貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

遊行雑記?

2018-10-16 08:53:49 | 日記

遊行雑記?

平成30年10月16日(火)

 のど風邪のため、再度山陰への

旅を断念。

 22日には,近江の方へ行かねば

ならないので、かかりつけのお医者

さんに診て貰い,薬をいただく。

 のど風邪は長引くので、せっせと

うがいしている。

 3年ぶりの風邪症状。

 寝る・眠るの繰返しで,一日終了!

 これも風邪遊行かな?

 今朝も日和田公園の文学散歩と

しゃれ込む。

これは、芭蕉の酒田での句会での句碑。

 説明板によると、

「あふみや玉志亭にして納涼の佳興に

瓜をもてなして発句をこふて曰、 

句なきものは喰事あたはしと戯

れけれは

「初真桑 四にや断ん 輪に切ん」  

           はせを 」

という。

 美味しそうおもてなしの瓜をネタにして、

発句を芭蕉がつくる。

 俳諧もちょっとした賭け事で意欲を

かき立てる遊びとなる。

 連句なき者は食にありつけぬとゲーム化。

 続く曾良はソ良。

「初瓜や かふり廻しを おもひ出つ」

 不玉が、

 

「三人の 中に翁や 初真桑」 。

 玉志良は、

「興にめてゝ こゝろもとなし 瓜の味」

と続く。

 興奮して歌を作り、瓜の味どころではない

と鋭し。

 「元禄二年晩夏末」と記され、

それが石碑に刻まれている。

 芭蕉が酒田在住の元禄2年(1689年)

6月23日、市内のあふみやに招かれて

、即興の発句会を催した時の作で、

芭蕉が懐紙に残しており、

本間美術館に保存されているという。

 私の映し絵碑となる。

 後程、本間美術館へも出向くことにする。

 秋沢猛さんの句は、

「やはらかく 蝙蝠あげぬ 港町」

 幸田露伴の碑は、「遊行雑記」

という紀行文の一部。

 幸田露伴の『遊行雑記』は読んでない

ので、今後の遊行読書の楽しみとする。


瓜でのおもてなし

2018-10-15 09:57:57 | 日記

瓜でのおもてなし

平成30年10月15日(月)

 日和山公園文学散歩Ⅱの時間!

 

 詠み人知らずまで含めて29名との出会い。

 日本都市公園の100選にも

入っている公園。

 常世田長翠さんの、

「人の柳 うらやましくもなりにけり」

 その説明板

 

東宮殿下の
歌碑も堂々としている。

 うたは、

「広き野を流れけれども最上川

  海に入るまで濁らざりけり」

 今ひとつの芭蕉の句碑もあり。

説明板には、
「あふみや玉志亭にして納涼の佳興に

瓜をもてなして、発句をこふて曰、 

句なきものは喰事あたはしと戯れ

けれは

「初真桑 四にや断ん 輪に切ん」  

             はせを

「初瓜や かふり廻しを おもひ出つ」 

             ソ良


いつのまにか・・・

2018-10-14 08:43:46 | 日記

いつのまにか・・・

平成30年10月14日(日)

「いつのまにか 年をとって

 いつのまにか 親父に似てきた僕

 いつのまにか 年をとって

 いつのまにか 僕に似てきた息子

※不思議なもの いつのまに

 なんとなく なんとなく

       苦笑い

 

 いつのまにか 年をとって

 いつのまにか 母親に似てきたあなた 

 いつのまにか 年をとって

 いつのまにか 僕たち似たもの夫婦

※ 繰返し 

 いつのまにか 世の中が

 いつのまにか 幸せに

 なってゆけば いいのだけれど

 これだけは なんとなくは いかないもの

 

 いつのまにか 年をとって

 いつのまにか やりたかったことができず

 いつのまにか 年をとって

 いつんまにか じゃま者扱いさ

※ 繰返し               」

 これも永六輔さんの歌。

 道理も自然もわかっている。

 昨夜からちょっとのどがいがらっぽい!

 久し振りの風邪みたい?

 水の美味しい道の駅「鳥海山」を

紹介するだけで・・・・お休み!

 


歌を語り合う御堂

2018-10-13 09:53:58 | 日記

歌を語り合う御堂

 平成30年10月13日(土)

 数日前、歌手になった永さんこと、

永六輔さんの歌を聴いて、その詩

にも震撼!

 早速CD「六輔 その世界」を

購入。

 やはり、詩と語りにはまった。

「一人だけの時には 

    僕だって歌うさ 

 一人だけの時なら 

    俺だって叫ぶさ

 みんなみんな あなたの好きな

 お前の好きな 歌を歌うのさ

 一人だけの時には 

    僕だって泣くのさ 

 一人だけの時なら 

    俺だって泣くのさ

 いつもいつも 笑っている分だけ

 笑顔の分だけ 涙を流すのさ

 一人だけの時には 

    僕だって歌うさ 

 一人だけの時なら 

    俺だって叫ぶさ

 なぜかなぜか 村田英雄や

 水原弘の歌をうたうのさ」

 何となく心にしみてくる。

  さて、今朝は一夜歌論を論じ合っ

たという語歌堂へ。

 秩父第5番目の札所だ。

 田園の平地にちょっと誇りっぽく

建っている。

愛嬌のある、阿吽像。

 語歌堂の開基の、「本間孫八」という

物持ちの趣味人だったそう。

 ある日、旅の僧が訪れ、和歌の道に

通じる孫八と一晩歌論を論じ合ったと。

 ところが、僧は暁とともに姿を消し、

僧が観音の化身であることがわかる。

 以来、歌を語る御堂として、

「語歌堂」と呼ぶようになったという。

 蕉道の身、丁重に参拝!

 語歌堂の納経所は、長興寺。

 ガマズミが赤い実をいっぱいつけている。

御朱印も戴く。

 武甲山は眼前に広がって!

 自分で、自分の歌をつくって、

自分で歌っていくことも、

これまた楽し!!!

 

文学散歩を楽しむ公園

2018-10-12 08:46:40 | 日記

文学散歩を楽しむ公園

平成30年10月12日(金)

 秋風よ、急いで吹かなくて

いいよ。

 秋雨よ、そんなに冷たく

ならなくいいよ。

 そんな秋の深まりへの道を

歩いた朝の散歩。

 今朝は、酒田市へ。

 前回の駐車場より上に上がり、

公園の正面入口の駐車場に停める。

 芭蕉を始め詠み人知らずまで

29名の文学散歩も楽しめる

公園。

 スケールも違う。 

 早速、句碑。

 伊佐湖南さんの句だ。

 句は、

「夏山の かげひたしけり 最上川」

 伊佐湖南さんは、酒田山龍厳寺住職。

 伊佐及円 湖南は俳号で長翠の流れを

汲む春秋庵系統の宋匠だそうな。

 最上川の情景が手にとるよう。

 ちょうど一学期も終了間近。

 近くの小学校6年生の社会科見学に

出くわした。

 子どもたちの弾んだ会話やグループ

の様子が伺え、一興を添えてくれた。

 次は、酒田市の功労者の像。

米穀商の荒木彦助さん。

 これが、キャラ玉。

公園に入ると、すぐ立派な黒松を

周囲に、芭蕉の立像と句碑があった。

 芭蕉翁立像。

違う角度からも

芭蕉の句は、

「暑き日を 海に入れたり 最上川」

 その説明板。

もう一つ芭蕉句碑がある。

芭蕉の句は、

温海山や 吹浦かけ ゆふ涼

 雄大な景色の中で温海山が

夕涼みをしているという意。

 子どもたちの数名が挨拶して

通り過ぎる。

 とりあえず、子どもたちの学習の

妨げだけは避け、

文学道を閑かに散策する。