令和5年11月10日(金)
桑名市: 本統寺(桑名別院)
桑名別院は正式名称を
桑名別院は正式名称を
真宗大谷派桑名別院本統寺といい、
地域の方々からは
「桑名のご坊さん」
と呼ばれ親しまれる。
<緑豊かな山門>
桑名の地は
三重県の北部に位置。
古来より伊勢・尾張・美濃の
交通の要衝として栄える。
<本統寺由緒>
慶長元年(1596)、
本願寺第12代教如(きようによ)上人
によって、宗祖親鸞聖人の教えを
共に聴聞。
三重の門徒衆の大切な儀式・
聞法の中心道場として開創された
のが当別院の始まり。
<本殿>
本統寺は、
徳川家茂や明治天皇が宿泊した
由緒あるお寺である。
境内には、
境内には、
俳聖松尾芭蕉が
貞享元年(1684)野ざらし紀行の
初旅の折、
この地、この寺で詠んだ句碑がある。
「冬牡丹
「冬牡丹
千鳥よ雪の
ほととぎす」
はせを
冬牡丹句碑である。
<芭蕉冬牡丹句碑>
当院第3代慧(え)浄(じよう)院(いん)
琢(たく)慧(え)上人は詩歌に
造詣が深く、時の桑名藩主松平定重
との交流も篤い。
その縁で芭蕉とも親交あり。
千鳥を聞きながら、雪中に牡丹とは、
なかなか見られない光景であるよ。
今の今まで、
牡丹とくればほととぎす、
と思っていたのに
の意。