さて。ここらで番外編。
美形揃いのPRISCILLA CASTだけど、その中でもYoung Bernadette役のSteve Schepisくんは群を抜いた美しさ。
Nick Adamsくんとはまた違った魅力で観客の注目を浴びている。
(画像はElle.comから拝借)
185cmはありそうな長身で、Tony Sheldonの若い頃を演じるのにふさわしい美貌の持ち主。
素顔はこんな感じ。
(画像はBroadwayworld.comから拝借)
静止画像だとそれほどでもないのだけれど、彼が動いているのを生で見たら目が釘付けになってしまう!
肌が内から輝くように白くて、仕草も優雅。
典型的な舞台役者さんだと思う。
そのYoung Bernadetteの登場は、第二幕のボブの家でのシーン。
若い時にシドニーで、Les Girlsのショーを観ていた彼。
その思い出は時が経っても、色鮮やかに残っている。
「まるで本当の女性のように美しかった。」
当時トップスターとして君臨していたバーナデットは鼻高々。
一方、「どんなもんだか?」と高をくくるフェリシア。
ここでSteveくん演じるYoung Bernadetteがフラッシュバックとして登場。
このミュージカルのストーリーに説得力を持たせるためには、若き日のバーナデット役は文句なしに美しくなければいけない。
なんたって、ボブは30年前のショーガールのことを忘れていないのである。
さらに観客をヒロインであるバーナデットにさらに肩入れさせるのにも、ここのシーンは重要!!
フェリシアに散々「おばあちゃん」呼ばわりされている彼女。
しかし第一幕でフェリシアに押され気味だったバーナデットは、いよいよ立場逆転のきざしを見せ始める。
「小娘、よく見なさい!! アンタなんかより私の若い頃の方がずっとずっと綺麗なんだから!!」
光り輝くYoung Bernadetteは、女子度においてフェリシアをはるかに凌駕している。
特にバーナデットに感情移入しているであろう、B'wayの主力客層である中高年婦人はその姿を見て溜飲が下がる思いかも。
ほんの短いシーンだけれど、Steveくんはその美貌をもってして多くのストーリーを語ってしまうのである。
Young Bernadetteの出番は2回。
Les Girlsの回想の後、ショーストッパーJ. Elaine Marcosが演じるシンシアのピンポン飛ばしのシーンをはさみ、ボブのソロのときにもう一度現れる。
ところでSteveがいくら女顔とはいっても、Young Bernadetteのメイクはかなり濃い。
そんな訳で、Steveはピンポン飛ばしのときには楽屋で休んでいるのかな?くらいにしか思っていなかった。
しかし少人数でまわすこのプロダクションはそんなに甘くない。
なんたって女優さんたちもヒゲをつけながら、場を盛り上げているんだものね。
そして今回の観劇で、彼の姿をついにモブの中に発見してしまった。
さすがにあれだけのメイクを落す訳にはいかないのか、帽子とサングラスで顔を隠しながらピンポンをキャッチしていた(笑)
でも真っ赤なルージュでピンポンにキスする姿は、どう見ても浮いてるってば
さて。
あれだけの美しさを披露しまくったSteveくん。タダで済む訳がない。
終演後のステージドアには彼目当ての可愛い子ちゃんが鈴なりになっている。
しかし彼はそこから出てくることはほとんど無いのであった。
貴重な目撃談によると、とにかく彼は「シャイ」とのこと。
ちなみにPRISCILLA上演当時は、いつも7番街に面した客席のドアから出てきていたらしい。
クローズしてしまった今となっては役に立たない情報で申し訳ないけれど…。
(それでもまぁ、ファンを避けて帰る俳優さんには声を掛けられないけどね)
そんなで必ずステージドアから出てくる主役三人組よりレア度が高いSteveくん。
素顔もそんな感じで寡黙なのかと思ったらそうでもなかった。
Nickくんのビデオブログ「Muscles & Mascara Episode 7」をご覧いただきたい。
インタビューに応じるSteveくん。
何はさておき、しゃべる、しゃべる!!
あの番組は時間枠が無さそうな大らかなものだったからいいけど、TVのインタビューだったら間違いなく大幅カットされそうな程(笑)
彼はやっぱりShow Peopleなんだね。お人形さんみたいに綺麗なだけでなくて、ちゃんと自己顕示欲があって安心したよ。
これを書いている9月現在、彼の新しい仕事についての情報はまだ入ってこない。
でも一度いい役に恵まれたらブレイクするのは間違いなし。
繊細な青年役というのもいいし、女形ももう一度観てみたい!
華があるし、やっぱり主役クラスがふさわしいよね。
Nickくんと同様、彼の今後の活躍を祈るメガヒヨなのであった。