六煩悩が激しくなるとついに人は六道に迷い込む、
一番は地獄道やな。
他人を裁いて、責めずにいられない、
いじめやな。必ず自分にキッチリ返ってくるで。
二番目は餓鬼道やな。
もっと欲しい、もっと欲しいと際限なく飢えている。
人間ほどほどにせんとな。
三番目は畜生道やな。
弱肉強食と言って他人に迷惑をかけても平気で、
反省もないこんな人間、近頃多いな。
因果報応の掟は生きてるで。
四番目は修羅道やな。
他人に負けまいと一生懸命に争いに明け暮れて、
尽きる事が無い。あげくの果てに人殺し破滅やで。
五番目は人道やな。
四苦八苦の苦しみと悲しみの世界であるが、
密厳浄土の教えで救われる。
自分を自分で救う方法や。
六番目は天道やな。
有頂天になっている自己中心となる世界や、
ここが、人として一番慎まな、あかん世界やで。
こころを尽くすことに専念してや。
(ほうけんさんの人道の法話より)