貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

1. 深 川

2017-01-29 09:23:37 | 日記
1. 深 川
新居となった深川、3年余住んだ。

 そして、肺ガンで亡くなった親友が赤札堂の近く

のマンションに引っ越してきた。懐かしい限り!

 森川の義兄は、生粋の深川生まれで、日本三大祭

の深川の祭も楽しんだ。

 新居のマンションは、築地魚人の故田崎さんが

是非にと借りてくれた幼なじみの経営する新築

マンションであった。深川2-2-1。前は深川不

動尊、

その隣は、横綱の土俵入りを奉納する富岡八幡宮。

 そして、門前仲町駅傍の赤札堂というお店、

魚のおいしい江戸情緒の豊かな街であった。

「片雲の風にさそわれて、漂泊の思いやまず、

海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘蛛の

古巣をはらいて、やゝ年も暮、春立てる霞の空に、

白川の聞こえんと、そゞろ神の物につきて 

心をくるわせ、道祖神のまねきにあいて取るもの

手につかず、・・・・

 住める方は人に譲り、杉風が別所に移るに、

  草の戸も 住み替わる代ぞ ひなの家 

 表八句を庵の柱に懸け置く。」

芭蕉記念館



芭蕉記念館傍隅田川:深川