雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ありありと覚えている。

2018-03-11 16:02:04 | …and so on
7年前の3月11日は金曜日でした。
あと3時間ぐらいで仕事が終わるし、明日から休みだとか思いつつ、2台のPCを操っていたころだと思います。
突然、ドーンという縦揺れがして、しばらく横揺れが止まらなかった記憶があります。
ワタクシはその当時、東中野にある事業所に勤務しており、年度末に向けた決算作業が始まりかけていました。
停電こそなかったものの、しばらくは何が起きたのかよく分からないまま、ネットのYahooニュースを見ていました。

首都圏は震度5弱の揺れだったと思います。
交通機関がほぼすべて麻痺してしまい、帰ろうとする人は歩いて自宅に向かい始めました。
JRが早々とその日の運転中止を決めたので、帰る人は徒歩で、帰れない人はオフィスに泊まるということになりました。
自分のケータイに、実家や友人からの安否確認メールが届き始めたのは19:00頃だったのを覚えています。
管理職から事業所と本社との連絡係を仰せつかり、西武線が動き始めるまでは電話番をしておりました。

ワタクシは大江戸線や西武線はその日のうちに動くだろうと、何の根拠もなかったけれど確信していました。
大江戸線は比較的早く動き始め、西武線が運行を再開したのが21:00過ぎだったと思います。
オフィスを出て、日付が変わる前に自宅アパートにたどり着けたのは、本当に幸運でした。

昨日の記憶も定かではないのに、あの日のことは今でもありありと覚えています。
2万人以上の方が亡くなり、あるいは行方不明になられた大震災。
今も自宅に戻れず、各地で避難生活が続く方もたくさんいらっしゃいます。
忘れられない、忘れてはいけない1日です。