貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

城春にして草青み

2018-07-27 08:22:42 | 日記

城春にして草青み

平成30年7月27日(金)

 今の室温は25度。

半袖・半ズボンではちと涼し?

 義経堂の分かれ道。

芭蕉句碑に誘われる。

 北上川を見下ろす風景は見事!   

 東を望むと、北上川の向こうに

秀峯・束稲山が見える。

 この山は、かつて安倍頼時の時代に、

桜の木を一万本植えたといわれる桜の

名所。 

 黄金文化華やかし藤原三代の頃は、

さぞや見事な花が山々や川面を彩った

ことだろう。 

『奥の細道』<平泉>の項では、

「三代の栄耀(えよう)一睡の中(うち)に

して、大門の跡は一里こなたに有。

 秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ

形を残す。

 先(まづ)高館にのぼれば、北上川

南部より流るゝ大河也。(中略)

『国破れて山河あり、城春にして

草青みたり』と笠打敷て時のうつる

まで泪を落し待りぬ。」

と記し、あの句を残す。

芭蕉の句碑と説明

芭蕉句碑 「奥の細道300年』記念碑だ。

「夏草や 兵どもが 夢の跡」

書字も見事!

つづく。