貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

否? 行歩もかなわず

2019-01-10 08:18:36 | 日記

否? 行歩もかなわず

平成31年1月10日(木)

 降雨なし連続16日間の記録?

 昨日の少量の小粒の霰は?

 今朝で、金沢最終。

 本 龍 寺 参拝!  

 

    

 山門前に、「蓮如上人御廟所」

と刻まれた石碑あり。

 また、境内には、江戸後期の豪商

銭屋五兵衛の墓がある。

 銭屋五兵衛は、加賀の人で、主に日本海

側や大阪などとの間での海運、問屋、

両替商などを手がけ巨富を築く。

 晩年、河北潟埋立工事を行なって

漁民の怨みをかい、罪を得て

獄中で病死(1773-1852)。

 7月23日(陽暦9月6日)、

芭蕉は金沢の俳人雲口を主とした

人々に誘われて、宮の腰(金石)

を訪れた。

 金石で詠んだ句が、

「小鯛さす 柳涼しや 海士がつま」 。

 昭和24年、本龍寺の境内に、

蔵月明翁によってこの句碑が建てられた。

芭蕉句碑

 他、地元俳人の句碑が二基整備され、

残されている。

 お一方は、本龍寺の住職さん。

 掲示板には、住職のことばが。

 そして、「年寄れば行歩も叶わず」

 その通りでもあり、そうでもなし。

いろんな思いを、いろんな視点で楽しんだ。

  この先小松市へと、

ちょっと急ぐことに・・・・・。


碑裏のおもてなし

2019-01-09 08:54:25 | 日記

碑裏のおもてなし

平成31年1月9日(水)

 昨日のTV。

「外国語堪能な外人

タクシー運転手」の話題。

 スリランカの方(?)だったか、

東京オリンピックや日本観光に来た

外国の方に、東京のいろんな情報を

話し、良きガイドのできるタクシー

運転手を目指し・・・。

 日本語も勉強し、はや堪能。

 休みの日は、工事中のオリンピック

開催場の近辺を自分の足で周り、

情報を自分の物にし、おもてなしの

あるタクシーにと、日々の努力!

 ほんとにこの人のタクシーに乗った

ら、いっぺんに東京が好きになりそう・・・。

 研究心や行動力の速さ、凄さ、

そして温かな人柄に魅入られる。

 碑の見て、こんなおもてなしも

できるんだという、金沢の長久寺へ

タイムスリップ。

 長久寺は曹洞宗のお寺で、

慶長13年(1608)白山に建立。

 高畠石見守定吉の後室長久院の

ために栖覚寺を郊外にある大豆田

高畠氏の下邸に建て、長久寺と改

めた。

その後二回移転。

 延宝4年(1676)に野田寺町覚源寺

の遺祉である現在地に移り、長久寺建立。


 

 芭蕉句碑は昭和63年(1988)建立。

 句は、

「秋涼し 手毎にむけや 瓜茄子」 。

 句碑の裏に、「おくの細道300年記念」

と銘記されている。

 子どもたちにもよくわかるように記

されている。

 これが真のおもてなし。

 


楽しみは無尽蔵!

2019-01-08 08:45:00 | 日記

楽しみは無尽蔵!

平成31年1月8日(火)

「人の世を楽しむことに

 我が力少し足らずと

 嘆かるるかな」

 与謝野晶子の辭。

 そして、当時103歳だった篠田桃紅さん。

「人生の楽しみは無尽蔵にある。」

と。

 その時々に自分の感性で楽しみを見つけ、

自分のやりたいことを追究していく。

 こんな贅沢で素晴らしいことはない。

 私もそう思う。

 さあ、やっと犀星の道探索。

 犀川河畔に到着。

 犀川大橋と一つ上流の桜橋との間には、

「犀星のみち」と名付けられた並木道

が整備されている。

 室生犀星は、大正期から昭和30年

代にわたって多くの文学作品を世に

送り出した金沢の三文豪の一人だ。

 右岸の沿道にも左岸の沿道にも

「犀星のみち」のプレートが掲げら

れているが、犀川大橋の上から見て

左側の、市の中心部に近い沿道

の方がよく知られている。

 土手の上の道に芭蕉句碑がある。

 これも、探索に探索。

 通りがかりの自転車で急ぐ主婦

に尋ね、辿りつく。

 片町から犀川大橋を渡りすぐ

左折し、犀川沿いにある句碑。

 この句碑は犀川大橋のたもと

から移設された。

 昭和33年(1958)建立。

 芭蕉の句は、

「あかあかと 

    日はつれなくも 

       秋の風」

 小松砂丘の筆による句碑は3つ

あり。    

 1つは兼六園の山崎山の上り口、

 2つ目は成学寺の境内、

 3つ目がこの碑である。

 この句は、夕日が赤々と照り

残暑が厳しいのだが、吹く風は

秋の気配を感じさせるといった意。

 今回はこの三つ皆、

自分の眼で楽しんだ。


地元の人でも・・・?

2019-01-07 08:50:40 | 日記

地元の人でも・・・?

平成31年1月7日(月)

 成 学 寺(じょうがくじ)を探し回る。

 随分の時を費やし探索。

 とうとう竹筆店の女主人に尋ねる

ことになる。

 寺町台の案内と地図を広げ、道案内を

してくださる。

 やっと参拝。

 65の社寺が集合しているので、

地元の人もわからないという。

 こういう寺町もほんと珍しい!

 成学寺。

 箱庭のような都心の寺のような造り。

 本堂は創建当初のままの切妻・平入・

桟瓦葺・向拝付きで、書院造り的な

江戸初期の建築様式が見られる

貴重な建物。

 境内には俳人・堀麦水らが建立した

「あかあかと 日はつれなくも
           秋の風」 

という芭蕉の句が刻まれた「蕉翁墳」

がある。

芭蕉句碑!

他に、二人の俳人の句碑も「蕉翁墳」

の近くにあった。

 

 

 

 


六斗の廣見?

2019-01-06 09:01:55 | 日記

六斗の廣見?

平成31年1月6日(日)

 今朝も金沢市の寺町。

 菅原神社と六斗の廣見 、参拝・拝見 

 先ず、菅原神社参拝。

 ここは、菅原道真と織田信長を

祀っている。

 日本で一番早く織田信長を祀った

そうだ。

参道をのんびり!

阿吽の狛犬だ。

 社殿参拝!

中学生のグループ学習の日と出くわす。

 制服を着用し、言葉遣いも丁寧で、

挨拶も自然。

 寺町台は金沢の重要な雰囲気を醸成

している。

 そして、六斗の廣見に。


 

 「六斗の廣見」は、藩政時代、 

大火としないための街づくりの一つで、

広い道幅の所を造っている。

 他にも数カ所あるようだ。

 地名は加賀国住人林六郎光明の郎等

六動太郎光景に由来し、ここから六動林、

六斗林、六斗になったといわれている。

 現在、重要伝統的建造物群保存地区に

選定されている。