明日、12月22日は一年中で最も昼が短く、夜が一番長くなる冬至です。
冬至に柚子湯に入ると一年中風邪を引かないという言い伝えがあります。
なぜ冬至に柚子湯なのかというと「冬至」に「湯治(とうじ)」がかけられており
また、「柚子(ゆず)」だけに「融通(ゆうずう)が利くように」という願いが込められていると言われています。
もちろん、柚子がこの時期に旬を迎えることにもよります。
柚子の精油成分には、みかんの皮と同じく血行を促進させる働きがあり、風呂に入れると体を芯から温めます。
新陳代謝も活発になるので、疲れや痛みもとれ冷え性にも効果があります。
柚子湯は日ごとに厳しくなっていく寒さに備えるための冬の風呂です。
日本のお風呂の歴史は、六世紀に仏教の伝来とともに中国から伝わってきたといわれています。
仏教で、お風呂に入ることは「七病を除き、七福が得られる」と説かれていたことから
お風呂に入ることは健康に良いとされていました、
以来、寺院では体を洗い清めるという大切な行の一つとして浴堂が備えられるようになり
浴堂のない庶民にも入浴を施したことからお風呂に入るという習慣が始まったとされています。
明日はゆったりと柚子湯に浸かって、寒さで縮こまった体を癒してあげてください。
合掌