ほうげじゃくという禅の言葉があります。
「何もかも捨てたときに悟りが得られる」というような意味です。
黒い雨傘をさしたまま、夜空が見たいと思ってその傘にツンツン針で穴を開けて
努力しているのが悟りを求めている私たちの姿です。
そんなことをしなくても、傘を捨てればいいだけのことなのに、それに気が付かないのです。
傘を持つということにこだわるから、こういうことになるのですね。
いやなこと、めんどくさいこと、もろもろなことを放してしまいましょう。
人間、努力はすべきだけど、無理はしちゃだめです。
長い人生のうちには、そういう時期があってもいいと思います。
疲れたときは休みましょう。