3年前に「アルバイト先でイジメを受けています」というご相談を受けました。
よく話をお聞きしますと、
初めてアルバイトをし、女性の方からイジメ受けるという内容でした。
お不動様にお伺いいたしますと、
「この者は、仕事ができないので、指導受けているだけであり、イジメではない。」
とのお言葉でした。
しかし、注意をされている本人は、イジメを受けていると解釈です。
接客の仕事は、その店の売上に直接影響してきますので、
厳しい言い方だったかもしれませんね。
仕事とは、厳しいものです。
その対価にたいしての、お金をいただているのですから。
無料でのお手伝いとは違います。
また、よくある失敗ですが、
自分の判断で仕事をしないことです。
気を利かせたつもりでやった仕事が、
逆に怒られたという経験はどなたにもあると思います。
「前はこうだったから、今回もこれでいいだろう」といのは、誤った判断です。
大事なことは、相手がどうして欲しいかということです。
これは、夫婦間でも同じことですね。
こういう問題は、日夜茶飯事起って居ます。
物事を自分の主観で物を見たり、考えを他に押し付けたりしない事です。
お釈迦さまは、周りの人々や弟子たちに、
ご自分の考えをよくお聞きになったそうです。
「わたしは、こう思うのだが、君の考えはどうか?」
中道の教えですね。
南無大師遍照金剛