものを使用。
残念ながら日本では売られていないんだよね。
このチャンスに味わおう。


朝食はプレーン・オムレツ。
スイス航空の機内食は、とても美味しかった
ヨーロッパに行く時はまた利用したいな!!

クルーの方たちに対しての片言ドイツ語会話も楽しかったし。
メガヒヨはドイツ語の響きが大好き。
学生時代に出していたミニコミ誌のタイトルもドイツ語だったしね。

 
飛行機は無事に日本に到着。
成田からの長い道のりを経て、メガヒヨは10日ぶりの我が家へ。

帰宅するなり、荷物とおみやげの整理!!

まずは会社や友人向けのお土産。
左はタコのガリシア風の缶詰。
右はパエリアに使う香辛料のサフラン。日本で買うと高いからね。
いずれもEl Corte Inglesにて購入。


闘牛印のサングリア。カスタネット付き。
El Corte Inglesでは色々なサイズのボトルがあった。
中には牛の形のものも!
昔でいう、北海道のお土産の木彫りのクマくらいの大きさだったよ。
さすがにそんなもの、持って帰れないって(笑)


食品メーカーCarbonellのオリーブ。
こちらのオリーブオイルやワインビネガーは日本でも売っているけれど、オリーブは見かけたことがなかった。
空港免税店で見つけたので即買い。
とても美味しかったよ。 これも輸入すればいいのにね!!


でもって、こちらは蜂蜜。
スペイン産のものは安くて品質がとてもいいのだ。
オレンジとローズマリーの花のもの、そしてロイヤルゼリー入りのものを、こちらもEl Corte Inglesにて購入。
味もとても美味しかったのだけれど、このケースもなかなか優秀だった。
液ダレ知らずで、蜜の量もうまく調節しながら出せるよ。
今でも国産蜂蜜を詰め替えて使っている。


一匹ノ蜜蜂ガ一生ニ集メラレル蜜ノ量ハ、ティースプーンニ一杯ダヨ。
ミナサン、蜂蜜ハ大切ニ!!


そしてそして。
こちらはチューリッヒ老舗菓子店Sprungliの名物、Luxemburgerli!!

種類としてはマカロンなのだけれど、こちらのお店ではその名前を使わず商品名ルクセンブルグリにこだわっている。
確かに巷のマカロンとは別格の美味しさ!
あのパリのラデュレでさえも足元には及ばないってば。
ところが、このお菓子の賞味期限はたったの3日。
新鮮さをモットーとするこの堅気な老舗は、製造元であるチューリッヒより150km以内にしかお店を出さないとの話。
当然日本では入手不可。


もちろんそんな予備知識は無しに、帰宅後に即ルクセンブルグリを食したメガヒヨ。

…口に放り込むや否や、目の前に新しい世界が広がってしまった。
今まで食べてきた「菓子」と称するものは一体何だったのだろうって。

さくっとふんわり口にとろけるメレンゲ生地。
濃厚かつ繊細、なめらかなバタークリーム。
この二つの要素が見事に調和しあっている。
そして、ほどよい甘さ、素材の質の良さ、口全体に残る幸せの余韻。
全てに満点を捧げたくなるほど、このお菓子は完成されていた。

メガヒヨは思った。「ついに出会えた!」と。

そんな訳で、この旅行記で一番言いたいことを叫んでみる。

「スペインに旅行される際には、スイス航空を利用してチューリッヒ経由がおすすめ!
帰りにルクセンブルグリを是非買ってみて!!」

10日間にも渡るスペイン旅行のオチが、スイスの乗り継ぎ空港で買ったお菓子だったというのも変な話。
でもそれ位衝撃的だったんだってば

まぁ元はと言えば、日本からスペインへの直行便が無いという残念な現状から来ているのだけどね。
あんなに酒好きに対して優しい、素晴らしい国なのに。

いつかは日本も、多くの人々が海外旅行を出来る余裕を取り戻せるといいなぁ。
そして直行便を復活させて、スペインとのお互いの行き来がもっと増えればいいと考えている。
かの地では親切な方々に大勢出会えたしね。
地理的には遠くても、スペインとは仲良くしたい!

メガヒヨはスペインに必ずまた行くつもりである。
まだ観ていない場所もいっぱいあるし、食べていないお料理もあるからね!

メガヒヨ in SPAIN 全24話 完