木因の俳句道標
平成31年4月3日(水)
『ぼくの細道 芭蕉の古径』の
初校が昨日やっと完了。
全て確認し、校正分をまとめ、
データを整備。
今朝、印刷所に届ける。
ちょっとほっとした朝。
さあ、大垣へ。
蛤塚は、「奥の細道」の旅を
無事終え、大垣で詠んだ句、
「蛤の ふたみに別
行秋ぞ」
は、千住で、矢立の句として詠んだ、
「行春や 鳥啼き魚の
目ハ泪」
と呼応。
長旅の疲れを、大垣で木因らと
俳諧に興じ、癒やすことになる。
木因の俳句道標は、手前にあり。
「南いせ くわなへ十里ざ
いがうみち」
と詠む。
同じものが、結びの地記念館にも
あったなあ。
彫りも深く、凄くよい。
伊勢まで船旅もいいなあ!
芭蕉句碑を挟むように、
木因白桜塚がある。
「惜むひげ 剃りたり窓に
夏木立」
白桜下 木因
と刻印されている。