貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

花月橋を過ぎて・・・

2019-04-12 08:47:44 | 日記

花月橋を過ぎて・・・

平成31年4月12日(金)

 今朝も寒し!

 すぐ大垣へ。

 花月橋を過ぎると、すぐに

新潟県出雲崎での芭蕉句碑が

ある。

芭蕉の句は、

「荒海や 佐渡によこたふ 

        天河」

 そして、珍橋「武者溜橋」の傍に、

山形県酒田市での芭蕉の句あり。

「暑き日を 海に入レたる 

       最上川」

 最上川河口、袖の浦の寺島安種亭

での句。

 西の方、最上川の河口の彼方に、

赤い大きな太陽が沈んでいく。

 今日の暑い一日を、川が海に流し

込んでくれて、涼しい夕方がやって

きたの意。

 続いて、龍の口橋の傍に、山形県

鶴岡市の芭蕉句を見つける。

「有難や 雪をかほらす 

      南谷」

 羽黒山別当の住坊、若王寺宝前院。

 3月南谷にはもう雪はないが、

雪をいただく月山が・・・。

 遙かに雪の山が望まれ、谷には

薫風が吹き渡って、有難いお山で

あるよとの意。